この素晴らしいワインを持ってる店は日本には他にないのでは? | ワインに溺れる男の言いたい放題…今夜も夜更かし記憶なし

ワインに溺れる男の言いたい放題…今夜も夜更かし記憶なし

Bar à Vin La Nuit Blanche , Ginza - Tokyo
2008年6月 銀座に開業した Wine Bar La Nuit Blanche の酒に対して自制心のない店主の戯言です。

塗ってたペンキが ひとんちの看板にかかろうが 知らんぷり。
指摘しても しらばっくれ。
" 何ですかね~ これ? " って あなたが塗ってるペンキ以外にあるの? この色???
 
その他諸々 取り繕ったウソばっか。
人として信じられない。
 
まぁでも そんな人たちのこと気にしててもしょうがない。
石が流れて木の葉が沈む そんな非常識野郎どもが大手を振って闊歩する時代になろうとも 流されない石でありたいものです。
 
そんなわけで気持ちを切り替え週末の営業に挑みます。
 
 
今夜のおまけ画像
 
プリウレ・サン=クリストフの なんと!1993年のモンドゥーズ トラディション!!!
 
 
今年のフランスはサヴォワ遠征。
実に2001年の春以来の山岳ステージ(ツール・ド・フランス風に言ってみました)。
 
プリウレ・サン=クリストフの古いヴィンテージを手に入れてやるぜ! ってな野望があったんですが ちゃんとゲットしてきましたよ。
 
そもそも なんで2001年にサヴォワに行ったかというと その時は一ヵ月間フランスにいて いろいろな産地・生産者を回っていたんですけど とある生産者に このプリウレ・サン=クリストフに是非行ってみたらと言われたからなんです。
 
その頃 日本には入っていないフランスの優れたワインに関する情報といえば ベタンヌって人とデソーヴって人の クラスモン っていう評価本を紀伊国屋の洋書売り場で買い求め その本から仕入れたんですが プリウレ・サン=クリストフはクラスモンにも 当時は載っていなかった。
 
全く知らないドメーヌだったんで どこの造り手かを尋ねると
" Savoie " との答えが。
 
ま じゃぁ 適当にサヴォワ辺りまで行って 後は誰か人に聞きゃどうにかなるっしょで サヴォワへGo!
 
今だったら大至急 iPhone で場所調べて経路案内出してってなっちゃうけど 若かった頃のハバネロくん 今より全然たくましい。
 
で とりあえず アルバンって村まで車で行って そこで車を停め 誰かに聞こうと思も誰もいない。
田舎だししょうがないか~ と思っていたところに通りがかったご夫婦の旦那さんが このドメーヌが畑を拡張する時にお金を出した出資者の一人だったんです。
 
ドメーヌへは明日行けばいいからウチで一緒に食事しないか?
なんて言われて ビンボーなハバネロくん あっさり自宅への招待を受け入れ 窓の外にモンブランが見えるお宅でマダムの手料理&ワインをいただいちゃったり。
 
そんなこんなで訪問し モンドゥーズに その時は特に僅かに新樽を使った モンドゥーズ プレスティージュに衝撃を受けちゃって 1998年のそれをちょっとだけ分けていただいたんですよねぇ。
 
が さすがにもう全部なくなっちゃった。
 
2000年代前半には 日本にも輸入されるようになったけど 売れないんでしょうね。
事実上 単発ワイン 状態。
毎ヴィンテージは入ってこないし インポーターもコロコロ変わる。
 
確かに難しいと思いますよ この人のワインを売るのって。
サヴォワにしては断然高価だし 熟成させないとその価値がない。
 
なのでハバネロ先生 日本に持ち帰った1998年のプレスティージュは10数年 寝かせてましたから。
 
結局 古いものを手に入れられないなら 10年以上保管しておかなければならない。
これは なかなか大変なことです。
だって そういう取っておかなきゃいけないワインが山のようにあるし そもそもプリウレ・サン=クリストフって日本ではそう簡単には手に入らないし...
 
しかも 後継者がいなく高齢だったミッシェル・グリザールは2014年で引退。
 
だったら行くしかないよね ってことで今年のフランス研修の地はサヴォワとなったのです。
 
結果 抜群に美味しかった 1993年を手に入れることができました。
10数年熟成したプレスティージュも飲んだんですけどねぇ。
自分自身の感覚が当時とは違うんでしょうけど より淡い トラディションに心奪われました。
ま プレスティージュだと30年程の時が必要なヴィンテージもあるんでしょうけど。
 
乱暴な言い方ですが 1993年のトラディションはエレガントだった時代のシャーヴのエルミタージュと華やかに熟成したブルゴーニュを足したような ビックリ仰天の素晴らしいワインになっておりました。
高かったけど...
 
しばらくの間 旅の疲れを癒してもらってからリストに載せますので お楽しみに~
 
 

今夜はまだ お席に余裕がございます。

来店前に お電話(03-6909-9561)をお願いいたします。

 
 
 
 
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