埼玉県狭山市で1963年、女子高校生が殺害された「狭山事件」で無期懲役が確定し、第3次再審請求中の石川一雄さん(71)=仮釈放中=を支援する市民団体の集会が12日、東京・日比谷で開かれた。約3000人(主催者発表)が参加し、石川さん本人や、足利事件で再審無罪が確定した菅家利和さん(63)が検察側に証拠開示に応じるよう訴えた。

 東京高裁は昨年12月、捜査段階の自白で「殺害現場」とされた狭山市内の雑木林で被害者の血痕の有無を調べた捜査報告書など、8点の証拠開示を高検に勧告した。近く開かれる高裁と東京高検、弁護団の3者協議の場で、検察側は一定の証拠開示に応じる意向を示すとみられる。

 弁護団は雑木林で「血痕が検出されなかった」との元捜査員の証言を得る一方、独自の実験で、わずかな血痕をたらして2カ月放置した場合でも血液反応が検出されたという報告書を新証拠として提出している。

 弁護団の中北龍太郎事務局長は「仮に『血痕が検出されなかった』との報告書が明らかになれば、雑木林が殺害現場だったという自白の信用性が大きく揺らぐ」と話している。検察側はこれまで報告書の存在を否定している。【伊藤直孝】

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