2009年07月31日(金)

『十五少年漂流記』夏の文庫100冊から―第22号「楽しい読書」別冊編集後記

テーマ:メルマガ「楽しい読書」


レフティやすおの作文工房-十五少年漂流記
●レフティやすおの楽しい読書●

2009(平成21)年7月31 号(No.22)-090731-『十五少年漂流記』夏の文庫100冊から http://archive.mag2.com/0000257388/20090731074000000.html


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※「別冊 編集後記」~『レフティやすおの作文工房』~

『十五少年漂流記』夏の文庫100冊から ―第22号「楽しい読書」別冊編集後記


 ・・・


今年も夏の文庫各社100冊フェアから、古典作品を選んで紹介しています。


今年はヴェルヌ『十五少年漂流記』が二つの文庫に選ばれています。

これを取りあげました。


この作品はまさに「夏休みの少年たちを描いた作品」ということで、新潮文庫のほうでは、ほぼ毎年のように選ばれている数少ない海外作家の名作の一つです。


今年は、集英社文庫も加わり、選択の幅ができました。


この作品は、本国や欧米諸国ではヴェルヌの他の名作と比較した場合、格下のような扱いといわれていますが、わが国では明治の初期、『十五少年漂流記』の題名で、森田思軒により英語からの重訳で紹介されたといわれ、それ以後、児童文学の名作として名高いものがあります。



この森田思軒訳について、旺文社文庫版の巻末に収録された、木村毅(きむら・き)氏のエッセイ「「十五少年」の思い出」には面白い訳語が紹介されています。


その一つに「好朝、君よ」があります。

英語からの重訳であるといえば、おおよそ予測はつくと思います。

そうです。

「Good morning, Sir!」の直訳です。



欧米での評価云々はともかく、日本では名高い名作であり、しかもその期待を決して裏切らない物語です。


実際にこの作品を下敷きにしたと思われる作品が幾つも出ています。


その一つは、これも集英社文庫の夏の100冊『ナツイチ』に選ばれている、ノーベル文学賞受賞作家、ウィリアム・ゴールディング/著『蝿の王』(平井正穂/訳 改訂新版 2009)です。


こちらはヴェルヌの作品とは違い、子供向けではなく、大人向けの非常に恐ろしい人間性を描いたお話です。


また、同じく漂流物では、『新潮文庫の100冊』に選ばれている、『無人島に生きる十六人』(須川邦彦/著 2003)は、実際に明治の日本人が体験した実録ものです。


日本の子供たちに勇気と感動を与える、ヴェルヌにも負けないお話です。


 ・・・


今年のラインナップのなかで、わが『楽しい読書』で取りあげた作品としては、サンテグジュペリ/著『星の王子さま』がこれも新潮社集英社から。


他に、ラフカディオ・ハーン/著『怪談・奇談』角川文庫から選ばれています。


十五少年漂流記 (集英社文庫)/ジュール ヴェルヌ
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十五少年漂流記 (創元SF文庫)/ジュール ヴェルヌ
¥840
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十五少年漂流記 (新潮文庫)/ジュール・ヴェルヌ
¥420
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十五少年漂流記 (角川文庫)/ヴェルヌ
¥420
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十五少年漂流記 (1967年) (旺文社文庫)/ヴェルヌ
¥158
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(ヴェルヌ関連書)

ジュール・ヴェルヌの世紀―科学・冒険・“驚異の旅”/フィリップ・ド・ラ コタルディエール
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水声通信 no.27(2008年11/12月号) 特集 ジュール・ヴェルヌ
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文明の帝国―ジュール・ヴェルヌとフランス帝国主義文化/杉本 淑彦
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★「レフティやすおの楽しい読書」
2009(平成21)年3月号(No.15)-090331-『地底旅行』ジュール・ヴェルヌ<驚異の旅>

2008(平成20)年4月号(No.4)-080430-星になった少年『星の王子さま』

2009(平成21)年6月30日号(No.20)-090630-『怪談』ラフカディオ・ハーン/小泉八雲

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※ 2009年の「楽しい読書」別冊編集後記:
2009.7.15
読書目的論―何のための読書か:私の読書論その4―第21号「楽しい読書」別冊編集後記

