晴天のヘキレキはある日突然やって来た。
「マヒナさん、ちょっといい?」と社長。
仕事の手を止めて顔を上げると、社長はそのまま話を続けたのです。
「突然で申し訳ないんだけど、後3ヶ月で会社を閉めることにしました」
・・・えーっと社長さん、そんな衝撃的な話を、何をさらっとおっしゃっているんでしょう?
まるで週末の飲み会が中止になったかのごとく・・・
そうです早い話が倒産です。残務整理に3ヶ月掛かるってだけで。
このとき私33才。学歴なし、キャリアなし、手に職なし、彼氏なし、挙句に職も失った。
そんな崖っぷちの独身女が、ある日突然無理やりに、
人生の岐路に立たされてしまったのです。
33歳のこの時、東京のとあるこの中小企業で7年ほどOLをしておりました。
この仕事にありつくまで、ちゃらちゃら~っと、ふわふわ~っと、
人生なめきって生きてきました。
というのも、私の年代は世に言う「バブルの申し子」。
バブル経済の恩恵にあやかりまくって、おいしい思いもしまくって、
いいとこ取りをして来たような
生ぬるーい人生を送って来た、普通の三十路過ぎた独身OLでした。
私は世間一般で言う、都会にあこがれて東京に出てきた田舎者の一人。
高校卒業後、東京の専門学校に入学、卒業後も就職なんぞせず、
若いってだけで安易に稼げる水商売へとーっぷり。
時代はバブル絶頂期、そして私の水が合っていたせいもあり、
たいした努力もなく月収手取りで70万、なんて時もありました。
バブルが終わる寸前に水商売から足を洗い、派遣社員としてOL生活のスタート。
その後うまいことコネを使って、東京のとある中小企業に、
経理事務としてもぐりこみ成功。
30過ぎても結婚の危機感はなく、性懲りもなく不倫なんぞ繰り返しておりました。
そして何となーく、本当になんとなーくこの日まで、月日は流れて行ったのでした。
しかし突然の失業を聞かされ、思いついた今後の人生の選択は
1、無難に再就職先を探す。
2、先の事を考え、何か資格を取るために勉強を始める。
3、この際だから、昔から夢だったアメリカへ語学留学をする。
の3つでした。
まだ30代前半ということもあり、まだまだ余裕をブッコイテおりまして、
「婚活をする」という選択技は思い浮かんでいませんでした。
そして最終的に選んだのが、
「この際だから、昔から夢だったアメリカへ留学する」
という、一番無謀な選択だったのでした。
しかし今思えばこの極めて無謀な選択は間違っていなかったのです。
留学先のアメリカで婚活を始め、
その後見事にアメリカ人ドクターと結婚することになったからです。
今ではハワイに引越し、
だんな様と毎日海を見ながらのーんびり結婚生活を楽しんでます。
今後、結婚までの道のりをじっくり語らせていただきまーす(^-^)/
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