何故ブラジル?③
テーマ:ブログいったい、いくつのグラスが空になったのか・・・
僕達はしゃべり過ぎて乾いてしまった喉を潤すかのように、目の前に並ぶお酒を次々と飲み干していきました。
“新規事業の第1弾としてブラジル料理のレストランをオープンさせる”
端的に言うと、僕へのオファーはその中心となって動いてほしい、ということでした。
彼の会社はブラジルサッカーの歴史と深い関わりを持つという点において、世界でも唯一といえるアパレルメーカー。
自らの意思で仕事を辞め、夫婦揃って無職となり、気の向くままにフィリピンを旅した僕達。
その放浪の旅を終え、帰国してからの長い無職生活の中これからどのように身をたてていくのか、と初めて自分とリアルに向き合った日々・・・
その答えを求め再び訪れたフィリピンで、これだ!、と自分の目標を定めることが出来たのは間違いないことです。
結果論だと言われてしまえばそれまでですが、人生というのは、覚悟を決めるとか腹をくくったという時、何か得体の知れない大きな力が作用するものなのかもしれません。
僕の場合、自ら疑うことなくフィリピンに没頭していたところが、どういうわけだか神はブラジルという巡り合わせを用意されていたようです。
バーの店員さんは要領を得たのか、今飲んでいるグラスが空くことが無いように、というのではなく、僕達のおかわり分までがキチッとテーブルの隅に置かれているかどうかに集中しているようでした。
日付をまたいでもなお、彼との話は続きました。






