遠藤周作さん(1923~96年)の初期の未発表作とみられる中編小説の草稿が見つかり、長崎市遠藤周作文学館(同市東出津町)で22日から公開される。後の芥川賞受賞作「白い人」や代表作「海と毒薬」にも共通する、悪の問題への探究がテーマという。

 小説は「われら此処より遠きものへ」と題され、大学ノートに約80ページにわたって青インクで書かれていた。昭和30年ごろの日記にも、似たタイトルと内容が触れられており、この時期に執筆されたとみられる。

 小説には、サディズムの語源ともなったフランス革命期の作家マルキ・ド・サドを、第2次世界大戦後の同国リヨンで研究する日本人学生、小杉が登場。フランス留学中にサド研究を深めた遠藤さん自身をほうふつとさせる。

 同館学芸員の池田静香さんは「支配する者とされる者の権力関係の中で、暴力性を帯びていく人間の行為を通して、悪の本質を追究した作品だ」と話している。

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