ある認知症専門医の回顧録

認知症治療にかかわって20年を超えます。
現在は慢性期の認知症専門病院の認知症治療病棟でまったりと仕事をしています。
今までかかわった認知症の方から学んだことを、忘れないように書きとめいて行こうと思います。更新は、たまにしか出来ないと思います。


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私の義母は、アルツハイマー寄りのレビーである。初期症状は、15年以上前から異常な物忘れで発症した。

この当時は、基本的には短記憶は保たれているが、事柄により病的な忘れ方をしていた。このためケタスと言う脳循環改善剤を使用して、病的な物忘れは改善している。

その後は比較的落ち着いていたが、義妹が亡くなってから何年かして、妄想や判断力の異常を感じ、アリセプトを服用開始した。8年以上前のことである。

4年ほど前、アリセプトを主治医が、不要と判断し中止されてしまった。きちんと紹介状を作成して受診してもらったのだが・・・。

アリセプトの効果がなくなる頃、妄想が非常に活発になった。このときは手持ちのアリセプトを急いで持っていき服用を再開したので、すぐ落ち着いた。

その後フェルガードを1年ほどたって開始したら、活発な妄想が、過去にあった妄想体験へと変化した。一日2回飲ませるのは難しいことと、フェルガードで興奮すると同居の方々に迷惑をかけるため、フェルラ酸200mg+ガーデンアンゼリカ20mg(フェルガード200と呼んでいた)の試作品を飲んでもらった。短期記憶・判断力も改善し、激しかった妄想も、「今はそんなことはない。昔はあったけど。」と過去の話になった。妄想の治療は難しく、このように過去の体験となった場合は、著しい改善と言える。

その後、短期記憶障害が悪化し、嚥下障害も目立ってきたためNewフェルガードを1包追加した。興奮することはなく、むしろ穏やかになり短期記憶も著名に改善した。

それで半年以上良かったが、再び短期記憶をはじめとする認知機能の低下が進行してしまった。

そのころ新発売されたフェルガードAを、夕方飲んでいたフェルガード200に変えてみた。すると短期記憶をはじめ認知機能の改善が見られた。その改善効果は高く私もフェルガードAの効果に驚いた。

最近短期記憶障害は、かなり進行してきているようだが、それなりに穏やかに生活できているようである。妻は、自分の母親の認知機能の低下を嘆いているが、認知機能の低下の割に、日常生活能力は高く、おおむね自立した生活が出来ている。今のところ、施設入所は考えなくてもよい状態が続いている。

4年ほど前、妄想が活発になったとき、入院先をどうするか頭を悩ましたが、フェルガードを始めて3年ほどになるが、この間施設入所は、全く考えずにすむ状態が続いている。

フェルガードに感謝をしている。


PS:私自身も現在フェルガード100M2包とフェルガードAを一包毎朝飲んでいる。

短期記憶以外に前頭葉機能の改善を強く感じている

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フェルガード類の使用の仕方であるが、現在までの使用経験で

1.フェルラ酸はある程度まで多いほど良い。

2.ガーデンアンゼリカは、個人ごとに再適量があり、それを大きく超えて服用すると、マイナス面が出てくる。

多ければ良いというものではない。


3.ガーデンアンゼリカの副作用として、興奮・下痢・尿量の増加(利尿効果)などが知られている。

投与量が多すぎると起こりやすいようである。

っともフェルガード100Mハーフでもガーデンアンゼリカが多すぎる方がごく一部にいるようである。


4.ガーデンアンゼリカは、認知症の方を元気にするが、聞きすぎると興奮になるため、最初は夕方3時ごろまでに服用させる。

ガーデンアンゼリカの作用時間は、比較的短いようなので、興奮しても夜の睡眠に悪影響を与えないようにする為である(午後3時頃であれば寝る頃には効果がなくなる)。

これらのガーデンアンゼリカの作用は、服用を継続していくうちに軽くなってくる場合が多い。言い換えると慣れるとより多くのガーデンアンゼリカを服用することができるようになる。


5.フェルガードAは認知機能改善効果が大きいと思われる。特にレビーで、さらに認知機能を改善したい場合、追加すると良い結果を得られることが多い。


6.フェルガード類の短期記憶障害に対する効果は、他の認知機能改善効果より早くなくなるようである。認知症の中核症状ではない短期記憶障害を、無理に改善しようとしない事。認知症の方が穏やかに生活できれば良いのである。

それが介護者を楽にすることにつながる。認知機能の改善は必ずしも介護者を楽にするわけではない。特にアルツハイマーでは、短期記憶障害が進行したほうが、介護は楽になる傾向にある。




