中華の足跡・改

中国から帰り、北海道に暮らしつつ、台湾とつながる生活。

マジメな話からくだらないネタまで、国籍・ジャンル・多種多様。

いざ、情報発信~!


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「日本人」とか「アメリカ人」といった括りをするのは実は難しい、ということはわかっている。

人ってのはホントにいろいろで、ひとまとめにすることに無理がある。

だがそれはそれとして、共通点というのもやはりまた存在する。そう、思う。

 

少なくとも今回の旅で多くのアメリカ人に会ったが、「陽気」や「気さく」というのは明確に感じ取れた。

例えば買い物のときや駐車場の料金を払うときなど、よく挨拶をする。簡単なやり取りが入るときもある。散歩中にすれ違う人と会話をする場合もある。特に今俺は中国にいて、中国の販売員や係員の無愛想さは群を抜いてるので、余計そう感じるのかもしれない。

 

結婚式のパーティーの時も、そうだった。なんというか、物怖じせずに踊る。それも、すごく楽しそうに。決してうまいわけでもないのだが。

 

あと、帰りのデンバー空港にて。

ジェームスは友人を送って一足先にシカゴへ出発したので、お母さんと弟さんが俺を空港まで送ってくれた。

搭乗手続きにも付き添ってくれた。

カウンターで手続きをした際、俺がスーツケースを預けると、「へえ、随分軽いのね」と、ニコッとカウンターのおばちゃんに言われた。まあ確かに、大きさの割には相当軽かった。

するとお母さんが、まるで友達に話しかけるようにカウンターの人と話し始めた。(もちろん英語だけど、簡単な会話だったのでなんとか聞き取れた)

「実はね、先日の日曜日に息子が結婚したのよ」

「そうなの。おめでとう!」

「ありがとう。それでこの人、息子の友人なんだけど、わざわざ中国から来てくれたのよ」

「ふうん、すごいわねえ。息子さん、幸せねえ!」

とまあ、実に和気あいあいとしたもんだ。口を挟む語学力もないので、とりあえずはにこにこしながらそばに突っ立ってるしかなかったのだが、なんとなく気持ちはよくなる。

 

ただ、これが都会に行くと案外違ってくるのかも知れない。なにしろ壮大な自然に包まれた楽園のような土地だけに、そういった気質が育ちやすいのかもしれない。

なんにしてもそういう人たちに囲まれるというのは、とても暖かくていいものだ。そしてそこにはきっと連鎖反応が生まれる。陽気が気さくを呼び、気さくさが陽気を呼ぶ。素晴らしい――素晴らしい。

 

     集合写真

 

・・・ということで、長々と連載してきました「IN THE HEAVEN――アメリカ紀行」は、今回で終了となります。お付き合いありがとうございました。

俺が感じたアメリカの感動、少しは伝えることができたでしょうか・・・よければ感想など、どんどんお寄せください。

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帰国便は、サンフランシスコで乗り換えることになっていた。それでもって、この空港が、なかなか厄介なところだったりした。空港そのものがどうなのかはともかく、とりあえず俺的には手ごわかった。

 

まず、飛行機から降りる。――それからどこへ行けばいいか、わからなかった。

乗り換えはコチラ、という案内板もない。正直言うと、サンフランシスコくらい大きい空港なら、きっと日本語や中国語の表記もあるはずだ、と、勝手に思い込んでいたのだが――アメリカは、甘くない。見事に英語表記だけだ。

この空港、国内線では、出発と到着のエリアが共通のようで、普通に出発ゲートのような場所に降り立った。

――さてどうしようか。

とりあえず、人の流れについていく。どうせ預けた荷物を取るはずだ。

階段を下りていくと、予想通り、ターンテーブルがあり、やがて荷物が流れ出した。幸い乗り換え時間は3時間以上あるので、のんびりと待つ。

が。

なかなか出てこない。

そしてそのまま、全ての荷物が吐き出され、テーブルが止まった。

――待て、俺の荷物はどうした?

