義母と僕とリハビリ介護日記

脳出血の後遺症で要介護4、一級障害者になった一人暮らしの義理の母マミー、娘夫婦と同居して厳しいリハビリを続けるか? 
それとものんびり施設入所をするのか?選んだ答えは「厳しいリハビリお願いします!」その日から涙を流してリハビリを頑張る
義母と僕の成長日記です。


テーマ:
自暴自棄の表れ?リハビリ拒否を改めて考える-かっちん夫婦とマミーの日々<20>

脳出血の後遺症から、毎日リハビリできるようにと僕達夫婦と同居を始めた義母“マミー”だったが、リハビリ拒否は日に日にエスカレート。ついには娘のかっちんを蹴っとばしてしまった。施設に行ってもらうと脅し文句を言ってみてもまったく動じず、悪態までつくマミーだった。

[思い通りに行かず自暴自棄に]
義母マミーのあまりに徹底したリハビリ拒否ぶりに、思わず「施設に行って
もらう」と脅し文句を口にしてしまった僕だった。けれど、マミーも負けては
いない。

「鬼の首取った気になるなよ、えっ、旦那!」

研ぎ澄まされた悪態で、僕の方が逆に脅されるはめになってしまった。

しかしこの日のこの事件をピークに、マミーの気持ちは少しずつ落ちついて
いったようだった。股関節が痛いとかお腹が痛いと、しつこく言わなくなっ
ていった。

今から思うとマミーは自暴自棄のような状態になっていたのかもしれない。
脳出血を起こした当初はおそらく分からなかった色々な事が、だんだんと分
かるようになってきたのだ。

どんなにリハビリを頑張っても、なかなか自力では歩けるようにならない。

目に見えるような進歩もない。

口も回るようになってきたことも手伝って、自由に動けなくなってしまった
ストレスを誰かに思いっきりぶつけて発散したかったのかもしれない。

[蹴っとばされても、ありのままを受け入れていたかっちん]
当時の事を思いかえして、前にかっちんが僕にこんな事を聞いてきた。

「あんた、私がさよちゃん(マミー)に蹴られた時、さよちゃんを施設に入れ
ようって言ったけど、あの時は本気で施設に入れる気やったんか?」

「ううん」

「うそこけ、あんた半泣きになってたやんか! 目、真っ赤にして! 声
かって震えてたで?」

ケラケラ笑うかっちん。笑いながらまた言った。

「あの時、ホンマはさよちゃんを施設に入れたかったんやろ?」

「ううん」

「ホンマか? あんなに悪いさよちゃんやったのに?」

そう、確かにマミーは悪かった。極悪だった。
まさか、元気な頃はあれ程可愛いがっていたかっちんに暴力振るうなんて、
本当にビックリした。

だから僕はかっちんがマミーに蹴飛ばされて泣いている姿を見て、これは
本当にマズイと思ったのだ。ここは一発、極悪マミーを懲らしめなきゃと
真剣に思い、ガラにもなく「施設に行ってもらう!」と厳しく言ったのだ。

しかし僕は、当時のことを反省している。

本当に、ものすご~く反省している。

マミーを懲らしめる為とはいえ、あんな事を言ってしまって一番傷ついた
のは、当のマミーではなくかっちんだったのだから・・・。

昔は頑張り屋で、泣き言ひとつ言わなかったマミー。70代になっても、40代
のかっちんよりもはるかに運動能力が高くイキイキしていたマミー。

いつも人の為に愚痴ひとつ言わず頑張るマミーはかっちんの自慢の母親
だった。

脳出血をやってからは泣き言しか言わなくなってしまったとはいえ、娘の
かっちんにとっては、世界でたった一人の大切なお母さんなのだ。

かっちんは早い段階で、ありのままのマミーの事を受け入れていたようだ
った。

[当時の反省から見えてきたこと]
在宅介護を始めてみて、僕が思ったこと。それは相手の全てを受け入れると
いうこと。

口で言うのは簡単、だけどこれが実に難しいのだ。

昔は威厳があった人が、他人に対して思いやり溢れていた人が、どんどん
変わっていってしまう。

汚い言葉を吐いて自己中心的になり、問題行動ばかり起こしてしまう。

これがあの人か?と、ついつい過去のその人と現在のその人とを比べて
しまう。

でも、比べてみたって仕方がないのだ。

以前のマミーだったら、こっちが何も言わなくても自分からもっとリハビリし
たいって言ってくれると思っていたし、実際もっとやるものだと思っていた。

なので、反抗期のあの頃のマミーには、正直うんざりしていた。

結局のところ当時の僕は、脳出血をやって変わってしまったマミーのことを、
全て受け入れられてはいなかったということなのだろうな。

[信じる心があるから頑張れる]
ちなみに6年経った今では・・・

相変わらずリハビリをサボろう、サボろうとするマミーにそこまでうんざり
する事もなくなった。ため息は出ても仕方ないな~って思えるようになった。

僕もあれから成長して、ありのままのマミーを受け入れられるようになって
きたのかもしれない。

または、ただの慣れかもしれない。笑

でも、まだまだこのマミーだったらリハビリを頑張ってやってくれるって僕
は信じているのだ。

だって、介護をする上で現実を受け入れることは大事なことだけど、信じる心
を持つことも絶対に大事なことだと思うから。

絶対にマミーはやれる! まだまだやれる !

信じる心を持って、今日も僕たち家族はリハビリを頑張ってます。  

(つづく)

この話はいつも優等生な僕だけど、介護始めた頃にはこういう事もあったんだ
よって事で、以前ここの介護ブログに書かせて頂いた記事をもう少し深く掘り
下げて書かせて頂いたものです。

なので、介護ブログ時代から応援して下さっていた方々には聞き覚えがある
記事だったと思います。

「義母と僕とリハビリ介護日記」では介護しててもクスッと笑えるような楽し
い事もあるんですよって記事を書くように務めてたんですが、この「たすケア」
さんで書いていた「かっちん夫婦とマミーの日々」ではこういう「在宅介護の
厳しさ」にスポットを当てて書いてました。

それは、やはり在宅での介護ってなかなか大変な事もあるという事をこれから
在宅介護される方には心構えとして、ぜひ知っててもらわないといけないと思
ったし、在宅介護をするという事は、人の命を預かるという事なのだという事
を常に心に留めておいてもらわなければならないと思ったからです。

僕の書いてた「義母と僕とリハビリ介護日記」だけ見てたら、ホント介護生活
も何だか楽しそう~と思われてた方がわりといたみたいなので・・・(そう思
って安易に在宅介護なんて始めたらホント大変な事になりますよ~笑)

だけどね、過酷だといわれる介護にだって探せは楽しい事はあるんですよ。

そういうのを僕の書いている文章でみなさんにも感じて頂けたら嬉しいです。


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