2012年11月30日(金)

クリスマス・ストーリーをあなたに

テーマ:メルマガ「楽しい読書」

―第94号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記


★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★

2012(平成24)年11月30日号(No.94)-121130-  
クリスマス・ストーリーをあなたに~
 アガサ・クリスティー『ベツレヘムの星』から
http://archive.mag2.com/0000257388/20121130120000000.html


本誌では、アガサ・クリスティーのクリスマス・ストーリーとクリスマスに関する詩を集めた、クリスティーが読者に贈るクリスマス・ブック『ベツレヘムの星』から、「水上バス」を中心に紹介しています。


本誌でも書いていますように、ディケンズの『クリスマス・キャロル』以降、欧米の作家は、生涯に一つはクリスマス・ストーリーを書く、といわれています。

クリスティもまた、ミステリでも『ポアロのクリスマス』『クリスマス・プディングの冒険』というクリスマスにまつわる小説を書いています。

そして、本書のように純粋なクリスマス・ストーリーも発表しています。


クリスマス・ストーリーの一つの基本パターンは、『クリスマス・キャロル』にもみられますように、クリスマスという愛と善意の季節に、奇蹟を交えて人の心を改心させるような出来事を描いたものと言えるでしょう。
ほかには、クリスマス及びサンタクロースの起源を描いたもの、キリスト生誕にまつわる秘話といった趣向のものがあります。


 2008(平成20)年12月クリスマス号(No.11)-081206-『クリスマス・キャロル』善意の季節
 http://archive.mag2.com/0000257388/20081206074500000.html


当然キリスト教や聖書についての基本的な知識があるほうが楽しめます。
そういう点では、日本人には多少不利な面があります。


しかし、そんなに難しい教義にまつわる話などは出て来ませんし、仮に出てきたとしても、無視して気軽に楽しめばよいと思います。


例えば、村上春樹訳のカポーティ「クリスマスの思い出」「あるクリスマス」などは、少年のクリスマスの思い出を語ったもので、非常に抒情的な作品に仕上がっています。


 2011(平成23)年11月30日号(No.70)-111130-善意の季節『あるクリスマス』カポーティ
 http://archive.mag2.com/0000257388/20111130120000000.html


推理小説やSFでも、優れた作品があり、かつては日本でも翻訳物のアンソロジーが何点か出ていたものでした。

最近は、翻訳ものの出版は冬の時代といった感じで、ほとんど目にすることもなくなり、さびしく思います。


かつてはこの季節に、『クリスマス・ボックス』とか『クリスマスの木』といった作品が出版され、そこそこ売れたものでした。
その証拠に、古本屋さんではこれらの単行本や文庫本を今でもよく見かけます。


*本誌で取り上げた本:
『ベツレヘムの星』アガサ・クリスティー/著 中村能三/訳 ハヤカワ文庫―クリスティー文庫(2003/11/11)

ベツレヘムの星 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川文庫
¥588
Amazon.co.jp
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2012年11月15日(木)

自分のための自分だけの読書ガイドを見つけよ!

テーマ:メルマガ「楽しい読書」

―第93号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記


★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2012(平成24)年11月15日号(No.93)-121115-  
私の読書論-39- 読書の決まり(その2)
http://archive.mag2.com/0000257388/20121115120000000.html


前回に引き続き、以下↓の本を基に書いています。

『ペナック先生の愉快な読書法―読者の権利10ヶ条』
ダニエル・ペナック/著 浜名優美 木村宣子 浜名エレーヌ/訳 藤原書店 第2版(2006/10)

ペナック先生の愉快な読書法―読者の権利10ヶ条/藤原書店
¥1,680
Amazon.co.jp

(本誌定期購読(無料)のお申し込みは、サイドバー上部の「レフティやすおの楽しい読書」からどうぞ!)



そして、最後に書いていることは、

<自分のための自分だけの読書ガイドを見つけよ!>

ということです。


私の場合は、どういうものを参考にしたかと言えば、学校の教科書にある文学史や科学史などの年表に出てくる書物
これが一つでした。


次に、それに類したなんとか文学史といった本に付された年表や書物一覧
それと、人類の文化史的な本の巻末に付されていた文学・科学等の人類史的な年表といったもの。

他に、なんとか事典の巻末年表や一覧等です。


そこから、新潮文庫やその他の大手の文庫の解説目録というのを本屋さんで見つけてもらってきて、それを先の年表や書物一覧にあるものと突き合わせるようにして、買い求めるなり図書館で借りるなりしては、読み進めて行きました。


その過程で、実際に本屋さんや図書館の棚にある本を見ながら、実物を手にとりペラペラと内容を確認しながら、これなら自分でも読める、読んでみると価値がある、と思ったものを選び出しました。

一方で、気に入った本の著者の他の著作をたどったり、それらに関連した本を芋づる式に読む、といったことをしました。


また、新聞や雑誌の書評欄・広告欄などを利用することもありました。
例えば、SFや推理小説といったエンタメ系の小説や評論・エッセイ等の場合、『ミステリ・マガジン』や『SFマガジン』といったものを定期購読しては、そこで評判のいいものを探して読んだりしました。


私が体験的に言えることは、何でもかんでも手当たり次第に読む乱読よりは、このように一定の基準を設けて、順繰りに読んでいく方が正解ではないか、と思っています。
(まあ、何をもって「正解」と呼ぶかは、難しい問題ですが…。)


物事に関して一定の理解を得るために、また自分なりの人生観・世界観・価値観をつくるためには、それが一番近道であり、正道のような気がします。

*本誌で紹介したガイド本:
『世界を変えた100冊の本』マーティン・セイモア=スミス/著
BEC、別宮貞徳/訳 共同通信社 (2003.12)

世界を変えた100冊の本/株式会社共同通信社
¥3,360
Amazon.co.jp



AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。