レイデル の「心のエラー」と「脳のトラップ」

人は、時に不可解な行動をします。
それは、”心のエラー” と ”脳のトラップ” が原因です。
これらを心理学と脳科学の視点から、幸せに生きるヒントとしてお伝えします。(各テーマは過去のfacebookページ掲載分より抜粋)
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思春期の頃、好きな人のことを想って胸がキュンとしたことありますよね。
なんかこう心臓の周りをギュッとされるような切ない感覚。
一体あれは何だったのでしょうか。
実はあれ、脳内ホルモンの仕業なのです!
これは PEA(フェニール・エチル・アミン)と呼ばれる神経伝達物質の1つで、通称「恋ホルモン」とも呼ばれています。
何かの不安や緊張から精神が不安定になった時、脳内でその濃度を上げることで不安感や緊張感を緩和します。
PEAには麻酔効果がありますので、好きな人のことを考えたり目の前にして平常心が乱れた時、この麻酔作用で不安定になった心を麻痺させます。
この時、キュンと感じるのでしょう。
ただ、不安や緊張による精神不安定は、恋した時だけに起こるものではありません。
だから、恋をしている訳でもないのに、何か他の理由で胸が狭くなった経験がある人もいると思います。
筆者の場合は、中学生の頃の長距離走が結構過酷だったので、そのタイム計測前によく胸がキューッとなったのを覚えています。
ところで、このPEAは他の脳内物質と共に相乗効果をもたらすことが知られています。
たとえば、ドーパミン。食欲や性欲を増進させ、やる気がみなぎります。
だから恋愛がうまくいっている時は仕事も活き活きとこなせるのでしょうね。
そして、エストロゲン。美容に欠かせない女性ホルモンです。
恋をしている女性がきれいなのはこのためです。
このように、恋がうまく行っている時はいい事ずくめです。
またこのPEA、特定の相手に対しての作用期間に限りがあります。
それは状況によって3ヶ月から3年程度と言われています。
だから、恋愛寿命の3ヶ月説や3年説はここから来ているのでしょうね。
ただこれは、相手との絆の終わりを告げるものではなく、愛への変化を意味します。
その証拠にPEAの減少と比例してβーエンドルフィンという物質が増えます。
これは、やすらぎや幸福感をもたらすもので、ドキドキワクワクの恋からやすらぎの愛へと変化するのです。
このβーエンドルフィンは、やはり強い麻薬作用があります。
だから、相手と別れることで絆を失った時、その喪失感から強烈な禁断症状に見舞われます。
愛する人との別れが死ぬほど苦しいのはこのためです。
ところで、ここで疑問が1つ。
個人差はありますが、どうして大人になるとこのキュンがなくなるのでしょうか?
考えられるのは、様々な人生経験を積むことによって不安や緊張に対して耐性ができるため。
だからキュンとするほどPEAを分泌しなくなるのでしょう。
大人になるに従ってちょっとやそっとのことでは動揺しなくなりますからね。
もし、あなたが大人になってもまだ胸がキュンとするのなら、あなたはきっと永遠の少年、少女なのかも知れません。

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