祝! アステカの花

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Felicidades! 


小説『アステカの花が出版!!


最近のNewでも取上げられていた アルゼンチンと英国の間で

起こった『フォークランド紛争』(スペイン語でマルビナス紛争)

を時代背景に、アルゼンチンのごく普通の少年の半生を描いた

現代ラテン小説。


ラテンを知る上で是非ご一読下さい


詳しくはこちらのページにて



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夢~ アステカの花

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その頃『アステカの花』が僕の夢に出てきていた。



それは普通の人間で、最初はマリア・マルタの顔をしているのだと思った。

しかし、違った。

笑顔が違った。


この兵舎から立ち去るまで僕は彼女の夢をみるだろうという気がした。


最初の頃の夢では彼女は僕に近づくことすらなかった。


その後段々と大変奇妙なことになった。


彼女は本当に脚がなく、僕はそれを見ようと腰から彼女を持ち上げようとした。



しかし彼女の体は吸盤のようにテーブルにはりついたままで、

彼女も腕に力を入れたがテーブルから離れなかった。



僕は彼女から空気を抜こうと彼女に口付けし、


そして「息をはいて、息をはいて」と彼女に大声で言った。



僕はそうすれば離すことができると思ったからだ。



まるで中身が空っぽになるかのように。




 ある日の晩、彼女の体はテーブルから離れた。



切断部分の皮は柔らかく、なめらかだった。



中央部分に2番目ののへそがあった。


それはちいさく、汗ばんでおり、贈り物ような毛がついていた。



アステカの夢



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僕のマジックショーは家のガレージに近所の人たちを招待して行う。


僕の名前はファビオ



今、11歳でおばあちゃんと二人暮らしをしている。




僕は手に持った魔法の杖を力強く握り締める。

一方でおばあちゃんは観客席のロッキングチェアに深く越しかけている。

スカートの上には照明の明るさを切り替える為のスイッチを持っている。




近所の子供達は一番前の列の床に腰をおろして座っている。

もっと後には同じ町内で僕と同年代の近所の子達が押し合ってじゃれている。

そして、隅には先週15歳の誕生日パーティーで僕を踊りに誘った、マリア・マルタがいた。



魔法の杖はほうきの棒を黒く塗って、端をメタリックペーパーで覆って作ったものだった。




僕は左手にラ・ナシオン誌という新聞の求人欄を魚の形に切り抜いた

切りぬいた紙持っている。




僕はゆっくりと声をだしながら話始めた。

(それはガレージの壁にもたれ掛かっているマリア・マルタへ語りかける

ような調子だった)

「お集まりの皆さん、これは、とある漁師のお話です…。」





おばあちゃんは明るさを落とす。





「その漁師はこのくらいの大きさの魚を釣り上げました。皆さんは

こんな大きな魚を見た事がありますか?」




 
fabio 11

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25歳

僕のもう一つの仕事は大臣宛に来た手紙に電子タイプライターで返事を書くことであった。

 

置かれた状況からいって、心地よいものにしなければならなかった。僕は12のフレーズを考え、それを組み合わせることを思いついた。その5つで一つの段落を作れた。例えば、

 

 

1-親愛なる貴方様(男性、女性既婚、女性未婚)

 

2-大変興味をもって貴方様の感謝状/ご指摘/ご提案を承りました

 

3-事務所/執行部/秘書部/書庫部に対する依頼/申請/ /ご協力を考慮いたしまして

 

4-システム上の理由から、貴方様の市民として、そして納税者としてふさわしい迅速な対応が出来ず、遅れており/複雑になっており/ご迷惑をお掛けしており深くお詫び申し上げます。

 

5-敬具 厚生省大臣

 

 これは僕の最高の手紙であった。礼儀正しく、手短で、お世辞がきいていて。コンビネーションのさせかたを誇りに思っていた。

 

 

アステカ(タイプ)

アステカの花~序章

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僕が右手で経験した最高の性関係は「アステカの花」のお陰だった。

 

しかしそれは僕のおばあちゃんが語ってくれていた、日本庭園の花ではなく

 

(お盆の上にある頭)、魔術の本に描かれている、笑顔で、目が黒く、腕組みして、

 

テーブルの上に切断された体半分だけ載っている女性のことを言っているのである。

 

幻想は腰から上の生きた半身の女である。

アステカの花