7月28日、水曜日。晴れ。
"Good morning! Laides and Gentlemen!"
ロンドン時間早朝5時半に、
船内に「ウェイカップコール」の一斉放送が流れた。
船は現在Harwich港の沖に停泊しているが、
6時半の入国審査が始まるまで、
乗客は船上で待機せよとの指示。
久しぶりの船上泊だったけど、快眠だった。
船の心地よい揺れで私は夢を見ることもなく熟睡できた。
2段ベッドで寝たのは、5年ほど前に、
仕事で中国の武漢市から山奥の工業タウンへ行った時以来のことだ。
穴の空いたシーツに異臭を放つ毛布。
できたら入りたくなかった共同トイレ...
あれに比べたら、
私たちが泊るステインラインのスタンダードルームは
スイートルームのように豪華だ。
船内アナウンスで目を覚ました私たちは身支度を済ませて、
レストランへ行き、朝食をとることにした。
広いレストランにはすでに大勢の乗客で賑わっていた。
ビュッフェ式の朝食の味はお世辞でも美味しいとは言えないが、
期待していなかったから、特に失望もしなかった。
食後、朝のすがすがしい空気にあたりたくて、
私たちはデッキに出た。
目の前に広がるのはどこまでも続く長閑な田園風景。
うん!きょうもよい天気に恵まれそうだ!
乗客の中には、バックパッカーに交えて、
スーツ姿の人もちらほら。
デン・ハーグ近辺に住んでいるのであれば、
週末毎にロンドンまで通勤する人がいてもおかしくない。
平日はロンドンに寝泊まりして、
金曜日の夕方に飛行機か特急列車でオランダに戻り、
Steinlineのオーバーナイトクルーズで
月曜日の朝にHarwichに戻るライフスタイルもありだろう。
Harwichからロンドン市内までは列車で約1時間半。
余裕に9時までに仕事場に着くことができる。
(クリックして全体図へ)
"Good morning! Laides and Gentlemen!"
ロンドン時間早朝5時半に、
船内に「ウェイカップコール」の一斉放送が流れた。
船は現在Harwich港の沖に停泊しているが、
6時半の入国審査が始まるまで、
乗客は船上で待機せよとの指示。
久しぶりの船上泊だったけど、快眠だった。
船の心地よい揺れで私は夢を見ることもなく熟睡できた。
2段ベッドで寝たのは、5年ほど前に、
仕事で中国の武漢市から山奥の工業タウンへ行った時以来のことだ。
穴の空いたシーツに異臭を放つ毛布。
できたら入りたくなかった共同トイレ...
あれに比べたら、
私たちが泊るステインラインのスタンダードルームは
スイートルームのように豪華だ。
船内アナウンスで目を覚ました私たちは身支度を済ませて、
レストランへ行き、朝食をとることにした。
広いレストランにはすでに大勢の乗客で賑わっていた。
ビュッフェ式の朝食の味はお世辞でも美味しいとは言えないが、
期待していなかったから、特に失望もしなかった。
食後、朝のすがすがしい空気にあたりたくて、
私たちはデッキに出た。
目の前に広がるのはどこまでも続く長閑な田園風景。
うん!きょうもよい天気に恵まれそうだ!
