私の思い込み その20 | こころのおにぎり。

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心が弱っていた私が

引き寄せという言葉に出会い、

少しずつ元気な私に

戻りつつあった頃のこと。

OL時代の同期の計らいで、

当時の上司や先輩方と会うことがあった。

みんな相変わらず元気で行動的で、

20年近く前と全く変わらなかった。

 

自分の話をする時に、

引き寄せのことについて話した。

同席した人達には初耳だったようだ。

少し驚いた。

 

私自身も

もともと引き寄せという言葉は

全く知らない言葉ではあった。

でも、

当時の私の周りで聞く話では、

引き寄せという言葉が

当たり前のようにあった。

そしてだれもがそれを

望んでいたように感じていた。

しかもかなりの金額のお金を費やして、

自分の夢を引き寄せる事を目指しておられる。

 

夢を叶える最短の方法を

知りたいという事なのかもしれない。

 

ただ以前私がいた社会、

結婚前に勤めていた場所では

引き寄せの言葉は聞かなかった。

それはその言葉がまだ

メジャーでなかったからかもしれない。

けれど同期の彼女や先輩方を見る限り

今もそうなのかもしれない。

すでに退職された方々だけれど、

仕事も含め、常に自分の人生に

向き合って来られた方々のように思う。

少なくとも一緒に仕事をしていた頃は

そうだった。

常に前を向いてコツコツと

仕事を積み上げておられた。

たまに聞く奥様やお子さんのお話は、

幸せが詰まっているように聞こえていた。

 

昨日の私の投稿にたくさんの方々が

コメントをくださった。

ワクワクすることよりも、

コツコツと積み上げてきた事の方が

成功につながっているのではないかと言う

私の体験からの話について。

その一つをご紹介させていただきたい。

 

「本当にコツコツに

    敵うものはないですよね

    コツコツしてきた今、

    ワクワクしかなくなりましたが  笑」

 

ワクワクする事によって引き寄せが起こるから、

ワクワクする。

もちろん出来ることかもしれない。

でも、

まずワクワクありきで作ったワクワクは、

まだ地盤が緩い気がする。

何たってにわか作りだから。

そして、

今目の前にあるまだまだ細い木に、

大きなワクワクの実を育てている

状態なのではないだろうか。

願えばワクワクの実は

いくらでも大ききできるだろう。

でも、

大きくしすぎると木の枝や幹までも

折れてはしまわないだろうか。

そもそも緩い地盤に立っている木であれば、

重すぎる実の重量で、

木自体がまっすぐ立って

いられなくなるかもしれない。

 

まずはコツコツ積み上げる。

そうすれば自ずと地盤は固まり、

木の幹も太くしっかり育ってくる。

そんな木であれば、

どんなにずっしりと実った

ワクワクの実も支えてくれるのでは

ないだろうか。

実が重くなりすぎても心配はない。

なんせコツコツとさらに

積み上げていっているのだから。

さらに木の幹もさらに

どっしりしてくるだろう。

 

会社の上司や先輩方、

そして同期の彼女。

コツコツ積み上げていたあの方達は、

しっかりした地盤と大きな幹の木を

育てておられたのだろう。

しかも土壌には愛という栄養が

たっぷりなのだと思う。

きっとたくさんのワクワクの実が

たわわに実っているのだろう。

時間と手間暇をかけて

作り上げたものは力強い。

 

あっという間にできると謳われている

「ワクワクの実がなる木 キット」を

買い求めることは決して悪いことではない。

ようは、その木をどう育てるか。

それはそのキットを手にした人に

かかっているのだと思う。