中華の足跡・改

中国から帰り、北海道に暮らしつつ、台湾とつながる生活。

マジメな話からくだらないネタまで、国籍・ジャンル・多種多様。

いざ、情報発信~!


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徹司たちが通う高校は、県立大金(おおがね)高等学校、という。県下では、それなりに名の通った高校である――様々な意味で。

『自主・自立』の校訓が示すとおり、自由な校風が売りで、制服もなく、細かい校則もない――少なくとも、徹司はこの高校に一体どんな校則があるのか、知らない。髪の色や形、装飾品などに規制がないのは確からしい。そんな校風のせいなのかどうか、仮にも入試時にはこの学区の中ではトップの難易度を誇るはずが、在学中に成績が急降下する生徒が多い。そのくせプライドだけは高いため、大学入試の際は早慶上智といった難関校に挑み、無残に散っていき、浪人生となって予備校通いをする人間が多数を占める。「大金高校は四年制」といわれるゆえんである。

そんな大金高校で、年に一度開催される文化祭――(しのぎ)(さい)」。毎年の秋分の日前後の2日間にわたって行われる。そして今やその凌祭の名物とまで呼ばれるようになったのが、3年生による演劇なのだった。

大金高校には、一学年につきAからHまでの8クラスあるのだが、例年3年生は半数以上のクラスが演劇に挑戦し、最優秀賞である『アカデミー賞』を目指してしのぎを削る。受賞作品を含め、そのうちいくつかは不思議なほどに高い水準の完成度を誇る。そうして、そのハイレベルな作品に感銘を受けた下級生たちは、「自分たちも3年になったら……」と、ひそかな闘志を燃やす――という循環ができあがっている、というわけである。

徹司も、そういった事情は承知している。トッコや古兼のようにもともと演劇が好きな人間なら、燃え上がるのも無理はないか、とは思うのだ。

しかし、徹司自身は、といえば。

――めんどくせえ。

という心境が、一番正直なところだっただろう。あるいは、バカバカしい、という思いもあった。どうにも、行事というものに熱中できるタイプではないのだった。


6月に入り、なんとも鬱陶(うっとう)しい天気が続くようになった。大学受験を控えた学年としては、そろそろぴりぴりしたムードが漂ってきてもおかしくない頃なのだが、この学校はなんとも平和なものである。

この時期に多くの生徒が――主に3年生だが――必死になっているのが、月末にある合唱祭の練習である。つくづく、行事の好きな学校なのだ。

この日も、授業を終えると、クラスの中で歌の練習が始まった。

毎日毎日ようやるよ、と、徹司は内心あきれ気味に、熱心に指揮棒を振るクラスメートの中山を眺める。歌うことが嫌いじゃないが好きでもない、という徹司だが、周囲から浮くのも嫌なので、ほどほどに周りに合わせてはいる。

中学の頃は、合唱というものをバカにしたような空気が、男子の間にはあった。おかげで徹司としてもほどほどにサボれたのだが、このクラスは――あるいはこの学校は、どうにも調子が狂う。

