病人の肩書き

病人と言う名の肩書きを履き違え
何でも自分ばかりのように響く中
出来ない事が当然かのように翳し
理解と言う名の要求を突き付けて
溝を深めるような叫びが木霊する
一方的過ぎる主張は命令みたいだ
普及してない物なんて幾つある?
臆病も無能も我儘も肩書き一つで
掏り替わったように傍目が裏返り
ただ病んでるだけなら何も残らず
同じ想いを怠慢と大変に分け隔て
有るか亡いかで大差の扱われ方だ
差別と言う名の抑圧の刃を片手に
不都合な指摘は何でも斬り崩して
権利が権利を剥奪するかのようだ
偏った視点の穴だらけの優しさで
病の味方で健常者ばかりに求める
誰もが構いたくもなくなる暴挙だ
自分達が健常者に偏見の眼だろ?
紅い五月雨が降っては止む輪廻で
ぶら下がってばかりでも喚き出し
自分では何も進歩させられないで
次々と医療に不満の嵐で出娑張り
病がなければ楽かのような喚き声
誰もが苦労しながら生きてるんだ
過って権利が乱暴にぶん回されて
大き過ぎる態度に嫌気が差す人々
仲間意識で小勢で固まり溝に憤る
歩み寄りを失くしてるのは何方?
何よりも平等に背いて平等を騙る
先ずは健康を差別の道具に使うな
余りに横柄な態度が本当の異常だ
無関係の病人が巻き添えを喰らい
自分達を肯定する為の肩書きか?
権利の有る無しで自分を曲げるな
道理の信念で権利の盾に刃向かえ