レディースクリニックつねざわ【福井市・福井駅東】産婦人科

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重症の卵巣機能不全には、大きく分けて2つのタイプがありました。

1. 生まれたときから卵子が(ほとんど)ない(性腺形成不全)
2. 急激に卵子がなくなる

2のタイプは「早発卵巣不全」といいます。
 早発卵巣不全は40歳未満で卵巣が働かなくなって無月経になる状態全般を指します。
早発卵巣不全の原因は多く、性染色体の異常も関連します。性腺形成不全が「卵子がない、あるいは非常に少ない」ことが病態のメインであるのに対し、早発閉経や早発卵巣不全という状態は「卵子や卵胞が急激になくなる」ことが主原因で起こります(専門的にいえば、卵胞の閉鎖が促進している状態)。
 「早発閉経」もほとんど同じ意味ですが、日本の産科婦人科学会の定義では、43歳未満で閉経になった場合を早発閉経と呼んでいます。世界的には40歳未満で早発閉経と定義することが多いです。

 30歳未満の0.1%、40歳未満の1%が早発卵巣不全になります。

原因はさまざま
 以下の原因が知られています。
1. 染色体異常
2. FMR1遺伝子の異常
3. 自己免疫疾患
4. 放射線治療
5. 抗がん剤治療

ごく簡単に解説します。
1. 染色体異常
 X染色体やY染色体の数の異常、モザイク(ターナー症候群の回で説明したようなもの)、X染色体の短腕や長腕の一部の欠損などさまざまな異常があります。X染色体の短腕の一部、特にくびれ側の部分がないとターナー症候群のように原発性無月経と性腺形成不全になり妊娠は困難ですが、その他の部分の異常の場合は月経があって早発卵巣不全のタイプになることが多いです。
2. 精神遅滞と自閉症の原因として有名な脆弱X症候群という病気があります。X染色体の長腕にFMR1という遺伝子があるのですが、正常ならば、この遺伝子の中に(CGG)というDNAの塩基配列の繰り返しが約30回あります。脆弱X症候群ではCGGの繰り返しが200回以上あります。CGGの繰り返しが59~99回くらいあると、不思議なことに早発卵巣不全になるリスクが高くなります。
3. 自己免疫疾患
 自己免疫疾患が卵巣不全の原因になることがあります。卵巣不全の4%ぐらいが自己免疫疾患によるものです。副腎に対する抗体が検出されたら診断は確定的とされています。また、まれに、慢性甲状腺炎(橋本病)にみられる抗体陽性の場合に卵巣不全になる場合があります。

4、5は省略します。

治療
1. 妊娠の予定がなければホルモン補充療法
2. 不妊症治療
 早発卵巣不全と診断された後の妊娠率は低いです。妊娠率は約5~10%、実感としてはさらに低いです。もしも早発卵巣不全と診断されたらできるだけ早く妊娠するように努力するのが大切です。相手がいないからという理由で数年程度治療を延期すると手遅れになってしまうかも知れません。
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