三十三間堂を早々と出て、
「嵯峨野の方ゆかしく候ほどに…」
嵯峨野に来ました。
憧れの地です。期待通りに楽しめました。関東でいう北鎌倉のような感じです。
大覚寺
こちら旧嵯峨御所。門跡寺院です。
霊宝館で五大明王様にお目にかかれました。パワーがありますね。
次に、清涼寺
ここでの大念仏に、生き別れた子を探し求め狂女となった母が我が子と運命の再会をした場所。
来月、梅若玄祥さんのシテで百万を観ます!楽しみだ^ - ^
そして、御本尊釈迦如来にありがたさを感じ、失礼ながらうっとりしました。
他、光源氏のモデルとなった源融の別荘があった場所。能「融」も楽しい。
祇王寺
紅葉敷く庭も情緒があるようですが、空振りかな。
化野念仏寺
「あだし野の露消ゆる時なく…」で始まる
徒然草の第7段が高校生の時好きでした。
20年前、卒業旅行で来たとき、懇願しても却下された場所。どうしても来たかったのです。
無縁仏さまが多数。紅葉がとにかく美しかった。2時間ドラマの定番の場所ですね。
常寂光寺
こちら、謡曲「定家」に所縁がある?
野宮神社
謡曲どおりに、「黒木の鳥居小柴垣、昔に変わらぬ有様なり」。
しかし、劇混み。恋愛祈願が多いようで。
六条御息所が静かに回想するシーンを想像したかったのに…。
「誰松蟲の音はりんりんとして、風茫々たる野の宮の夜すがら…」なんて想像できない。あの行列に参詣すら断念。
嵐山
ちょこっと想像してみました。
そして、謡曲「小督」
こちらも、清盛に疎まれ隠れ済んだ悲劇の女性。
帝に小督を探して参れと勅命を受けた仲国が仲秋明月の夜、あてもなく探していると、小督の弾く琴の音色が聞こえ、小督のもとを尋ねる。
写真貼り付け限度によりここにて終了。