ガスケ戦
錦織が苦手ガスケを2週連続で打ち破り、ガスケの苦手意識を克服した。
松岡修造が解説する錦織のゾーンのテニスが第1セット全般に見られ、
ガスケを圧倒した。
サーブコースを読み切ったこともあるが、
ことごとくガスケのサーブ、レシーブをリターンエースにする様は
尋常ではない強さで、ガスケもなす術もなく撃沈した。
自然と身体が反応し、軽くラケットをボールに合わせるとこれがエースになる。
力みもなく自然で強い状態、これがゾーンであった。
表情も「無の表情」からやや戦闘力を増した表情であったが、
淡々とテニスをこなす様子は強い時の錦織であった。
第2セット終盤、ガスケのブレイクチャンスを冷静に潰す様は、
王者の強さになってきている。
王者はここ一番の強さがあり、失点しない。
今晩(明日早朝)は波に乗る若き新鋭ティエムとの対戦だが、
これも非常に楽しみだ。
恐らく、その新鋭も跳ね除け、錦織が勝利するであろう。
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