2007-03-11 14:28:51

ミュンヘン

テーマ:映画 ま行

スピルバーグの社会派映画。
DVDで鑑賞。


1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中に、
パレスチナゲリラ“ブラック・セプテンバー(黒い九月)”による
イスラエル選手団襲撃事件が起こる。
人質となった選手11名は全員死亡。
これに激怒したイスラエル機密情報機関“モサド”は、
極秘に首謀者11名の暗殺を企てる。
そのチームリーダーに任命されたアフナーは、
4人の仲間とともに暗殺を実行していくのだが、
次第に自分たちの任務に疑問を感じ始めるのだった。


ミュンヘン・オリンピックで実際に起きたテロ事件が元になっているそうですね。
この事件のことは知りませんでした。
私って何も知らないのだなと自分自身に呆れる。
とはいえ、この映画がどこまでが事実なのかがわからないので
ちょっと困りました。
国がないという感覚が少しは想像できても
国への忠誠から人を殺すことを請け負うというのが
まず理解できない。
一番理解できないのは、暗殺リストにない人を殺すということ。
ともかくこの国民性の違いは
私にとってのこの映画への理解の大きな妨げになりました。
最終的には「血で血を洗ってもなんにもならない」ということが言いたいのかもしれないけれど
この事件でなくてもいいような。
それとも監督がユダヤ系だからこの事件にこだわったのでしょうか?
家族というテーマにも触れているようだけれど
暗殺チームが殺した家族については何も触れてなかった。
自分や自分の家族に危害が及んで初めて自分がやったことに恐れるって、
何も今更という感じ。
「プライベート・ライアン」に似たシーンもあるし。
調べてみたら、何故この事件を題材にしたかという
監督のインタビューの動画があるようでしたが、未見です。
説明しなければわからない映画って
作品としてはダメだと思います。


印象に残る台詞はいくつかあります。
私は、主人公が暗殺の仕事を命令されて即答できずにいると
「1日待つ。1日で答えがでないことは永遠に答えはでない」
という台詞が胸にきました。
優柔不断なんです、私。( ^ _ ^;
それにしてもアメリカって、この作品を始め、
映画でよく批判されてますが、全く体質が変わりませんね。
あ、それは日本も同じか。。。



ストーリー  ★★☆
映像     ★★★
音楽     ★★★
総合評価  ★★☆

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コメント

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1 ■「難解」…。

それはストーリーが分かりにくいということではなく、祖国・同胞・家族という「重さ」が、私たち(長閑な時代に生きるニッポン人)にリアリティをもって伝わらないのだと思います。私にとってはムズカシイ映画でした。

2 ■ムズカシイ。。。

この映画の後に同じ自爆テロを扱った
「パラダイス・ナウ」という映画を観たのですが
それは、何故彼らが自爆テロをやるのか?ということが
人間を通してわかるように描かれてました。
この映画もその辺が今ひとつ甘いので
彼らの苦悩が薄っぺらくなってしまって残念ですね。

3 ■この事件の報道は

リアルタイムで見聞きしていたはずなんですが、こういう奥行きと広がりを持っていたとすれば、複雑怪奇というべきか、言葉がありませんね。

「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」はご覧になりましたか?

4 ■「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」

残念ながら未見です。
ドキュメンタリーは、実はあまり好きではないのです。
何かの記事で読んだのですが、
スピルバーグのこの作品は、重要なことが落ちているとか。
うる覚えなのですが、
報復で殺された人々が、襲撃事件とは関係のない人々だったとか、などなど。
何が真実なのかは、自分で見極めていくしかないと思います。

5 ■無題

「暗殺チームが殺した家族にはなにも触れていなかった」
と言うのは間違い。
確か爆弾をしかけた部屋にターゲットの娘が
予想外に帰ってきてしまいあたふたする場面が
あったとおもう。
しかしそんなヒューマニズム的場面を入れても
免罪符にはならんけどね。

6 ■うる覚えです。

あの場面は家族のことを描いているというよりは
幼い子供を殺すことに彼らが躊躇したということが言いたいのではという気がしました。
でも私もあの場面については言い訳がましくて
何も感じませんでした。
彼らが殺した人たちのその後の家族のことには
触れていなかったような気がします。
どちらにしろ、あまり感銘を受けない映画でした。

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