 

可能性としては、俺はどうせ乗換えで上海まで飛ぶわけだから、ここで受け取る必要はない、ということは考えられる。いや、きっとそうなのだろう。だがしかし、万一何かの手違いで出てこない、もしくは別の人が持っていったなんて事があったとしたら・・・。

ちょっとばかり冷汗がでてきた。どうしたものか決めかねて、うろうろとターンテーブル付近を歩き回る。

結局のところ俺が躊躇しているのは、言葉の問題である。これがもし日本、もしくは中国なら、さっさと係員に質問しているところなのだが――

だがこうしていても始まらない。とにかく係員と会話ができればいいのだ。

Excuse me , Can you speak Japanese or Chinese ?

No , I can’t

――ああ無情。

数人に聞いてみたのだが、全滅。ちくしょめ、もっと外国語勉強しろよ、などと自分を棚に上げて勝手なことをつぶやく。

さすがに見かねたのか、おばちゃん係員がゆっくりとした英語で聞いてきた。

「どうしましたか?荷物の件?」

これは聞き取れた。俺はイエスイエス、と頷いた。これはもう、ここで勝負するしかない。さらに続けて、「My baggage・・・」――で、止まってしまった。荷物が・・・出てこない、って英語で何ていうんだ?あせればあせるほど頭は混乱する。浮かぶのは全て中国語の単語のみ。とにかく何か言わなくては。

I・・・from Denver・・・to Shanghai・・・」

と、もう、ナニをいってるのやら、支離滅裂である。パニックに拍車がかかってきた。

困った顔をしていたおばちゃんは、やおら「チケット見せてちょうだい」といってきた。あ、そうか、初めからそうすればよかったのか。

で、チケットを見たおばちゃんは納得したように頷いて、やはりゆっくりと説明してくれた。つまりは、乗換えだから荷物を受け取る必要はない、と。このまま国際線乗り場へ行けばいいとのこと。さらに丁寧に、国際線への行きかたも説明してくれた。いや、助かった。

――まあそのあともちょっと迷ったのだが、結果的にはさして問題もなかったので、よしとしようか。

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例えば中国を語るときには、交通事情というものは欠かせない。つまりは、日本と違いすぎるのだ。あらゆる面において。

それならば、アメリカはどうなんだろうか?――ただ、なにしろ都会に入っていないので、レポートのしようもないのだった。

見た限りのことになる。

 

右側走行、まあこれはいい。中国と一緒である。

デンバーの空港からジェームスの町まではほとんど高速道路を走ったのだが、ここは完全無料だった。ジェームスによると、アメリカの西部はほとんど無料なのだとか。東部だと有料のところもあるらしいが。

日本は、高い。いやもちろん、それだけの料金を徴収せざるを得ない事情も存在するのだろうが、実際利用する方としては、やっぱり割高感を感じてしまう。

 

アメリカらしいといえば、大型トレーラーがよく走っている。そしてトレーラーは、日本のそれとは見た目がだいぶ違う。日本のトレーラーや大型トラックは、前面の運転席の辺りは基本的には箱型で、つまり平面になっている。だがアメリカでは、セダンのように下部が前面に出ているタイプがほとんどだ。映画やCMなどでおなじみかもしれないが。これに関しては、以前友達が、すごくかっこいいと言っていた。日本のトレーラーは、例えば後部の貨物部分を切り離したとき非常に不恰好だ、と。しかしアメリカのは、それ単独で走っても絵になる、とかなんとか。うーんまあ言われてみればそうかもしれない。

ちなみにあの辺りは山地で雪も降りやすいからだろうか、セダンタイプの車は少なく、4WDの大きめの車がやたら多かった。

 

ジェームスの家には数台の車があり、どうやらジェームスも弟さんも自分の車を持ってるようだ。ジェームスの車はトヨタの4WD、弟さんのは向こうでは「トラック」と呼ばれる、前半分がセダンで後ろ半分が荷台になっているようなタイプ。日本ではあまりみない型だが、向こうではけっこう一般的なタイプのようだ。

で、一度その弟さんの車で、ジェームスと山の景色を見に出かけた。そのときは山道に雪が積もっていて、道も舗装されていないので泥が飛び散り、車が赤土にまみれてすごいことになっていた。

「ありゃー、これは弟が怒るかなぁ」と、ジェームスは言っていたが、表情を見ると全然心配していなさそうだ。

「大丈夫なの?」と聞いてみると、あっさりと返事が返ってきた。

「まあ構わないさ、これはトラックだしね。むしろちょっと汚れてたほうがいいさ、それでこそ『漢』ってもんだ」

俺は思わず吹きだした。「なるほどね!」

いたずらっぽくニッと笑ったジェームスの顔が、実にさわやかだった。

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アメリカで、英語と並んでやっかいなのが、単位が違うことである。