以上のような事が分かっている。


これをもとに使用の仕方として、


、著しい改善効果があった。義母のことは、別に詳しく書くつもりでいる。フェルガード類で救われた一人である。

1、純粋なアルツハイマーの場合、ガーデンアンゼリカの興奮作用を認めることはほとんどなく、ANM176やNewフェルガードなどガーデンアンゼリカのおおいタイプが良い。

2、認知症の原因が良く分からない場合は、私は興奮を避けたければ、フェルガード100Mハーフを一箱購入して、1包から初めて興奮しないのを確かめながらガーデンアンゼリカを増量していくことを勧めている。特にレビー小体型認知症やピック病は多すぎるガーデンアンゼリカは禁物である。

3、レビーであっても、パーキンソニズム(起立歩行障害など)を改善したり、嚥下機能を改善させたければ、可能な限りガーデンアンゼリカを増やす。

4、一日2回投与であるが、一日1回投与でも改善効果はある。フェルガード100Mハーフは、一日1回で興奮させないよう、1回あたりのガーデンアンゼリカを増やさないようにするため開発されたものである。試作品は、1包がフェルラ酸200mg+ガーデンアンゼリカ20mgと言う包装で、 一日1回投与で試験を行った。


私の義母とある夫婦に試用したが,




フェルガード類は、時に著しい認知機能の改善効果を示すが、残念ながら病気の進行を抑える効果はないため、時間とともに効果が低下してくる。

対応策として、前にも書いたが


1、フェルラ酸の量を増やす。言い換えると飲む量を増やすのである。

2、ガーデンアンゼリカの量を増やす(服用量を増やすとガーデンアンゼリカも増えるが、フェルガード100をNewフェルガードに変更することでも増やすことができる)。

レビーの場合、進行するとガーデンアンゼリカでも興奮は起こりにくくなるようである。


3、フェルガードAを追加する。今まで飲んでいた量を変えずに、フェルガードAを一日12包追加する。一日2包以上飲んでいるなら、一部をお置き換えることは可能である。


以上フェルガードの使用の仕方について書かせていただいた。


次回以降は、フェルガードの効果について自分の経験を書かせていただく予定である。





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フェルラ酸と言う抗酸化作用を持つ物質を基本として、それに西洋トウキの抽出物であるガーデンアンゼリカを配合した物が、韓国で開発された。

認知症に効果があるというのである。

数人の医師たちが注目し、日本に導入した。それがANM176と呼ばれる製品である。


その後グロービア社から、ガーデンアンゼリカをスペイン産としたフェルガードが発売された。

AMN176:フェルラ酸100mg・ガーデンアンゼリカ(韓国産)100mg


Newフェルガード:フェルラ酸100mg・ガーデンアンゼリカ(スペイン産)100mg


フェルガード100(M):フェルラ酸100mg・ガーデンアンゼリカ(スペイン産)20mg


フェルガード100Mハーフ:フェルラ酸100mg・ガーデンアンゼリカ(スペイン産)10mg


が現在市販されている。


先発品であるANM176は、アルツハイマーに効果があるということで、導入した医師団により、臨床試験が行われ効果がある事を確認されている。



フェルラ酸は、種々のダメージを受けた神経細胞を保護する作用が確認されている。


ガーデンアンゼリカは、神経細胞同士のつながりを良くするし脳の機能改善を図る作用があると言われている。ただ脳内のドパミンの働きを良くするようで、ときに興奮することがある。ドパミン増加作用のためか、レビーのパーキンソン症状や嚥下障害に効果があることが確認されている。



最近ガーデンアンゼリカの興奮作用がなく、神経回路形成作用の強いアシュワンガンダとフェルラ酸からなるフェルガードAも開発され、それなりの改善効果を認めている。


フェルガードA:フェルラ酸100mg・アシュワンガンダ100mg



これらフェルガード類は、認知機能の改善を認めることが多いが、特に前頭葉の機能改善効果が高いことを確認されている。

具体的に言うと理性の働きが良くなり、他人を思いやることが出来るようになることが大きな改善点である。

人格が大きく変わるのである。

もちろん良い方向に!!

この点が認知症の本当の中核症状を改善してくれると言ってよいと思う。

このことが、介護者を非常に楽にしてくれる。



フェルガード類の入手は、ネット上で検索してほしい。

アマゾンや楽天などでも取り扱っている。

かなり値引きしている業者もある。

一次代理店でも、ポイントや値引きなどで安く入手できるサイトもある。


最近偽物が出回っている恐れもあるため、

可能であれば一次代理店や

発売元のグロービアから

購入したほうが良いかもしれない。

フェルガードA・フェルガード100M・フェルガード100Mハーフは、発売元のグロービア社しか取り扱っていない。現在は医師の証明なしに入手が可能である。


次回は、フェルガード類の使い分けについて書きたいと思う。






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