杭州散歩 | 中華の足跡・改

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12日は、まったくの空白日。
さて何をしようか。

ちなみにこの時点では、こっちの友人というのはまだいない。
授業が始まればそのうちに知り合いも増えるだろう、と思っている。
なにしろ、留学生は大半が韓国人である。
寮のあちこちで聞こえる会話はほとんどが韓国語。
見た感じだと、65%くらいは韓国人か?
で、のこり20%が日本人、あとはアメリカやヨーロッパ、その他諸々。
あ、数字は正確じゃないよ。

さてこの日は、市内まで行ってみることにした。
この杭州という街。
列車の駅があって、その西に中心街が広がり、その西に西湖がある。
その西湖の北西方面に大学がる。
つまり、大学は市の中心からはけっこう離れたところにあるわけだ。
市の中心までは、地図上の距離だと約5~6km程度か。
ということは、沼南町の実家から柏にいくようなものだ。
歩けば1時間程でつく。
いつものことだ。
そう考えて、この日は徒歩で市内まで行ってみて、あとは適当に買物するなり西湖を眺めるなりすることにした。

杭州は浙江省の省都だけあって、それなりに発展している。交通量も多い。が、後で聞いたところによると、ここ数年すごい勢いで交通量が増加しているらしい。街のあちこちでは建物の建設工事をしていて、まだまだ発展は続くようだ。さすがに景気がいい。鋼材も売れるわけだ。

ガイドブックによると、市内でも一番の繁華街は「延安路」というストリートらしい。市内を南北に貫いている。なので、今日はそこを歩いてみることに。

この延安路もけっこうな長さがある。
北部は銀行やホテルなんかが目立つ。
中心部にいくと、道の左右には様々な店があらわれる。
食べ物の店もあれば、服の店もある。
デパート等もある。
「家楽福」って、わかりますか?
これ、「カルフール」の当て字。
「ジャルフ」って聞こえるけどね。
すごいにぎわいだった。

途中の店で肉包子(にくまん)を買って、ぱくつきながらさらに歩く。

延安路を南に下っていくと、公園にたどりついた。
「呉山公園」という公園だった。
公園の背後はちょっとした山になっていて、山頂には楼閣らしいものが見える。
どうやらあれが、「西湖新十景」のうちの「呉山天風」らしい。
またいずれカメラ持ってるときにアタックしてみようか。

ここは、既に西湖の東側である。
ちょうど、西湖十景のうちの一つ、「柳浪聞鶯」が近くにあるので、行ってみた。
またもガイドブックの言葉を借りると、「西湖東南の岸辺にある景勝地。4つの庭園で鶯の鳴き声を楽しむのがまた格別」とある。
鶯はもとより、柳も非常に多い。柳並木、なんて言葉があるのかどうかしらないが、庭園内はほとんどが柳で、なかなかいい風情だ。

ここから湖に沿って北上。湖の北東部までいくと、次なるチェックポイントがある。西湖十景、「断橋残雪」。
「冬、白堤の雪が解ける様は石橋がとぎれとぎれに雪中に浮かぶように見える。西湖の美しさは冬景色に極まるといわれる。白堤は西湖の北東に築かれた長さ1kmの堤。唐の詩人白居易が杭州長官のときにこの堤を詩に詠んだことから白堤と呼ばれる」とのこと。
冬といえば今が冬なのだが、とても雪は降りそうにない。来年にでも雪景色を見ることができるかなあ・・・?

のんびり歩いたとはいえ、この日の散歩の所要時間は約6時間。
ちょいと疲れた・・・。


次の日は、入学式。
朝から、校内の講堂のようなところで行われた。
さしておもしろいものでもない。

さて注目のクラス分け。
4-3班、ということになった。中級というところである。
どんなものだろうか。

この日、ようやくというか、知り合いができた。
韓国人。
その人とはちょっとしたことで話が始まって、その人の知り合いの韓国人グループとも仲良くなった。
彼らの中国語レベルは人によってバラバラで、あまりしゃべれない人もいれば俺と同じくらいはしゃべれる人もいる。会話は中国語でやるしかないので、ときどきはそのしゃべれる人が通訳の役目も果たしてたりした。
なんせこっちはこれっぽっちもハングルがわからない・・・。