通貨単位が違うのは当たり前だから、それはいい。

日常的に使うもの――例えば速度、距離、高さ、気温。そういったものの単位が違うのだ。

もちろん日本と同じような、つまりkm、℃などの単位も存在するが、日常では使われていない。

 

例えば、マイルという単位がある。1マイルが、約1.6kmになる。距離や速度では、このマイルを使う。

案内板などに、目的地まであとどのくらい、と数字が書いてあるが、当然この単位はマイル。また、速度制限標識の数字も、マイル。自動車の中の速度計も、マイル。一度、車で高速道路を走っていて、けっこう飛ばしているなと思って隣の速度計をひょいとのぞいたら、80を指していたので驚いた。まさか80kmってことはあるまい、と思って考えてみたら、80マイルということだったのだ。つまり130km程度は出ていた、ということ。

ちなみにこのマイルという単位は、野球つながりで知っていた。100マイルの男、なんていい方がメジャーリーグにはあり、それはつまり160kmの剛速球を投げるということ。それで、覚えていたのだった。

 

それから、フィートなる単位が存在する。1フィートは30.48cmで、長さや高さに使う。あの山の標高はいくつくらいなの、とジェームスに聞くと、「ちょっとまって、1万1000フィートだから、ええと・・・」といって、メートルに換算してくれる。ただあまり慣れていないらしく、ちょっと手間取っていた。

こんななじみのないフィートだが、実は俺の以前の仕事ではよく使っていたのだった。

正確には、鉄板の横幅の規格として、だが。いわゆる定幅物という規格で、一般的には(その業界内で、だが)3幅、4幅、5幅、6幅という言い方をされる。特に4幅などが一番多い。数字で言うと、914,1219,1524といった数字になるのだが・・・まあそれは、いい。

 

それと、温度。日本では摂氏(℃)を使用しているが、アメリカは華氏(F)を使う。なんでも、華氏32度が摂氏0度だとか。それで、摂氏が一度上がるごとに華氏は1.9度上昇するらしい。なんともわかりにくい。

例えば、ジェームスのお母さんと話していたときに、「このあたりは涼しいけど、それでも夏になれば100度になることもあるのよ」といわれたときはちょいと驚いた。摂氏に直すと、ええと、大体36度くらいか。それならまあ、暑いことは暑いけど普通にありうる。

 

・・・いずれにしても、厄介なことだ。習慣というのは、恐ろしい。
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大平原と壮大な山地。日本の山と違うのは、それほどに木に覆われていないことだろうか。つまりは、見た目が新緑ではなく、若草色なのだ。そういう山が朝日を浴びたときは、眩いばかりの黄金色を放ち、微風に揺られてかすかにさざめく。

さらに遠方を望むと、白く染まった峰峰がそびえる。標高は3000~4000メートルにも及ぶという。

 

完全には舗装されていない山道を、走る。すると、原野の中の公園にたどり着いた。名前は、「ビーバークリーク」。その名の通り、原野の中を小川が流れていて、そこにはビーバーが住んでいるという。ほらあそこに、といってジェームスが指差した先には、以前本などで見たことのあるビーバーの巣が。顔を出してくれないかな、と思ったが、残念ながらビーバーそのものを拝む機会には出会えなかった。

「このあたり、もう開発されないことを祈ってるよ」と、ジェームスがつぶやいた。それは逆に言えば、人間の魔の手が恐ろしいスピードでこの地域を襲っていることを知っているからなのだろうか。人は、飽くことを知らない生き物・・・。

 

   風景1      風景2

別の日には、ご両親に連れられてまた別の景勝地を訪れた。今度は「グリズリー(灰色熊)クリーク」という、少々物騒な名前のところだ。

この付近は、峡谷となっている。切り立った崖、その山々には、名前の由来となった熊が多数生息しているとのこと。

流れる川は、ときおり激流となっている。峡谷から流れ出した山は、コロラド川という大河に合流し、赤銅色の流れとなって下流へ消えていく。

このコロラド川、聞いたことがあるだろうか。すなわち、あのグランドキャニオンを流れる川、それがまさにこのコロラド川なのだ。

 

