2008年08月31日(日)

『歎異抄』弱きを救う阿弥陀さま―第9号「楽しい読書」別冊編集後記

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●「レフティやすおの楽しい読書」―別冊編集後記
2008(平成20)年8月31日号(No.9)-080831-『歎異抄』弱きを救う阿弥陀さま


初めて読んだのは、つい何年か前のこと。


手に取った動機は、あの有名な言葉―「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。」(第三条)に対する興味からでした。


その時は正直よくわかりませんでした。



ただ、一つの理解としては―


善人はいってみれば、自学自習できる人のこと。
悪人とは、勉強のできない人、勉強の仕方がわからない人、知らない人。自分一人では勉強のできない人。


即ち、
善人とは、自力で勉強(修行)できる人。
悪人とは、先生の指導を受けて―他人の力に助けられて初めて、勉強が進められる人(他力本願の人)。


阿弥陀さまは、勉強のできない子に勉強の仕方を教えてくれる優しい先生。


―ではないか、ということでした。


どんなに勉強ができない子に見えようとも、勉強しようという気持ちになって、適切な指導を受けることができれば、みんな勉強できるようになるんだよ、ということです。


だから、勉強しようという気持ちになって、先生を呼ぶべく声を出せば、たちどころに先生がやって来てくれる。
人間は、勉強しようという気持ちになったその瞬間から、もう勉強ができるようになったのと同じなんだよ、と。


『歎異抄』の解釈には、もちろん人により色々で、様々なものがあると思います。


これは何事でもどんな本でも同じことですが、まずは自分で読んでみることが大切でしょう。
自分なりにわかる部分がきっとあると思います。


そういう自分なりの理解というものをしっかりつかんでから、高名な方々の書いた色々な注釈書や解釈書を読めばよいのだと思います。


たとえ一段でも自分の足で階段を登ってみてから、そういう経験をしてから、エスカレーターなりエレベーターなりを使ってみる。


そうして初めて、真の理解というものが身につくのだと思います。


とにかく、一度は読んでおくとよい本です。


文庫本にして百ページかせいぜい百数十ページの小著です。
しかし、中身は非常に深く広いものがあります。


感動があります。


是非、お読みいただきたいものです。


 親鸞の主著は『教行信証』であり、これは親鸞が心血を注いで書いたものです。親鸞は自分の著書に情熱を込めた宗教家です。... 親鸞にはほかにも著書がありますが、やはり『教行信証』が主著です。『歎異抄』はけっして主著とはいえません。それは唯円の著書です。ここを間違えては困るのです。/『歎異抄』は親鸞の思想や人格を理解する入門書としてはいいかもしれませんが、これで親鸞の思想を解釈するのは困ります。これは間違った浄土真宗の教学です。...
 
 (『梅原猛著作集9・三人の祖師』小学館 2002
  「第四部 親鸞/思索の人・親鸞と実践の人・蓮如」 429-430p)


『歎異抄』を読んで、親鸞という人およびその思想に興味を持った方は、いつか『教行信証』ものぞいてみてください。
『三帖和讃』などもあわせて読むと、また違った親鸞の姿が浮かんでくると思います。
また、親鸞の妻だった恵信尼の書簡も、親鸞を知る上で興味深いものがあります。



『歎異抄』ならびに親鸞の著書等につきましては、メルマガ「レフティやすおの楽しい読書」本編をご覧ください。


2008(平成20)年8月31日号(No.9)-080831-『歎異抄』弱きを救う阿弥陀さま
http://archive.mag2.com/0000257388/index.html