「はい、じゃあ次は、『仲間の一羽が叫びをあげた』のところから、もう一度あわせてみます」

中山の指示がとぶ。

あちこちからぱらぱらと楽譜をめくる音が聞こえる。

「『さけび』の『け』のところ、急に音が上がるから、ここはテノールの人もうちょっとがんばって」

もうけっこうがんばってるんだけどなぁ、と小声でつぶやいたのは、隣の横石(よこいし)だ。徹司はちらりと横石をみたが、それほど不満があるようにも見えない。

「それじゃ、いってみよう。さん、はい」

中山の合図に合わせて歌いだす。

♪な~か~まの~いちわが~~さ~けぇ~びを~……

「あ、ちょっとストップ」

中山が中断させた。

「ここ、ちょっと苦しいかもしれないけど、前半の山場だからさ。パート練習にして、じっくりやろうか」

「……熱心だなぁ」

と、後列でつぶやいたのは、後藤だろう。あきれるのと感心するのが入り交ざったような感想だった。


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昨日に引き続いて、ミニバス春季強化リーグ。

今日の相手は、澄川と、澄川南。

両チームとも人数が少なく、オープンになるかどうかギリギリ・・・というところ。

実力的には昨日の対戦相手よりはレベルが落ちるので、少しはまともな試合をしてほしい。


さて、緒戦の澄川。

このチームも6年生が1人だけ、ということらしく、つまりは真駒内と似ている。

大きく違うのは、真駒内はその1人の6年生が一番ヘタだという笑えない事実があるというところだが。

その澄川、全体的には高さはあまり無いのだが、一人5番の選手が飛び抜けて大きい。

その5番を抑えきれるかどうか、が勝負になるのだが。


第一クォーターは、シュウヤ・ムウ・タイキ・アキヒト・ツバサ。

相手の5番には、とりあえずはツバサがついて、近くにいる人がダブルチームに行く戦術。

だが、やはりサイズの差は大きい。

ゴール下に入れさせない、ということは、実践は難しい。

ポイっと高いボールを放り込まれて、そのまま振り向かれてシュートされるというパターンを、止められない。

そのせいかどうか、オフェンスも妙に消極的になり、全く攻められない。

0-14と大差のスタート。


第二クォーターはユウダイ、リオ、オカ、ユウスケ、ハヤト。

相手5番が下がったこともあって、真駒内ペースに。

ユウダイやオカが何度か切り込んでチャンスを作る。

ただ、スピードも力強さも不足しているためか、ファウルに簡単につぶされる。

せめてバスケットカウントくらい取れればいいのだけど。

そして、フリースローが、入らない。

ユウダイとオカとで8本のフリースローを打って、成功はゼロ・・・。

ディフェンスはまあ何とか形になり、4番の1ゴールだけに抑えて、わずかに差を縮め、6-16で前半終了。


後半は、ユウダイ・シュウヤ・ユウスケ・アキヒト・ハヤトで挑む。

が、やはり5番を抑えきれない。

開始1分からあっさり連続ゴールを許す。

ハヤトのシュートで2点を返すも、またさらに5番に立て続けに3ゴール。

で、3分過ぎ辺りから、心が折れたらしい。

雑なプレーが連発。

抜こうとしてもドリブルが弱いからミスして取られたり、変なところで止まって苦し紛れのパスをスティールされたり。

一度崩壊するともうなし崩し的に。

8-35と、大差がついた。


最終クォーターはシュウヤ・オカ・ユウスケ・タイキ・ツバサのメンバー。

メンバー変更も流れを変えることはできず、むしろユウダイが抜けたことで高さ的にはさらに苦しくなる。

もっとも、スティールからの速攻をくらうパターンが増えた分、セットの守備機会が減ったので、高さがどうのこうのというレベルの話ではなくなってきたのだが・・・。

結局、10-51という、大敗を喫した。

失点のうち、27点が5番にやられている・・・もう少し試合中に学習とか修正とか、できないもんかねぇ。


<得点>

ユウダイ:2 シュウヤ:2 オカ:2 ハヤト:4


第二試合は澄川南。

4番が、それなりに大きくスピードもある中心選手。

他にも何人か大きめの選手がいるが、技術的には正直あまり上手ではない。

現状では、やはり人数不足でオープンのチーム。

ココとまともな試合が出来ないようだと、冗談抜きで真駒内チームの展望はなくなるぞ、と。


第一・第二クォーターは、1試合目と同じメンバー。

試合開始早々にあっさりと先制を許すものの、2分にタイキが同点ゴール。

さらにツバサがフリースローを1本決めて、初めてリードを奪う。