その峡谷の中を縫うようにして、一両の貨物列車がのんびりと通り過ぎていった。

ジェームスのご両親がその列車に向かって手を振る。と、汽車は甲高い汽笛を鳴らし、さらに運転士が窓から身を乗り出してこちらに向かって手を振った。

なんて、のどかな。

なんだか宮崎駿の映画の中にいるような、そんな感覚を抱いてしまった。

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6月5日、ついに結婚式当日がやってきた。

この結婚式、ジェームスによれば、今回は実に簡素な形にしたとのこと。ただ、新婦側の父親や祖母はけっこう保守的な人らしく、最後まで反対されたとか・・・。

ちなみに新婦は、やはり中国に留学していた女の子で、俺とも仲がいい。キンバリーという名前で、キムと呼ばれている。

 

さて会場は、屋外の、高原の公園のようなところ。広々としていて景色もよく、気持ちのいい場所だ。

そしてあちこちに、キムが用意したという、中国風の飾りがあって、なかなかおもしろい光景になっている。

平屋の建物もいくつかあり、その中にはバンドセットが設置されていて、テーブルも用意されている。

 

午後4時くらいだっただろうか、結婚式が始まった。といっても、あきれるほど簡単なものだ。

新郎新婦が前に立ち、列席者はそれを遠巻きに囲むように立つ。椅子も何もない・・・芝生の上だ。

司会進行は、新郎の弟と新婦の妹。

まずは新郎が誓いの言葉を読み上げ、続けて新婦も読み上げる。このときキムはさすがにこみあげるものがあったようで、ジェームスがそれをそっといたわるようにしていたのが、なんだかいい光景だった。

そして、指輪の交換。

――これで、式は終了である。時間にして15分程度。いやもう、まさに自分たちの式、だ。

 

   結婚式      式場

その後は、自由なパーティー。

外で立食してもいいし、建物の中でくつろいでもいい。

一応、正式な夕食は提供された。ステーキをメインにした、やはりアメリカらしい食事だった。

その後、ジェームスの大学の友達たちが、ステージでバンド演奏。やっぱりアメリカ人がやると、絵になる。レパートリーも非常に豊富で、その後の何時間、ずっといろんな曲をやってくれていた。

そして、他の人は、踊る。

少し広めにスペースがあけてあり、そこで音楽にあわせて自由に踊る。こっちの人はやっぱりみんな陽気で、どんどん踊る。

最後のほうは、俺も流れに乗って踊りだしていた。ま、嫌いじゃないので・・・。

日没後――つまり9時過ぎだが、外でキャンプファイヤー。

このとき食べたものが、アメリカのこういうときによく食べるものらしいのだ。鉄製の二股の長い串にマシュマロをさし、火であぶる。やわらかくなったところで、クラッカーを取り出し、その上に板チョコを乗せて、それでマシュマロをはさむ。

するとチョコも熱でとろりとなり、それをサクッと食べると、これがもう甘くて実においしい。

 

ワインもたくさん飲んで気持ちよくなった俺の目に、満天の星空が飛び込んできた。

一面の星、星――星の海。

まさに圧巻。これほどの星の数は、おそらく初めて見る。

「ミルキーウェイ(天の川)も普通に見えるよ」と、ジェームスが言っていたっけ。

これが・・・、そうなのか。

幸せな気分に浸りながら呆然と空を見上げる俺を、ジェームスの両親がとてもうれしそうに見守ってくれていた。
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アメリカの、少なくともこの地方の習慣では、結婚式前日は新郎側が主催してパーティーを開くのだそうだ。

そこで、6月4日は、ジェームスの家でのパーティーだったわけだ。

午前中から続々と来客があった。俺も何度も紹介されたけど、もう途中から誰がジャックで誰がクリスで誰がマイクなのやら、わからなくなってきた。アメリカ式では、初めて会うときには、自分の名前を言いながら手を差し出す、という風にやるようだ。なんか新鮮な感じでおもしろい。


パーティーといっても全然正式なものではない。挨拶も何もない。家の中に食べ物が並び、それを各自勝手に自分の皿に取り、好きな場所で食べる。ほとんどの人が外のバルコニーやベランダで食べていた。このとき食べたのは、メキシコ料理。ちょっとした辛味もあり、チーズやジャガイモなんかをふんだんに使った、なかなかのものだった。あとは、庭に大きなテントを設置し、そこにも何卓かの席がしつらえてあったので、そこでも食事ができる。