新版 歎異抄―現代語訳付き (角川ソフィア文庫)/著者不明
¥500
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歎異抄 (講談社学術文庫)/梅原 猛
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梅原猛著作集〈9〉三人の祖師―最澄・空海・親鸞/梅原 猛
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※ 過去の「楽しい読書」別冊編集後記:
2008.8.15
夏休み特別編・読書感想文を書く―第8号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10124998198.html
2008.7.31
夏休み特別編・夏の文庫100冊から海の古典―第7号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10121001660.html
2008.6.30
『宝島』海賊ゴッコの聖典―第6号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10109196707.html
2008.5.31
『三教指帰』天才青年空海の主張―第5号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10101154942.html
2008.4.30
古典としての『星の王子さま』―第4号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10092238277.html
2008.3.31
ビジネス自己啓発本としての『老子』または人の在り方...第3号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10083428304.html
2008.3.10
大人も楽しい『トム・ソーヤーの冒険』―第2号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10078843903.html
2008.2.24
ろんご・ロンゴ・論語―創刊号「楽しい読書」別冊編集後記
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2008年08月15日(金)

夏休み特別編・読書感想文を書く―第8号「楽しい読書」別冊編集後記

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●「レフティやすおの楽しい読書」―別冊編集後記
2008(平成20)年8月15日号(No.8)-080815-夏特2・読書感想文を書く


メルマガのほうは、前号に引き続き、夏休み特別編集の第二弾!
初めて月の半ばでの臨時発行で、感想文の書き方について書いています。


メルマガにも書いていますように、この「楽しい読書」の別冊編集後記を掲載している『作文工房』では、過去に読書感想文の書き方といった記事を書いています。


・2005年02月16日(水) 読書感想文を書く(テーマ:作文と読書)
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10000797778.html
・2005年08月24日(水) 読書感想文の書き方―レフティやすおのアドバイス(テーマ:作文と読書)
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10003729088.html


休みのあいだだけとはいえ、毎年かなりのアクセスを記録しています。
私のアドヴァイスがお役に立っていれば良いのですが…。


まあ、そういうことで、メルマガでは<私なりの読書感想文の書き方>を性懲りもなく紹介しています。


基本的には先に書いた二本と同様の内容です。


プラスアルファがあるとすれば、「読後報告書」としての“読書感想文”という観点から、メモ取りについてなど多少技術的なことを書き足しています



なんといっても興味深いのは、最近は<読書感想文の書き方>の本が各種出回っていることでしょう。


読書指導および作文指導が充実していれば、このような本は不要なはずなんですが、まだまだ不十分な状況なのでしょう。

他の分野同様、国語の先生方も勉強している人は勉強しているけれど、不勉強な人は不勉強、と二極化が進んでいるのかもしれません。


先生はそれでもいいかも知れませんが、困るのは生徒。


先生も生徒を選べないかもしれませんが、生徒も先生を選べないわけで、お互いに与えられた環境でベストを尽くすように心掛けて欲しいものです。

そのためには彼等を取り巻く親、周辺の大人が十分に気を配らなければいけないでしょう。


読書と作文は、教養を与え、その人の人格を作り、人生を生き抜く力を養う大きな助けとなるものだと思います。


私に何ができるというものではないにしても、こうして文章を発信している者の一人として、少しは責任の一端を担っているのではないか、という自覚を持って、子供たちや若者たちが一人でも多く、読書と作文という習慣を身につけられるように、その運動の振興の一助となりたいものです。


そのために、苦痛となっている(のだとしたら)読書感想文を素早くクリアして、真の読書と作文の世界に進めるように、私の拙文が役に立てればと願っています。


*読書感想文、作文を書くための本の紹介:

『レフティやすおの本屋』支店「こどもたちの世界」
 「感想文・作文の本」の棚
http://myshop.7andy.jp/md_fair/asadoku/lefty-yasuonohonya/-/shelf_id/04


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※ 過去の「楽しい読書」別冊編集後記:
2008.7.31
夏休み特別編・夏の文庫100冊から海の古典―第7号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10121001660.html
2008.6.30
『宝島』海賊ゴッコの聖典―第6号「楽しい読書」別冊編集後記
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2008.5.31
『三教指帰』天才青年空海の主張―第5号「楽しい読書」別冊編集後記
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2008.2.24
ろんご・ロンゴ・論語―創刊号「楽しい読書」別冊編集後記
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