昨年5月に東京都内で発生した2件の強盗事件を指示したとして強盗致傷罪などに問われた無職、久保松幸被告(56)の裁判員裁判の判決公判が14日、東京地裁で開かれた。大善文男裁判長は懲役9年(求刑懲役12年)を言い渡した。

 久保被告は「犯行を指示したことはない」と無罪を主張。3月の裁判員裁判で「久保被告に利用され従属的に犯行に関与した」と認定され有罪が確定、服役中の実行犯の男が証人として出廷し、「久保被告とは相談していない。私の単独犯」などと証言していた。

 大善裁判長は、久保被告の指示を認めた実行犯の捜査段階の供述や3月の裁判での証言を「自然で信用できる」と指摘。一方で久保被告の関与を否定した今回の公判での証言を「行き当たりばったりで不自然」と退け、久保被告の指示を認めた。

 判決言い渡し後会見した裁判員の男性は、久保被告の関与を示す証拠が、実行犯の証言など間接証拠ばかりだったことについて「(有罪か無罪かを)判断する材料が少なかった」としつつ「裁判官からは、公判で出た証拠で判断するように言われた。今回出てきた証拠で、全員で判断した結論」などと述べた。

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