乗客の中には、バックパッカーに交えて、
スーツ姿の人もちらほら。
デン・ハーグ近辺に住んでいるのであれば、
週末毎にロンドンまで通勤する人がいてもおかしくない。
平日はロンドンに寝泊まりして、
金曜日の夕方に飛行機か特急列車でオランダに戻り、
Steinlineのオーバーナイトクルーズで
月曜日の朝にHarwichに戻るライフスタイルもありだろう。
Harwichからロンドン市内までは列車で約1時間半。
余裕に9時までに仕事場に着くことができる。
(クリックして全体図へ)
そう言えば、元同僚のデビッドもホノルルベースだった頃、
実際に住んでいたのがなんとバンコクだった。
彼はバンコクから成田経由でホノルルまで
月一回コミュート(通勤)する生活を何年も続けていた。
ホノルルを基点に月2週間あちこちへ飛んで、
残りの2週間はバンコクの自宅で過ごす。
慣れてしまえば、長旅もそれほど苦にはならないと言う人もいる。
彼はもちろんコミュートに自社便を使用していたから、
往復分のサービス料と税金に1~2万円だけをで払って、
席さえ空いてれば、ファーストクラスだって乗れた。
日本の航空会社では考えられない手厚い社員福利厚生だ。
この特典は社員の二等親まで適用されていたから、
おかげで、当時、私もちょっと親孝行ができた。
Harwick International
6時50分に私たちはようやく下船できた。
入国審査場を出たら、
そこはもうHarwick International駅のプラットフォーム。
入国審査がとてもスムーズに行ったおかげで、
私たちは運よく7時発のリバープール・ストリート行きの列車に
乗ることができた。
途中に止まる駅から次々と通勤・通学者を拾う列車は
市内に近づくほど車内が手狭になって行く。
関東近辺に住む人が都内まで通勤通学するような感覚だろう。
客席はボックス席になっている。
コーヒーを飲みながら新聞を読む人。
音楽を聞きながら本を読む人。
日本の通勤・通学風景とよく似ているけど何かが違う。
ブラックベリーでメールをチェックする人はいるけど、
ゲームをやる人はいない。
これはロンドンの地下鉄でも同じ。
それと、私が観察した限りでは、
欧米人は日本人ほど
ケイタイ(ショート)メールにのめり込んでいない。
だから、『親指族』もいない。
でも、それじゃない。上述以外の違和感がある。
それは一体なんろう?
周りをよく見渡したら、ハッと気がついた。
通勤客の中で、
朝から疲れて寝ている人がほとんどいない!
車両に負のエネルギーが充満していない!
東京の通勤電車内の風景を思い浮かべながら、
目の前の情景をどう解釈しようと
暇な私はまたいつものように頭の中でいろんな仮説を立て始めた...
朝のラッシュアワーに、
私たちはまるで上野駅のように忙しい
リバープール・ストリート駅に到着した。
駅では通勤客や旅行者でごった返しだ。
スーツケースを引っ張って人ごみを縫って通る私たちは
地下鉄(tube)に乗り換えて、
私の今夜の宿泊先があるパディントン駅へ向かった。
友人は夜の便で成田へ戻るが、
私はロンドンでもう2泊してから帰国する。
宿はパディントン駅から歩いて数分の
Abby Court Hotel Hyde Park
3スターのこのホテルは古くて洒落ていないけど、
エアポートエクスプレスが出るパディントン駅に近いのが利点。
ホテルに到着した時、案の定、部屋はまだできていなかった。
私たちはホテルのロッカールームに荷物を預けて、
ロンドンアイがあるウェストミンスターに向かうことにした。
晴れたこの日のビックベンと国会議事堂は青空によく映えていた。
ミレニアム記念事業の一つとして、
1999年末に開業したロンドンアイは、
観光客に人気なアトラクションの一つ。
直径135m、カプセル1個当たり定員(25人)は共に世界一だったが、
2008年3月1日から営業開始したシンガポール・フライヤー
(直径150メートル、カプセル1個当たり定員28人)にその座を奪われた。
一周30分をかけてロンドンの街を一覧できるこのアトラクションは
曇った空だと景色が映えないから楽しみも半減する。
友人にとっての初めてのロンドンアイ。
晴れてくれてよかった。
走馬灯のようなロンドン―ブリュッセル-アムステルダムの旅に
いよいよ幕が下りる。
あっという間に過ごした濃厚な7泊8日。
たくさんの思い出を抱いて
友人はパディントン駅からエアポートエクスプレスに乗り
ヒースロー空港へ向かう。
彼女にとって結婚してから初めての家族抜きの旅行。
ただの妻や母親で人生を終えたくないと思い、
