チカチカしません
テーマ:書評関連-一般午前中に公開した記事に追加情報を付して再公開します。
このところ、字が多くて目がチカチカする記事が多かったので、今日は短い文章から始めます。
現在読んでいる本を紹介しておきます。井形慶子『お金とモノから解放されるイギリスの知恵』(新潮文庫)です。一応、学部学生の時には英国の政治思想史を専門にしていたので、こういう本が気になります。実は、英国どころか海外にすら行ったことが無いのですけどね、私は(笑)
以上が公開済み。以下が追加。
ということで、上記の本を今日は読んでいたのですけど、はっきり言って、これほど読んでいて腹の立つ本は近年なかったと思います。通学の電車の中で読んでいましたが、途中で捨てようかとさえ思いました。勿論、ケチなので捨てませんでしたけど(笑)。
何が酷いかと言うと、著者のイギリス礼賛があまりに激しいからです。「これこれだから、イギリスは非常に豊かだ」。一方、「これこれだから、日本は非常に貧しい」。この繰り返しが延々と続く。この「これこれ」の部分の偏り方があまりに酷い。イギリスのことであれば、全てが非常に好意的に解釈される。対して、日本に関しては、今時ハリウッド映画でさえもう少しきちんと日本を描写していると言うくらいに類型的で偏向した見方をしている。本当にこの偏向の仕方が酷すぎる。
敢えて批判を覚悟で書けば、この本が流通していること自体に疑問を感じた。公刊される以上、もう少し公平なものの書き方があると思うが、イギリスにどっぷり漬かった著者には、そんなことは不可能なのだろうか。最低限、編集者がもう少しバランス感覚を働かせることは出来なかったのだろうか。
買うなと言いません。とりあえず読んでみてください。それ以上、もう何も言いたくありません。
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