その後、逆転を許すが、アキヒトとツバサのフリースローで再度逆転。

が、終了間際にまた同点ゴールを許してしまう。

得点経過だけ見れば、おもしろいシーソーゲームの展開である。

6-6。


第二クォーターから、相手4番が登場。

ユウダイがマークするが、どうやら相手のほうがスピードで上回るようで、抑えられない。

オールコートマンツーの真駒内だから、ボール運びもする4番に対してフロントコートからユウダイがチェックするのだが、そこでまず抜かれてしまう。

そのあとすぐにヘルプに行ければいいのだが、加速のついた4番に対しては恐怖感がわいてしまうらしく、正面に入ることができない。

そのまま走られて高さを活かしたレイアップを決められる、という失点パターンが続く。

もっとも、相手のディフェンスも荒く、真駒内程度のオフェンス能力でも中に切り込んでいける。

ハヤトやユウダイが、ちょこちょこと得点を入れていく。

5分には、リオが速攻からスピードに乗ったなかなか見事なレイアップを決めるなど、一時はまたリードを奪う展開に。

しかし最後の1分に4番に連続ゴールを許してしまい、またも同点。

16-16での折り返しとなった。


さて第三クォーターは、ユウダイ・シュウヤ・ユウスケ・タイキ・アキヒトとなった。

まずアキヒトのゴール。

そして失点。

またもアキヒトのゴール。

またまた失点。

ユウダイが取り返す。

またもやられる。

最後はシュウヤが得点。

・・・まさに一進一退。

かろうじて24-22と、1ゴールリード。


第四クォーターも、同じメンバーで。

疲れの見え始めたユウダイだが、相手の4番はシュウヤやタイキが必死のヘルプで、何とか失点を最小限に食い止めようと奮闘。

ここまで競ってるゲームだと、さすがに気持ちは切れないようだ。

特にタイキはかなり厳しいディフェンスをしていて、ファウルも3つ取られたが、いい気迫だった。

互いに譲らない展開だったが、3分に4番がゴールを決めて、同点。

その直後、タイキがゴール下でファウルをもらい、フリースローのチャンス。

ところが、タイキはこれを2本とも落としてしまう。

だが、そのリバウンドのこぼれ球をタイキが拾い、そのままゴール。

が、5分にやはり4番に走られて、同点に追いつかれてしまう。

ラスト1分を切り、またまた4番に逆転のゴールを奪われる。

これはバスケットカウントになってしまったのだが、そのフリースローははずれる。

残り時間わずかというところで、中央付近の混戦からタイキがスティール、そのままドリブルで持ち込んでレイアップを決めて、土壇場で同点に追いつく。

そしてそのままタイムアップとなり、28-28の同点で試合は終了となった。


<得点>

ユウダイ:4 シュウヤ:2 リオ:4 タイキ:6 アキヒト:5 ハヤト:4 ツバサ:3


負けなかったと見るべきか、勝てなかったと見るべきか、微妙なところである。

ちなみに澄川南とは、1月末の新人戦(つまり同じメンバー)で戦っていて、そのときは38-14のダブルスコアで勝利しているのであった。

向こうが急速に伸びたのか、こちらが成長していないのか・・・。

俺としては後者のような気がしてならない。

内容的には相変わらずの初歩的なミスの連発。

いつまでたっても二軍戦の印象から脱しない。

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その日の放課後。

徹司はいつもどおり、ハンドボール部の練習で軽く汗を流した。実のところ、3年生の最後の大会は既に終わっていて、引退したことになってはいるのだが、授業が終わってまっすぐ帰宅というのもなんだか落ち着かないもので、徹司は仲間を誘ってちょくちょく部活に顔を出す。もともとがあまり規律の厳しい部ではないのだ。

ハンドボールというのは屋内でも屋外でもできるスポーツだが、練習はいつも校庭のコートを使っている。そのときには、滑り止めとして松ヤニを使うのが一般的である。使用量は個人によってまちまちだが、ボールに松ヤニが付着するので、結局、手やジャージは松ヤニで汚れることになる。

この松ヤニというもの、一度手につくと、落とすのは相当難儀である。専用のクリーナーを使わないと、簡単には落ちない。真冬などは、練習後の手洗いが一番こたえる。そのせいもあって、大体が不真面目な部員の多い(そのくせ試合には強い)ハンド部は、冬の間は体力づくりと称してコートでミニサッカーなどばかりをやっていることも多かった……。

