春うまれのアキ

クラシック音楽と読書について


テーマ:

yamaotoko さんのブログに触発されて、私もバッハのドッペル・コンチェルトについて書こうと思います。


といっても準備不足もあり、きょうは2つのヴァイオリンの為の協奏曲 ニ短調 BWV1043、これ一点についてだけ、日ごろの愛聴盤を紹介します。



春うまれのアキ


オットー・ビュヒナー、クルト・グントナー Vn


カール・リヒター / ミュンヘン・バッハ管弦楽団


1963年2月 録音


このCDでは、管弦楽組曲第2番のあとに収録されていますが、余白の穴埋めという感じはありません。リヒターの統率する厳格な 「ロ短調管弦楽組曲」 が、お終いの軽快なバティネリーに意表をつかれ、気持ちの綻んだところへ、ふたたび弦の合奏が始まります。


楷書体のバッハです。私も粛然と向きあい、旋律の綾を聴きます。ヴァイオリンという楽器を習った経験のある人なら、ニ短調という調性に、なるほどという感じを受けることでしょう。フラット♭ ひとつというのは、弾きやすさもありますが、きまじめさを含んでいて、高い山や、人けのない湖の寂しい朝のひとときを連想させます。そういえば、シベリウスのヴァイオリン協奏曲も、同じニ短調でした。


第1ヴァイオリンのオットー・ビュヒナー氏は、クルト・レーデルやカール・リステンパルトとも共演しています。

クルト・レーデルがフルートを吹いているモーツァルトの 「フルート四重奏曲集」 は比較的よく知られた録音なので、どこかで耳にされているでしょう。



春うまれのアキ


聴き終えたあと、私はこの文庫本に、ちらちら眼を通しました。まだほんの数編を読んだだけなので、まとまった感想は言えませんが、一つだけ意外な発見がありました。


芥川龍之介って、ただ書斎に坐っているだけの人かと思っていましたが、「槍ケ嶽紀行」 という紀行文を書いているのですね。そんなに脚力があるようには思えない (本人もそれは認めている) 脚で、ハアハア息をしながら、徳本 (とくごう) の峠を、案内の男とともに越えてゆく。梓川の流を徒渉し、嘉門治の山小屋に泊り、翌日は、赤沢へと案内される。

日本アルプスに生息するカモシカを 「青猪(あおじし)」 と呼ぶのは、私もこの紀行文で知りました。地元の言葉は、確かに、そこへ行かなければ聞けないものでしょう。音楽もそういうものでしょうか。

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

アキさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。