ボラカイオーシャンクラブ③
テーマ:2010年ボラカイ旅行予想外に手間取りそうなボラカイオーシャンクラブのチェックイン。
しばらくすると、おとなしそうなフィリピン人マネージャーがやって来ました。
再びクレジットカードをリーダーに通してみます。
が、結果は同じ。
マネージャーはため息まじりで何度もカードを端末に通しなおします。
よく見てみると、カードを表にしたり裏にしてみたり逆方向から挿してみたり、と端末の不具合以前に使い方をよく分かっていないような気がしてきます。
彼も肩をすぼめるゼスチュアをするのみで、何かしら事態を収拾させようというアクションは起こしません。
確かにこれ以上ない、というほどの申し訳ない顔つきをしているのですが・・・
埒が明かない、とはこういう状況をいうのでしょう。
「カードが使えないのなら、クレジット会社に電話して承認をとるなり何か方法はあるでしょう!それより外で待っている家族を先に部屋へ案内してちょうだい!!」
苛立ちの限界に達したのか、義理の妹が早口の英語で吼えました。
「申し訳ございません、それは出来ません。」
と、マネージャー。
「端末が使えないのはあなた方の問題でしょう、違う?、別に払わないって言ってる訳じゃないのよ、
カードの支払いに時間がかかるんだったら別にキャッシュで払っても構わないの。
必要な分を両替しに行ってもいいから、とにかく早くチェックインさせて!」
「申し訳ございません、それは出来ません。」
マネージャーは宿泊規約のようなファイルを取り出し、申し訳なさMAXの面持ちであるページを指し示しました。
おそらくそこには、“宿泊代金は100%前払いとする”とか“チェックインの手続きが完了するまでは客室に案内することは不可とする”といった項目が書かれているのでしょう。
外で待っている家族は僕より先に到着したこともあり、かれこれ1時間は外で待ちぼうけを喰らっています。
「いいよ、俺両替しに行ってくる。」
キレる寸前の義理の妹とフロントのスタッフ、マネージャーに僕は告げました。
マネージャーの表情にみるみる広がっていく安堵感。
スタッフは先ほどの緊張感が打って変わって見事なまでにウェルカムモードに様変わりしています。
僕は両替しにステーション2の辺りまで戻るのも面倒だなと思いながら、近所に両替できる所があるかスタッフに訊ねました。
「すぐそこ!」
両替所はホテルを出てすぐ脇にあったのでした・・・
ホテルのオープンエアのバーの脇で無邪気に駆けずり回って遊んでいる息子の姿を見てホッとした僕は、一緒に遊んでくれている義理の母に両替しに行くことを伝え敷地を後にしました。
必要な金額をペソに替えホテルに戻る道すがら、僕はこういう時のフィリピン人の融通の利かなさというか意固地さはないよな~、と思わずプッと吹きだしてしまいました。
1泊あたりおよそ8000ペソというボラカイでは高級な部類に入るボラカイオーシャンクラブ。
宿泊日数分を両替するとそれなりの金額になります。
再びレセプション小屋(?!)へ。
思いがけなく時間がかかってしまったチェックインは、分厚くなった札束をポンと渡してあっさり終了しました。
大きなリゾート地のホテルではほぼ問題なくカードが使えるフィリピンですが、やはりカード一辺倒では不安が残りますね。
細かい買い物では間違いなく小銭が必要ですし。
現金とカードをバランス良く持ち合わせたいものです。
話が少し逸れますが、僕は海外を旅する時、少なく見積もってこれ位は必要だろうという金額の3倍は持っていくようにします。
何も気兼ねなくじゃんじゃんお金を使うということではありません。
お金があっても使わないのと、無くて使えないのでは旅の様子が全く変わってくるからです。
もちろん現金を大量に持っているのは避けたいところ。
僕はみずほ銀行の貯蓄口座に旅行資金を預け入れ、行った先々のATMで現地通貨にして下ろしています。
まさにお財布代わりのアカウントです。
ATMなんてあるわけが無い辺境では無理な話ですが・・・