2009.6.30
『怪談』ラフカディオ・ハーン/小泉八雲―第20号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.6.15
読書案内・読書論・読書術の本:私の読書論その3―第19号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.5.31
『自助論』=『西国立志編』元祖自己啓発書―第18号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.5.15
私の読書論~その2―読書の三種類(続)―第17号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.4.30
私の読書論~その1・読書の三種類―第16号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.3.31
『地底旅行』ジュール・ヴェルヌ<驚異の旅>―第15号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.2.28
『学問のすゝめ』新時代の国民教科書―第14号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.1.31
『失われた世界』英雄的行為としての秘境探検―第13号「楽しい読書」別冊編集後記


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2009年07月15日(水)

読書目的論―何のための読書か:私の読書論その4―第21号「楽しい読書」別冊編集後記

テーマ:メルマガ「楽しい読書」

●レフティやすおの楽しい読書●
2009(平成21)年7月15日号(No.21)-090715-私の読書論―その4―読書の三種類(続)
http://archive.mag2.com/0000257388/20090715074000000.html


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※「別冊 編集後記」~『レフティやすおの作文工房』~
2009.7.15 読書目的論―何のための読書か:私の読書論その4
―第21号「楽しい読書」別冊編集後記


 ・・・


さて、今回のメルマガでは、いよいよ現代における三通りの読書法のラスト、三番目を取りあげています。
結論は、読書のイロハが大事ということに落ち着きました。


そこで、なぜ読書が大事か、という、本来の読書論の大本について書いてみます。


「読書目的論―何のための読書か」ということです。


もちろん人によっても違います。

ある人にとっては、本を読むこと自体が楽しみ、という場合があります。
(まあ、これにも考えてみれば、様々な理由が上げられるわけですが。)


あるいは、読書によって勉強するという人もいます。
(学校で学ぶ機会のなった人、あるいは学び損ねた人などがそれに当たるでしょうか。)


読書で儲けたい人もいるでしょう。


これにはちょっと説明が必要かもしれませんが、身近な例ではネットのアフィリエイトを利用する等です。

もちろん、本を書くという直接的な方法もあります。


しかしそれよりも、読書で得た知識を利用して仕事で成功するという、自己啓発的な利用法です。


とにかく、様々な理由により、人は本を読むのです。

そして、その目的により、本の読み方も自ずから変わって来るということです。


ではいずれ、この辺も含めて本誌のほうで説明することになるでしょう。

次回からの「読書のイロハ」にご期待ください。



本を読む本 (講談社学術文庫)/J・モ-ティマ-・アドラ-
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現代読書法 (講談社学術文庫)/田中 菊雄

¥903
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知的生産の技術 (岩波新書)/梅棹 忠夫

¥777
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読書について 他二篇 (岩波文庫)/ショウペンハウエル

¥525
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★「レフティやすおの楽しい読書」
2009(平成21)年4月号(No.16)-090430-私の読書論―その1―読書の三種類
2009(平成21)年5月15日号(No.17)-090515-私の読書論―その2―読書の三種類(続)
2009(平成21)年6月15日号(No.19)-090615-私の読書論―その3―読書の三種類(続)


*『レフティやすおの本屋』支店「新書でプチ教養」
 「読書術・読書法」 の棚

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※ 2009年の「楽しい読書」別冊編集後記:
2009.6.30
『怪談』ラフカディオ・ハーン/小泉八雲―第20号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.6.15
読書案内・読書論・読書術の本:私の読書論その3―第19号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.5.31
『自助論』=『西国立志編』元祖自己啓発書―第18号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.5.15
私の読書論~その2―読書の三種類(続)―第17号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.4.30
私の読書論~その1・読書の三種類―第16号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.3.31
『地底旅行』ジュール・ヴェルヌ<驚異の旅>―第15号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.2.28
『学問のすゝめ』新時代の国民教科書―第14号「楽しい読書」別冊編集後記
2009.1.31
『失われた世界』英雄的行為としての秘境探検―第13号「楽しい読書」別冊編集後記


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