東洋から西洋へ『茶の本』岡倉天心
テーマ:メルマガ「楽しい読書」―第51号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
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2011(平成23)年1月31日号(No.51)-110131-東洋から西洋へ『茶の本』岡倉天心
http://archive.mag2.com/0000257388/20110131120000000.html
『茶の本』原著は英文です。
本来ならば、当然、原文で読むのがベストです。
しかし、英語は少し程度なら読めるとはいえ、
大方の日本人には、やはり日本語の方がフィットします。
岡倉自身、本書第三章でも書いているように、
翻訳というものは、裏切りでしかない、といいます。
実際の姿をそのままに示してはくれない、ということでしょう。
裏から見るようなもの、もしくは反面しか見せてくれないもの、
そういったもののようです。
とはいえ、語学力に欠ける者は、
どうしても翻訳に頼らねばなりません。
そこにある種のもどかしさがあるわけですが、
できうる限り多くの訳に当たることで、幾分かは解消されます。
また、時間をかけて丹念に英文を追うことで、
その雰囲気の一端に触れることはできるでしょう。
そういう努力は、読書の一環として必要なことであり、
ある程度、感銘を受けた作品に関しては、
こうした努力を傾けることも肝要かと思います。
岡倉は、
《どんなときでも思いついたり考え込んだしたメモを、英語で書きつけている。子供のころから英語の世界にいたせいか、論理的なことは英語で考える癖が身についていたのかもしれない。》
「第二章 若き指揮官」p.173より
『岡倉天心 物ニ観ズレバ竟ニ吾無シ』木下長宏/著 ミネルヴァ書房 <ミネルヴァ日本評伝選>(2005.3)
こういう人であれば、余計に英文で読む必要性が高くなります。
私も機会を設けて、ぜひ英文に挑戦したいものです。