さて、練習を終えて、部室前の水道で手を洗いながら、徹司はふと教室での会話を思い出した。

そこで、隣で手を洗っている外村康之(そとむらやすゆき)に声をかけた。

「なあ、ソトム?」

「ん?なに?」

「えーと、ソトム、2年のときたしかB組だったよね?」

「そうだけど」

外村は、指先にこびりついた松ヤニを丹念に落としている。

徹司も自分の指先を見る。そして左手薬指に松ヤニが残っているのを見つけ、再びクリーナーを手に取った。

「じゃあ、鈴本朋子って子、同じクラスだった?」

「ああ、トッコね。うん。なんで?」

「いや、今俺と同じクラスなんだけどさ。さっき……」

徹司は先ほどの教室での会話を外村に話した。

外村は、すぐに事情をのみこんだようだ。

「なるほどね。トッコ、今年も燃えてるんだ」

「今年も?」

「うん、去年もうちら、劇やったんだけどね。トッコが中心になってさ。でもやっぱり2年だからねぇ……」

外村は懐かしそうな表情で言う。

「3年になったら絶対賞とりたいって言ってたみたいだからね」

なるほど、と、徹司は了解した。

「モモ、大変だよ……きっと」

外村は、わかったような顔をして一人うなずき、着替えのために部室に入っていった。

やれやれ、とため息をついて、徹司は水を止めた。なんだか面倒なことになりそうである。

受験生だってのに――と思ってから、全く受験生らしいことをしていない自分に気づいて、徹司は苦笑を浮かべた。

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真駒内ミニバス少年団。

久しぶりの試合である。

そして、学年が新しくなっての、初試合ということにもなる。

ちなみにこの間に、チームには二人の選手が新加入。

5年生と4年生。

二人とも転入組で、ミニバス経験者ということで、十分に戦力になりうる。

ギリギリの人数でやっていた真駒内にとっては、非常にありがたい話だ。


今日の試合は。

清田南と、藻岩。

現在の代だけでいうなら、力の差は歴然としていて、何がどう間違っても勝てる相手ではない。

勝敗度外視で、どれだけいいプレーが出来るかを試しに行ったようなものだ。


清田南といえば、昨年はAブロックのトップを巡って激闘を繰り広げたライバルチーム。

ところが、たった1年でこうまで実力差がひらくものか、と。

いやもう。


まず1クォーターは、シュウヤ・ムウ・トモヤ・タイキ・アキヒトの5人。

初めの3分くらいは、まあまだ何とか見れる内容だった。

無論失点は重ねるし、得点はアキヒトの2点だけ。

それはいいのだが。

5分辺りから、フロントコートのプレスに精神面をやられてしまったらしい。

あっさりと心が折れて、パスミスやキャッチミス、スティールを喰らって怒涛の失点。

この一分間だけで実に10失点。

2-22で終了。


2クォーターは、ユウダイ・リオ・オカ・ユウスケ・ハヤト。

相手の一番(たぶん)上手な選手の4番がこのクォーターは不在だったが、7番もなかなかいいセンス。

そもそも、真駒内はなかなかボールが運べない。

オカやハヤトが運ぶものの、やはり実力不足のせいか、ミスが非常に多い。

スティールされてからの戻りも遅く、速攻であっさりと失点。

得点は、リオのフリースロー2本だけ。

4-38と、さらに差は開く。


3クォーターは、ユウダイ・シュウヤ・ユウスケ・アキヒト・ツバサ。

ベストの相手チームに、もうやられ放題。

ビデオ録画のリピート映像を見せられているようなものだ。

何一ついいところもなく、4-58。


最終クォーターは相手がベストをちょこちょこ代えてきたおかげで、少しはマシになったものの、内容はほぼ変わらずに、そのまま。

10-68で、完敗。


<得点>

ユウダイ:2 シュウヤ:2 リオ:2 アキヒト:4


第二試合は藻岩相手。

デカい選手がそろったチームだ。

実力的には清田南とほぼ互角。

つまりは絶対に勝てる相手ではないのだが、問題は、1試合目の惨敗の反省をどれだけ生かすことができるかどうか、である。

それなのに。

ほぼ全く、変わらない。

びっくりするくらいに。

なんかもう、いくら小学生とはいえ、正気を疑ってしまうくらいに。

1試合目と同じ。


なので、正直ココに書く話がない。

1Q:1-18

2Q:2-16

3Q:0-21

4Q:3-20

TOTAL:6-75


<得点>

ユウダイ:3 ムウ:1 ツバサ:2