ぼちぼち暗くなってきてから、キャンプファイヤー。焚き火、ともいえる規模だが、家の庭でそういうことができるというのがすごい。もちろん、薪も倉庫とかにたっぷり用意されているわけだ。


  メキシコ料理   焚き火


さらに、もう一つのイベント。

日本のスイカ割りに近いかもしれないが、まず、テントの中に大きな、一抱えほどあるハート型の赤い箱を吊るす。

中には、アメやチョコレートなどのお菓子が詰まっている。

で、一人にバットを渡し、目隠しをし、ぐるぐると回してからそれを壊させる。

なんでかわからないが、俺がトップバッターでやることになった。なんだか楽しそうだから、もちろん拒否なんかしなかったが。

みんな酒が入って陽気になってる中を、バット片手に進む。ジェームスが俺に目隠しをして、何回転かまわす。俺とて酔ってるので、数回転後には足はふらふらである。

よたよたと、前進。周囲からは、もっと前だの右を向けだのと声が飛ぶ。とりあえず、野球選手が打席に入るときのフリをして、軽く笑いをとっておく。後から思ったんだけど、せめてイチローのマネでもしとけばよかったかな・・・。

全く見えない中を、フルスイング!・・・だが、バットは無常にも空を切る。また周囲から笑い声があがる。むむ。

もっと右、もっと右、と声がかかる。どうやらもう一度できるらしい。

今度こそ、と振ったバットは、またまた空振り。くう。

もう一度、最後だ、とジェームスが言う。もう少し上のほうを振りな、と。

三度目の正直!うりゃ!

・・・ぼぐぅ、と、鈍い音とかすかな手ごたえ。と、それなりの歓声と拍手。

クリーンヒットはしなかったが、当たったは当たったらしい。

目隠しをとってみると、その箱はほとんど無傷だった。けっこう頑丈らしい。


次の人が挑戦した。そしてそれをみて、微妙にナゾがとけた。

一人三回までスイングできるのだが、一回目と二回目は、わざと高く吊るし、絶対に当たらないようにしているのだった。暗黙の了解なのだろう。なるほどねぇ・・・。


数人後、狂気のようにバットを振り回すアブナいおっちゃんの手により、箱は無残に破壊され、みんなに中身が配られたのだった。 

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今回のアメリカ旅行で、何が一番心配だったかって、なんといっても英語だ。

仮にも中、高、大と8年間は勉強した身としてはなんとも情けない話でもあるんだが・・・。

更に言うなら、けして苦手科目というわけでもなかったはずなんだが。

 

ただ、今の英語レベルは、おそらく中学から勉強を始めて以来最もひどいレベルだと思われる。

以前も少し話したが、いわゆる「留学生病」だ。

外国語を話そう、という命令を受けた脳は、反射的に中国語をアウトプットしてしまう。簡単な英単語が全く出てこないのだ。

特に間違えやすいのが、代名詞。「I、You、He」という、ごく簡単なものほど、おそらくちゃんと意識して話してない分、中国語に化けやすい。

例えばひとつ、やらかしてしまった典型的なケース。

「私」は中国語で「我」と言い、発音的には「wo」となる。

で、ジェームスのお母さんと話していたときに、「Do you like ski?」と、非常に簡単な質問を受けた。俺が好きなのはスノーボードなので、そう答えてみた。

「wo like snowboard」。

一瞬変な顔をしたお母さんは、それでもすぐに納得の表情。

その表情の変化を見て、ようやく俺は自分が少しばかり言い間違えたことに気付いたのだった。

 

会話はそういうひどい状況にもかかわらず、読むほうはそれなりに何とかなるから、これがまたジェームスにとっては不思議だったらしい。なので、全てを日本の英語教育のせいにしておいた。ホントは自分が悪いんだがね。ま、ジェームスはそれで納得したらしい。その後、たくさんのジェームスの親戚や友人に会ったとき、ジェームスは俺をその人たちに紹介してくれたのだが、その都度「日本人で、中国で勉強していたときの班長さ」と紹介し、さらに英語を話せない俺を「英語を読むほうは問題ないけど、日本じゃ会話の勉強をあまりしないらしくて・・・」とフォローまでしてくれる。実は読むほうだって問題ありありなんだがな。

