生きていくということ(2)

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タフな夏だった。

仕事は殺人的に忙しく、家族の予定の中に新しくカヌーパドリングが加わったことで、

週末も忙しく、気絶をしていたのかと思うほどあっという間に過ぎ去ってしまった。

このパドリングにあほ旦那が参加したことで、彼と一緒に時間をすごすことが多くなり、

私にとっては非常に過酷な夏となった。

こんなことでは、自分が、自分の人生が本当にだめになってしまうと、何度も思い、

多忙の中少しずつではあるが離婚に向けて準備をしていた。

その準備は、昨日でもう必要なくなった。


彼は昨日突然、亡くなった。


すばらしく晴れた休日の朝、

仲間たちとパドリングの練習に、いつものようにアラモアナから海に出て、

ジョンドミノス側に行き、方向を変えてヒルトン沖を超え、

シェラトン沖でカヌーが転覆したので(これはよくあること)、

元に戻していたときに多分彼の体の中に何かが起こったらしい。

一緒にいたクルー達や近くを通ったアウトリガカヌーのスタッフ、

沖にたどり着いてからはライフガードたちが、必死で助けようとしてくれたらしいが、

どれも効せずに亡くなった。


誰の、そこで起こった何のせいでもない。

多分彼自身がもうずっと前から生きることを止めていたせいだ。


実は、私が時々この場を借りて披露していた【あほ旦那】の数々の蛮行、横暴は

彼の長年にわたる薬物使用のせいで、それが私たち家族の金銭問題、モラハラの原因だった。

特にこの夏は忙しかったのに加えて悪化が進んでおり、

まだ若く事故で病院に緊急搬送され、到着時死亡となれば、

通常の通り【変死】扱いなので、今現在検死解剖待ちだが、

検視するまでもない、薬物使用、それが彼の死因だ。



クルーメンバーのショックは並大抵でなく、

本当に、本当にあなたたちには何の落ち度もないのだと、

伝える必要があり、逆にあなたたちと一緒に海にいてこういうことが起こったのは

彼にとってある意味、最高に幸福な出来事だったこと、なぜならば。。。と

彼らにはすべてを伝える必要があった。


今、彼の母を待っている、

決別して久しいが、母が存命でいる以上、その息子をどう葬るか、

私の一存だけで決めるべきではないと思ったので、その話し合いをするためだ。


娘に父親の薬物使用を話したことはないが、

今の子供たちはこの点教育が行き届いているので、知っていたと思うし、

そろそろ話すべきだとも考えていた。

父親を亡くしたことで、娘も大いに驚き、悲しんではいるが、

[NO MORE SUFFER]という理解だ、子供はいつだって本当のことを知っている。


私たちは生きている。

これからは本当に幸せに生きていくために、一日一日を過ごそうと約束した。


うちの【あほ旦那】が、その生涯でした最悪のことは、

両親より先に死んでしまうような生き方を選んだことだ。









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