しかし、どうすんだこのチーム。

負けるのは一向に構わないのだが、成長が見られないのが情けない。

5年生主体のチームだからって、言い訳にはならないぞ。

考えが足りなすぎる。

技術的に言っても、ドリブルミス、パスミス、キャッチミス、あげくにはスローイン時のラインクロス(それも、何度も)・・・これじゃバスケットにならない。

監督もアタマ痛いだろうなぁ・・・

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パリーグの開幕から約一ヶ月。

なかなかおもしろい状況になっている。


トップを走るロッテの躍進は、俺としても予想外。

よく打つ。

が、いつまで続くか・・・それはまた別問題である。

どこかで息切れすると、俺は見ているのだが。


一方で、ダントツの最下位に沈む日ハム。

昨年の優勝チームの失速に、各所から驚きの声が聞こえてはくるが。

俺的には、さして意外でもない。

冷静にメンバーの顔ぶれと実績を眺めると、充分に予想圏内である。

投手陣は、基本的にダル頼み。二番手の武田勝はまあまあだが、それに続く柱が、ない。

6枚のローテが必要なこの時期に、計算できるのが二人じゃあ話にならない。

基本的にはバクチに近い新外国人の二人をローテに組み込んでいること自体が、台所事情の苦しさを露呈している。

そこへ持ってきて、後ろの投手も、崩れる。主に武田久。

代役のウルフなんてのも乱れてるし、これじゃあどうしようもない。

で、打撃陣も。

そもそも去年がおかしいほどの流れに恵まれて、ずいぶんと打っていたが、あれを基準に今年を計算したらいかんだろ。

どんな選手でも波があるのがバッティングなのだから、せめて三年くらいは好成績を保ってはじめて計算できる打者といえるだろう。

それなのに、去年ブレイクしたばかりの糸井や小谷野あたりを主軸として計算するってのも、甘すぎる。

それで去年80以上の打点を稼いだスレッジをあっさり放出したんだろうけど、そのツケがまわってきているわけだ。


まあそれはそれとして、ライオンズ。

昨日までに26試合を終えて、貯金が6の二位。

チーム状況から考えると、上出来である。

エースの涌井は、どうも内容が悪く、防御率が4点台。

西口にいたっては、7点台後半で、ほとんどの試合を壊しているありさま。

打撃方面では、開幕から20試合くらいまで、4・5・6番の打率がそろって1割台という異常事態。

この3人に細川を加えての1割台カルテットが、規定打席数の打率ランキングのワーストを争うという笑えない状況。

その中で気を吐いていた中島が、打率を4割に乗せたあたりでケガによる離脱。

おいおいおい。

・・・この悪条件の中で、よくもまあ貯金してられるものだ。


活躍している選手に目を向けると、まず投手は帆足と岸。

帆足は5試合で2勝2敗ながら、防御率は1.57でリーグトップ。

岸は防御率2.94だからそれほど飛びぬけてはいないが、逆に4連勝中と、勝ち星を稼いでいる。

そして、昨年の懸案だった救援陣が、藤田太陽・シコースキーを中心になかなかの安定感を見せている。

藤田はここまでホールドポイントが7、自責点はゼロ。

シコースキーはリーグトップの8セーブで、防御率は1.59である。

打者では、主力では開幕からコンスタントに成績を出している栗山。

だんだんとエンジンのかかってきた感のある、片岡・中村。

伏兵としては、かつてのドラ1・高山や、野手転向途中の上本が、いい働きを見せている。

そして、謎の(?)助っ人・ブラウン。

打率は.222と低く、本塁打も4と、それほどの爆発は見せていない。

だが、打点は21で、チーム内でトップ。

とはいえ実は得点圏打率そのものは3割未満で、チャンスに非常に強いというわけでもないのが、また不思議。

まあとりあえず、打点を稼いでくれれば、5番打者の役割は果たせる。

できれば今後は、もう少し打率が伸びてくれればいいのだが・・・。


チーム成績を一応見ておくと。

チーム防御率は3.93(リーグ2位)。

課題だった与四球は71で、これもリーグ2位(少ないほうから)。

リーグワーストの項目は、被本塁打21・・・まあこれは仕方ないか。

チーム打率は.261(リーグ2位)。

盗塁数・本塁打数はリーグ2位、犠打はリーグ4位と、飛びぬけた数字は無い。

あえて探すなら、併殺打が8と、非常に少ない。(ちなみにロッテは23、日ハムは21)

これが一つ、好成績の隠れた要因だったりするのか?


