2009年08月31日(月)

『武士道』新渡戸稲造・太平洋の橋―第24号「楽しい読書」別冊編集後記

テーマ:メルマガ「楽しい読書」


レフティやすおの作文工房-新渡戸稲造『武士道』
●レフティやすおの楽しい読書●

2009(平成21)年8月15日号(No.23)-090815-『武士道』新渡戸稲造・太平洋の橋 http://archive.mag2.com/0000257388/20090831074000000.html


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※「別冊 編集後記」~『レフティやすおの作文工房』~

2009.8.31

『武士道』新渡戸稲造・太平洋の橋 ―第24号「楽しい読書」別冊編集後記

 

  ・・・


私が新渡戸稲造の『武士道』を読んだのは、2003年ごろだったでしょうか。


当時すでに映画「ラストサムライ」のヒットで、この『武士道』が話題になっていたのではなかったかと思います。


思えば、私が新渡戸稲造の名前を知ったのは、なんといっても5000円札にその肖像が登場してからで、それ以前はどういう人なのかまったくと言っていいほど知りませんでした。


このときに、国際連盟の事務局次長として、そして明治時代世界に日本を知らしめた日本人の手になる英文の著書、内村鑑三『代表的日本人』、岡倉天心『茶の本』と並ぶ『武士道』の著者としての、新渡戸を知ったのでした。


以来一度読んでみようと思いつつ、読めずにいたのでした。



そこで、この『武士道』ブームの走りに乗って見ることにしました。


幸い、岬龍一郎訳の読みやすい本が出ていました。

それまでは、矢内原岩波文庫版にしろ、奈良本知的生きかた版にしろ、私の読書能力ではちょっとしんどいものばかりでした。


奈良本訳は、本文は現代語で読みやすいのですが、古典の引用部分は原典を尊重した訳になっており、この分の意味が今ひとつわかりにくいのです。


その点、岬訳はこの部分も現代語に訳しており、非常にわかりやすいのです。


こうして読んだ『武士道』は、やはり名著だと思いました。


西洋の文化と東洋の、日本の文化とを比較しながら、わかりやすく説いています


今までなんとなく理解していた、日本の昔からの文化の一端がよく理解できたように感じました。



私は、東洋の思想と西洋の思想というもののそれぞれのよいところを取り、一つにまとめるべきだと思っています。


そしてそれができるのは、やはり日本人ではないかと思っています。


明治という時期に、他のアジア諸国に先駆けて西洋の文化を自ら進んで取り入れ、しかも日本人に合うように工夫して日本の固有の文化に融合させようとした先人達―。


その一人が福澤諭吉であり、この新渡戸稲造だったように思います。


その伝統を受け継ぎ、文明の衝突やら多様化の時代といわれる今日、混乱する世界に一つの方向を与えるのが日本と日本人の役目のような気がします。


この本の中にも、西洋思想と比較した武士道の精神が語られています。

これぞ日本人の魂、心のよりどころと呼ぶべきものが示されています。


そしてそれは、世界的に見ても普遍的なものを含んでいると思います。


現代の日本人も一度は読むべき名著でしょう。


武士道 (岩波文庫)/新渡戸 稲造
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武士道 (PHP文庫)/新渡戸 稲造
¥520
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武士道 (講談社バイリンガル・ブックス)/新渡戸 稲造
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武士道―人に勝ち、自分に克つ強靭な精神力を鍛える 知的生きかた文庫/新渡戸 稲造
¥520
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(伝記)

明治のサムライ―「武士道」新渡戸稲造、軍部とたたかう (文春新書)/太田 尚樹
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(武士道精神を伝える家庭教育)

いまも生きる「武士道」 ―武家の女性の精神を貫いた祖母の教え― (講談社+α新書)/石川 真理子
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(元台湾総統による「武士道」解題)

「武士道」解題―ノーブレス・オブリージュとは (小学館文庫)/李 登輝
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*『レフティやすおの本屋』
 「新しい生活のために/日本古典編」
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※ 2009年の「楽しい読書」別冊編集後記:
2009.8.15
私の読書論その5―読書のイロハ(1)なぜ読書が必要か―第23号「楽しい読書」別冊編集後記

2009.7.31
『十五少年漂流記』夏の文庫100冊から―第22号「楽しい読書」別冊編集後記

2009.7.15
読書目的論―何のための読書か:私の読書論その4―第21号「楽しい読書」別冊編集後記

2009.6.30
『怪談』ラフカディオ・ハーン/小泉八雲―第20号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.6.15
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2009.5.31
『自助論』=『西国立志編』元祖自己啓発書―第18号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.5.15
私の読書論~その2―読書の三種類(続)―第17号「楽しい読書」別冊編集後記
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私の読書論~その1・読書の三種類―第16号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.3.31
『地底旅行』ジュール・ヴェルヌ<驚異の旅>―第15号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.2.28
『学問のすゝめ』新時代の国民教科書―第14号「楽しい読書」別冊編集後記
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2009年08月15日(土)

私の読書論その5―読書のイロハ(1)なぜ読書が必要か―第23号「楽しい読書」別冊編集後記

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●レフティやすおの楽しい読書●

2009(平成21)年8月15日号(No.23)-090815-私の読書論―その5―読書のイロハ(1)なぜ読書が必要か

http://archive.mag2.com/0000257388/20090815074000000.html


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※「別冊 編集後記」~『レフティやすおの作文工房』~

2009.8.15 私の読書論その5―読書のイロハ(1)なぜ読書が必要か

―第23号「楽しい読書」別冊編集後記

 

・・・

また今年も「読書感想文の季節」が来たようで、この『レフティやすおの作文工房』の入りもよくなっています。


「読書感想文」「○○の感想文」といったキーワードでの訪問者が増えています。


はっきり言って、読書というものは、<季節>が来たから読むものではない、日々の習慣として身につけるべきものと思っています。


感想文というのも、本来は何が目的であったかということを考えて、取り組んで欲しいと思います。



―といったところで、本題へ。


今月のメルマガから、この月の半ばの<読書エッセイ>編では、「私の読書論」の振り出しに戻して、「なぜ読書が必要か」について書くことにしています。


その第一回として、


 ▼なぜ私が語るのか

 ▼なぜ読書が必要か


についてその大本の精神について述べました。



次回からは、もう少し具体的に、もっと現実的・即物的な読書の効用について語ります。


(↓メルマガで取り上げた本)

西洋哲学の10冊 (岩波ジュニア新書)/左近司 祥子
¥819
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★「レフティやすおの楽しい読書」
2009(平成21)年4月号(No.16)-090430-私の読書論―その1―読書の三種類
2009(平成21)年5月15日号(No.17)-090515-私の読書論―その2―読書の三種類(続)
2009(平成21)年6月15日号(No.19)-090615-私の読書論―その3―読書の三種類(続)
2009(平成21)年7月15日号(No.21)-090715-私の読書論―その4―読書の三種類(続)


*『レフティやすおの本屋』支店「新書でプチ教養」
 「読書術・読書法」 の棚


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2009.7.31
『十五少年漂流記』夏の文庫100冊から―第22号「楽しい読書」別冊編集後記

2009.7.15
読書目的論―何のための読書か:私の読書論その4―第21号「楽しい読書」別冊編集後記

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