慈雨/柚月裕子

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一気読みです。上手く言えないけれど

背筋がしゃんと伸びるような、

一本筋が通った人達の物語。

その時、その時の状況や立場で正義が変わるのは

良くないんだと思う。それは机上の空論だけど。

 

過去の過ちを心に抱き続け、

ひたすら人としての道をきちんと歩み続けた神場、

彼に寄り添った香代子に頭が下がります。

そして幸知の可愛らしいこと。

香代子を見続けた結果なのでしょう。

 

冤罪は無くなるべき物。

だけど、正しく、その時歩くべき道を、

きちんと歩いてきた人達を知れば責める気にはなれない。

主要登場人物全員が人としての魅力に溢れた作品でした。

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あなたのための誘拐/知念実希人

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何という後味の悪さか…。

私にしては珍しく、癌や不倫を打ち明けさせた時点で

犯人の目星が付き、そして正解だった。

オマエやろ!と思いながら読んだせいか、

後半の誘拐のシーンは白々しくて困った…笑 

 

楓がひたすら気の毒で。

どんな育て方したらそうなるんだ?と思うほど。

正直言えば主人公にそこまで魅力を感じないので…

なので犯人の気持ちもさっぱり理解できなかった。

 

そんな理由で人を殺すのか…

どの被害者も哀れでならない。

私としては知念さん、二作続けて

「ありー?」な感じでした。

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屋上のテロリスト/知念実希人

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うーん、何だか全てがリアリティ無さ過ぎて

終始若干白けた気分。

壮大な作り話は好きなんだけど、

どうしてこれがイマイチなのかは自分でも謎。

今の政治のウダウダを見ていると

こういう人出てきてくれなかしら、

と思わないでもないけれど、

ぶっ飛びすぎていて、セリフの一つ一つも

感情移入が出来なかった。

 

死にたがりとか、ちょっと私はいらない。

 

東西分断って、私は数十年後の日本だと

思う時がある。賢い政治家を選びたい。

今の日本では無理だけど。

二階堂と曽根の会話だけは軽妙な所もあり好きでした。

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