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「演劇?」

それは、桃井(ももい)徹司(てつじ)にとっては随分と唐突な問いだった。

「そう。モモちゃん、演劇とかに興味ないかなー、って」

徹司はちょっと困って、答えた。

「うーん――正直、あんまり……。なんで?」

別段失望した様子もなく、鈴本(すずもと)朋子(ともこ)がさらに言った。

「ほら、モモちゃんたしか文化祭委員だったでしょ?あたしすごく劇好きだから、絶対演劇やりたいと思って」

そういえば俺は文化祭委員なんてものを押し付けられたんだっけ、と、徹司はややいまいましげに思った。

新学年が始まってすぐ、一人ひとりにご丁寧になんとか委員というものが割り振られるのだが、どう考えても仕事が多そうで面倒そうな委員会は人気がなく、文化祭委員などはその最たるものだった。その日の徹司は完全に運命の神に見捨てられ、ジャンケンに五連敗したあげく最後に残った文化祭委員のポストを与えられたのだった。

あげくには、担任の小原(おはら)までが「文化祭委員ってのも大変かも知れんけど、まあ桃井ならしっかりしてるから大丈夫だろ」などと余計な太鼓判をくれたものだった。

「でも文化祭って、9月だろ?まだ5月だってのに、トッコずいぶん気が早いね」

「うふ、あたしねー、3年の文化祭は絶対演劇!って決めてたの。準備するのだって、早いほうがいいでしょ?」

にしても早すぎだろ、と徹司は思ったが、この邪気のなさそうな笑顔に水をさすのも悪い気がしたので、うんまあね、などとあいまいにつぶやいた。

そのとき、脇から別の声が入ってきた。

「あ、トッコ、俺も実は演劇やりたかったんだよね」

「ホントかよ?」

徹司は、うさんくさそうに古兼(ふるかね)(つよ)()をみやった。

一方の朋子は嬉しそうに古兼に話しかけた。

「剛志くん、劇、好きなの?」

「おう、実は大好きなのさ」

得意げに答える剛志に、

――初耳だぜ、剛志よぉ」

と徹司は冷たく言い放つ。

「や、マジだって。キャラメルボックスとかすごい好きだからね、俺は」

「え、キャラメル?すごい、あたしも大好きなの!」

「お、トッコも?いやあおもしろいよね、あれは」

「うんうん!」

一瞬で意気投合してしまった二人を、徹司は冷めた目つきで眺めた。

キャラメルだかチョコレートだか知らんけど、まあ勝手にしてくれ、とつぶやいて、教室の出口へ向かった。その背後から朋子が慌てて声をかけた。

「あ、モモちゃん、だからね……」

徹司は片手を上げて話をさえぎった。

「いいよいいよ、トッコも剛志も、好きにやってくれ。別に文化祭委員ったって、俺が全部決めるわけじゃないんだし」

半ば捨て台詞のように言い残して、徹司は教室を出た。
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読書好きの人間が、ふと思うこと。