「自分勝手な母親」と思われているのではないかと気にしながらも
私のヨーロッパ旅行に同行することを決意した彼女。
そんな彼女が今回の旅行から
「パスポートに新しく押されたスタンプ」以上の意味を
見出せたことを祈りながら、
私たちはプラットホームで別れのハグをした。
実際に住んでいたのがなんとバンコクだった。
彼はバンコクから成田経由でホノルルまで
月一回コミュート(通勤)する生活を何年も続けていた。
ホノルルを基点に月2週間あちこちへ飛んで、
残りの2週間はバンコクの自宅で過ごす。
慣れてしまえば、長旅もそれほど苦にはならないと言う人もいる。
彼はもちろんコミュートに自社便を使用していたから、
往復分のサービス料と税金に1~2万円だけをで払って、
席さえ空いてれば、ファーストクラスだって乗れた。
日本の航空会社では考えられない手厚い社員福利厚生だ。
この特典は社員の二等親まで適用されていたから、
おかげで、当時、私もちょっと親孝行ができた。
Harwick International
6時50分に私たちはようやく下船できた。
入国審査場を出たら、
そこはもうHarwick International駅のプラットフォーム。
入国審査がとてもスムーズに行ったおかげで、
私たちは運よく7時発のリバープール・ストリート行きの列車に
乗ることができた。
途中に止まる駅から次々と通勤・通学者を拾う列車は
市内に近づくほど車内が手狭になって行く。
関東近辺に住む人が都内まで通勤通学するような感覚だろう。
客席はボックス席になっている。
コーヒーを飲みながら新聞を読む人。
音楽を聞きながら本を読む人。
日本の通勤・通学風景とよく似ているけど何かが違う。
ブラックベリーでメールをチェックする人はいるけど、
ゲームをやる人はいない。
これはロンドンの地下鉄でも同じ。
それと、私が観察した限りでは、
欧米人は日本人ほど
ケイタイ(ショート)メールにのめり込んでいない。
だから、『親指族』もいない。
でも、それじゃない。上述以外の違和感がある。
それは一体なんろう?
周りをよく見渡したら、ハッと気がついた。
通勤客の中で、
朝から疲れて寝ている人がほとんどいない!
車両に負のエネルギーが充満していない!
東京の通勤電車内の風景を思い浮かべながら、
目の前の情景をどう解釈しようと
暇な私はまたいつものように頭の中でいろんな仮説を立て始めた...
朝のラッシュアワーに、
私たちはまるで上野駅のように忙しい
リバープール・ストリート駅に到着した。
駅では通勤客や旅行者でごった返しだ。
スーツケースを引っ張って人ごみを縫って通る私たちは
地下鉄(tube)に乗り換えて、
私の今夜の宿泊先があるパディントン駅へ向かった。
友人は夜の便で成田へ戻るが、
私はロンドンでもう2泊してから帰国する。
宿はパディントン駅から歩いて数分の
Abby Court Hotel Hyde Park
3スターのこのホテルは古くて洒落ていないけど、
エアポートエクスプレスが出るパディントン駅に近いのが利点。
ホテルに到着した時、案の定、部屋はまだできていなかった。
私たちはホテルのロッカールームに荷物を預けて、
ロンドンアイがあるウェストミンスターに向かうことにした。
晴れたこの日のビックベンと国会議事堂は青空によく映えていた。
ミレニアム記念事業の一つとして、
1999年末に開業したロンドンアイは、
観光客に人気なアトラクションの一つ。
直径135m、カプセル1個当たり定員(25人)は共に世界一だったが、
2008年3月1日から営業開始したシンガポール・フライヤー
(直径150メートル、カプセル1個当たり定員28人)にその座を奪われた。
一周30分をかけてロンドンの街を一覧できるこのアトラクションは
曇った空だと景色が映えないから楽しみも半減する。
友人にとっての初めてのロンドンアイ。
晴れてくれてよかった。
走馬灯のようなロンドン―ブリュッセル-アムステルダムの旅に
いよいよ幕が下りる。
あっという間に過ごした濃厚な7泊8日。
たくさんの思い出を抱いて
友人はパディントン駅からエアポートエクスプレスに乗り
ヒースロー空港へ向かう。
彼女にとって結婚してから初めての家族抜きの旅行。
ただの妻や母親で人生を終えたくないと思い、
「自分勝手な母親」と思われているのではないかと気にしながらも
私のヨーロッパ旅行に同行することを決意した彼女。
そんな彼女が今回の旅行から
「パスポートに新しく押されたスタンプ」以上の意味を
見出せたことを祈りながら、
私たちはプラットホームで別れのハグをした。