 

それからもう一つ、改めて気がついたこと。外来語、もしくはジャパニーズイングリッシュと呼ばれる言葉、実はものすごく多い。ほとんどが名詞だけど、会話の中に出てくるほとんどの名詞が英語そのままで通じるのだ――無論発音は少し異なるが。

ジェームスも驚いてて、最後のほうはむしろあきれてた。「いっそアメリカでジャパニーズイングリッシュについての本でも出版したらどうだ?アメリカ人はみんな面白がると思うぜ」などと言っていたが。

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ホントに、もう、かわいらしい。よく人になれてるし、いうことを聞く。この子達は。

ダックスフンドで、名前は「ナポレオン」と「ジョセフィーヌ」。ナポレオンは茶色の毛並みのオスで、5歳。ジョセフィーヌは黒で、3歳ということだ。

 

  ナポレオン    ジョセフィーヌ

短い足でちょこちょこと寄ってきて、足元にじゃれつく。ソファーに座っていると、ぴょこんとひざの上に飛び乗ってくる。そしてつぶらな瞳で見つめてくるのだ。

なでてあげると、気持ちよさそうにごろんところがる。ナポレオンはどうやらおなかをなでてほしいらしく、ころころする。ジョセフィーヌはどうやら人の顔をなめるのが好きらしい。ぴょんぴょん飛び上がっては顔をなめてくる。

 

そんな彼らだが、それなりに番犬としての誇りも持っているらしい。

嗅覚によるものかどうなのか、敷地に何かが近づくと、急に吠えて駆け出したりする。

「俺らを守ってくれてるのさ、一応ね」と、ジェームス。

「へえ、すごいじゃん」

「うーん、家の中にいるとやたら威勢がいいんだけどね・・・」

「・・・あ、そうなんだ。まああの体じゃ戦ってもね・・・」

などと話してると、彼らがてけてけと戻ってきて、ジェームスのひざに飛び乗った。

「どうだい勝てたかい?」と、からかいながらジェームスはジョセフィーヌを抱き上げた。

くぅん、と、ナポレオンが一声鳴いた。

 

しっかりと、簡単な芸もできる。

お手、は、「shake」。おすわり、は、「sit」。さらに、お母さんが手をピストルの形にして「バン!」とやると、撃たれたようにこてんとねっころがった。いやもう、可愛いったらない。

さらに、こんなのも。彼らの鼻の上に食べ物(この時はメロンのかけら)を載せる。そして、その前で人差し指を立てる。「待て」ということらしい。その間、彼らは動かない。そして、「OK!」といって指を引っ込めると、ひょいっと食べ物を落とし、そのまま空中でぱくっと食べる。見事なもんだ。

 

実際のところ、彼らがいて、俺はだいぶ助かった。

ジェームスもキムもやっぱり忙しいから、いつも俺のそばにいるわけにもいかない。そうなると、言葉の問題で、会話する相手がいなくなってしまう。しかしそんなときでも彼らの相手をしてると、けっこう時間がつぶせたりした。

うん。動物に国境はない。

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一言で言えば、ものすごくいい家だ。

家そのものは、非常に大きいというわけではないんだが(それでも充分大きいほうだが)、構造がやはり日本のそれとは違うような気がする。

敷地自体が広いので、四方は庭に囲まれている。庭で普通に遊べるし、テントも張れるし、キャンプファイヤーさえできる。

家のあちこちから自由に庭やバルコニーに出ることができて、そのせいかとても開放感を感じるのだ。

 

   家外観      暖炉

家の中の装飾品はやはりさまざまだが、インディアン系の装飾物が目立つ。人形や織物などだ。

観葉植物も非常に多く、そしてそれぞれが大きい。

暖炉があるのもまた、いい。

 

それから、大きな地下室がある。そこには、ビリヤード台、ダーツ、エアホッケー、トレーニングマシンなどなど、様々なものが。

というよりも、地下室があることに驚いている俺に、ジェームスは驚いていた。「日本にはないの?」ってさ。うーん普通はないだろう。ちょっとした食べ物とかの貯蔵室ならともかく・・・。

ただ、この辺は冬になると雪がすごいので、外出しないことが多くなる、と。そのため、一般の家庭にもこういう部屋が用意されているそうだ。

なるほどね。

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