「自分も何かを書いてみたい」


幸いにもこの時代にはいろんなツールがあって、無料のブログなどというシロモノがあるおかげで、俺も気ままに文章を書き散らすことができている。


それとは、別に。


ある程度まとまった「話」を、紡いでみたいと。

そんな欲求も、さかのぼれば小学生くらいの時から、胸の中にずっとくすぶっていて。

とはいえ、別に作家や文筆家になりたいとか、物書きで生計を立てたいとか、そんな大それたことを思っているわけでもなくて。

全ては自己満足のため。

書きたいから、書いてみる。

そういうものを。


そんなこんなで、書き始めた物語を。

この場に載せようかと。



フィクションです。

実在の人物・団体とは関係はありません。

・・・モデルは、ありますが。


タイトルも、決めました。

『夢と仲間とトナカイと』


トナカイ、という単語で、

「ん?」

と、思った人がいたとしても。


作り話ですから。


お楽しみに。

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ネットの記事を見ていたら、こんな見出しが。

『<田中芳樹>小説「タイタニア」新作執筆 約20年ぶり刊行へ』


ほう。

タイタニア、か。

・・・懐かしい名前だ。

それも当たり前か。

20年て。


田中芳樹といえば、代表作が『銀河英雄伝説』なわけだが、その大ヒットを受けて、似たようなジャンル、いわゆるスペースオペラという作品が執筆された。

それが、冒頭の『タイタニア』。

この作品が、3巻で止まっている。

何しろ遅筆の作家で、そのくせいろんなシリーズものを平行して書き、さらに様々な短編も書いたりするものだから、シリーズの刊行が数年空くのは珍しくもないのだが。

さすがに、20年とは・・・。

俺がタイタニアを読んだのは高校生の時だから、10数年は空いている。

もう細かいストーリーなど、覚えちゃいないぞ。


まあ続きが出るというなら、出ないよりもはるかにマシというものだが。

ただ、記事を読むと、発売時期は未定、となっている。

つまり、書き始めましたよ、ということか。

書くのが仕事のはずの作家が、書き始めたこと自体がニュースになるってのも、考えてみればおかしな話だが。


そのうち暇を見て、3冊分を読み返して復習しておくか・・・。



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病院なんてものは、昔っから嫌いなタチである。

そんなもんだから、風邪だのなんだの、耐えられる限りは病院に行くことはない・・・という以前に、まあほとんど風邪を引くこともないのだが。

そのくせ、よく考えると、切ったり縫ったり折ったりと、大きめの怪我で病院の世話になることも多かったような気もするのだが。


別に、耐え難いほどの痛み、ではない。

ただ、どうにも、長い。

たぶんかれこれ半年くらいは続いている。

ヒザ。

サッカーの時になんとなく左膝の皿の下あたりに痛みが走り、それ以来、激痛ではないが鈍痛のようなものが付きまとい。

まあそのうちになおるだろうとタカをくくっていたのだが、どうも好転の兆しがない。

しばらく前から、膝用のちゃんとしたサポーターを装備してサッカーに行くようになり、その場では痛みは抑えられるのだが、やはりはずした後や翌日の痛みが消えることもなく。

治したいというよりも、正体を確かめたい気持ちで、今日は整形外科に行って見ることにしたのだ。

一つには、もうすぐ自転車通勤を再開する時期だということもあったが。


レントゲンとって、診断。

で、とりあえず骨に損傷はなかった。

腱の、炎症だということだ。

「膝蓋腱炎」というらしい。

つまり、使いすぎですよ、と医者は笑って言った。

サッカーは続けてもいいですけど、まあほどほどにしてください、と。

口ぶりからすると、それほどの重症ではないらしい。

一安心だ。


ほどほど、ねえ。

プレーする以上は全力で走るし全力で飛ぶし。

頻度を減らせ・・・ということかな。

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この週末、ライオンズが札幌遠征でやってきている。

シーズン開幕早々で、ライオンズの調子も上がってないのでちょっと期待薄ではあったのだが、まあせっかくなので観戦に行くことにした。


問題は、試合そのものではなくて、札幌ドームという組織のお粗末さなのだが。


試合開始1時間以上前には球場についたのだが、当日券売り場には長蛇の列。

札幌ドームにしては、珍しい。

とりあえず列に並んだのだが。

なぜだか、列が全く動かない。

そのまま待つことしばし。

やがて、係員がハンドスピーカーで説明するには、発券の機械が故障してチケットが出せないので、しばらくお待ちください、と。

お待ちくださいはいいが、なにしろ並んでいる人数が人数だ。

さっさと何か手を打たないと、試合開始まで間に合わないぞ。

野球の入場券くらい、手書きでチケットを発行するとか、方法はいくらでもあるだろうに。

そう思いつつ、待つこと数十分。

試合開始まで残り40分というところで、ようやく状況に変化が。

それが、「機械が直らないので、手書きでチケットを出します」と。

おいおい。

だったらさっさとやれよ。

この数十分、この長蛇の列を待たせておいて、何をやってたんだ。

危機管理能力、臨機応変の能力が、無さすぎる。


結局、俺が球場内に入れたのは、試合が既に始まってから30分程度経過してから、だ。

その間、球場外の列ではすぐ中でやっている試合を携帯のワンセグで観戦する人々、という、おかしな光景。

俺らの後ろにもまだかなりの列が続いていたので、後方の人はいったいいつ入場できたのだろうか・・・。


さらにいうなら。

チケット窓口の人は、これだけ遅れている状況なのだから、とにかく早く客をさばかなくてはならないはずだ。

だったら、それなりの対応が求められるはずだ。

丁寧な対応も結構だが、いちいち客が変わるたびに「機械の故障のため手書きのチケットになってしまい大変申しわけありません」とか、いらないから。

一人ずつそういう言葉を省略していけば、後ろの方の人が入場できる時間、だいぶ変わると思うぞ。

どうにもこうにも、情けない話だ・・・。

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