08年に千葉県八千代市の学校校庭で自殺した秀明八千代中学校3年の男子生徒(当時15歳)の両親が19日、自殺の兆候に気付きながら適切な対応を取らなかったとして、同校を経営する学校法人「秀明学園」(埼玉県川越市)と当時の担任教諭に約8400万円の賠償を求めて東京地裁に提訴した。

 訴えによると生徒は08年11月25日、6時間目の授業が始まっても教室に現れず、捜していた担任が校庭の木にロープをかけ首をつっているのを見つけた。生徒は脳死状態となり、25日後に死亡した。

 両親は、生徒が約2週間前に提出した学習記録で「どうすればいいか分からない。自殺サイトにいる人たちと話がはずむ」と自殺をほのめかしていたのに担任からは連絡や相談もなかったと主張。「自殺の原因は全く思い当たらない。学校は調査、報告をせず、学習記録も2週間以上引き渡さなかった」としている。

 同校は「提訴は把握しておらず、現時点でコメントはない」と話している。【伊藤一郎】

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