街路樹診断

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樹木は何も語りませんが、状況がその原因を物語っています。

樹木に代わって原因を訴える。樹木診断は意義ある面白い仕事です。

先日、樹木診断に東京まで行って来ました。

ベニバナエゴノキの並木が調子が悪いのでその原因と対策をまとめてほしいという依頼でした。

診断前にベニバナトチノキの性質を調査し、いくつかの仮定を持って現場にのぞみます。

今回はおそらく、日照又は根腐れが問題だろうと考えていました。

現場に着くと、ほとんどの樹木が調子悪く、枯れてしまった部分も多くあります。

しかし、すぐに直接の原因は分かりました。害虫です。

事前に調査しておいた中にエゴノキにつきやすい害虫としてゴマダラカミキリがあがっていました。

ほとんどの樹木が食害にあっていました。こんなに顕著なのははじめてみました。

その他、ベニバナエゴノキの弱点もいくつかみつけました。

結局、「性質がよくわからない園芸品種は安易に街路樹に使うべきではない」というのが結論です。

日に照らされ、十分な管理もやってもらえず、おまけに虫の餌食になり、朽ち果てる。

おそらくきれいな花を見事に咲かせることもなくその役目を終えたのでしょう。

樹木がかわいそうです。


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