《Lapisの解説》カルサイト(Calcite)
カルサイトは和名では『方解石』と呼ばれています。
主成分は炭酸カルシウムで、名前は、ラテン語で
石灰を意味する "calx" に由来しています。
不純物の少ない無色透明なカルサイトには、
石を通過する光を2方向に分ける複屈折という特徴があり、
石を通した向こう側にあるものを二重に見えさせる
不思議な現象を観察することができます。
1828年に、この現象にイギリスの物理学者の
ニコルという人が着眼し、偏光プリズムを考案しました。
パールやシェル、サンゴなども同じ成分の
炭酸カルシウムで出来ています。
結晶系:六方晶系
化学組成: CaCO3
屈折率:1.66
モース硬度:3
比重:2.71-3.06
産地:メキシコなど