今回は、オススメの登山靴ランキングです。
過去、キリマンジャロ登頂(5895m、残雪なし)、ネパールのツェルゴ・リ登頂(4984m、雪あり)したのですが、その靴も古くなってきましのたで、登山靴の購入のため、好日山荘(コージツ)、ICI石井スポーツ、モンベルショップ、アルペンの全国チェーン店と2つの登山専門用品店で計6店舗を2日間にかけて15ブランド、27種類を試し履きし、その結果をおすすめランキングとして紹介させていただきます。
よくお分かりのことですが、一番大事なことは足にあったもので、後であっちの方がよかったと後悔しない様、購入前試し履きした方がいいブランドを紹介させていただきます。
なぜかというと、地域で一番いいと言われる店、大きい店、品揃えのよさそうな店でも、結構、取り扱っていない(取り扱えない)ブランドがありますし、そのブランドがあってもサイズがないから対象から外してしまう、店員によってはあうサイズがないのでお客様に合いそうな靴があるのに紹介しない(今回のこの試し履きでこういうことが結構ありました)などもあり、複数店で以下のブランドを最低限、試し履きした方がいいと思います。
今回、2つの登山専門用品店をまわり、その1つの店員さんは経営者の方で、その方はドイツものびいきで、イタリアものはいいようにはいわず、取りそろえている靴もドイツ製(ローバー、ハンワグなど)が多く、スポルティバ、ガルモントなどのイタリアの有名登山靴は取り扱っていなかったです。
もう1つの登山専門用品店では、お客にあいそうな靴が取り扱っていなかったようで、その店の経営者はその靴を試し履きできる他の登山専門用品店を紹介していました。さらにそのお客が場所を知らないと知ると丁寧にその場所を教えられてました。
次に別の店の店員さんは、いい登山靴かどうかは関係なく、サイズのあう靴を紹介し続けることもありました。これでは、靴ブランドに詳しくない人は混乱してしまいます。
上記の事例から、店員の意見は参考にすべきですが、その店員の登山歴(山名、標高、雪山経験、経験年数など)・過去履いてきた靴などを確認され、アドバイザーとして適切だと判断された方がいいように思います。
今回の試し履きで、多くの店員さんからオススメの登山靴などをいろいろ話を伺ったのですが、それはその店で取り扱っている登山靴が対象であって、実際、その店員さんが一番いいと思う登山靴はその店で取り扱っていない登山靴ということも少なくなかったです。
適切な店員(登山靴の知識、登山経験が豊富で、本音をいってくれるなど)と多数の試し履きの上で、最終判断されると、よりよい買い物になるように思います。
そういった適切な店員さんがいない場合も多くあるかもしれませんが、上記のことを知ってるだけで、店員さんへの質問が変わってきますので、よりいいアドバイスを受けられるようにに思います。登山靴の購入ガイド・選び方については下記から見てください。
http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11291200793.html
さて、ランキング紹介の前に、登山靴の種類の説明です。登山靴は下記のように大きく6種類に分れます。
①重登山靴・・・厳冬期も含めた4シーズン対応
②レギュラー登山靴・・・厳冬期を除く4シーズン対応
③軽登山靴(トレッキングシューズ)・・高山を除く3シーズン対応
④プラスチックブーツ・・・ スキー靴のようなプラスチック製
⑤クライミングシューズ・・・フリークライミング、岩登り用
⑥渓流シューズ・・・釣りや沢登り用
今回の試し履きしたのは、②レギュラー登山靴で、残雪期から初冬まで使用でき、雪渓や急なガレ場、岩壁登山に向いた靴です。価格は3万円台、4万円台になります。
1位 スポルティバ トランゴアルプ GTX (Trango Alp)
世界の山岳ガイドから支持を集めた『トランゴS EVO GTX』(岩稜帯の多いコースから冬期の中級山岳域まで対応)をベースに歩行性を重視して、より堅牢なつくり(アッパー部に定評のあるペルンワグナー社の2.2mm防水レザーを使用)にした登山靴です。
今回、試し履きで、3D FLEX(フレックス)システムとうたっている通り、27種類の中で一番、踵(かかと)をサポートされ、歩きやすさも問題がなかったです。
●重量(片足):725g
●素材
アッパー:ペルンワグナー社2.2mm防水加工レザー、FlexTech2
ライニング:ゴアテックス
●ソール:ブラムIBS(インパクトブレーキシステム)
●機能・特長
①3D FLEX(フレックス)システム
踵をサポートしたまま、足首の動きの自由度を高め、常にソール全体が地面と接地できるため安定した歩行が可能に。
②インパクトブレーキシステム
ソールの接地部分を斜めにすることで衝撃吸収とグリップ力をUPさせます。トラクションがより高まり、高められた衝撃吸収性により疲労を20%軽減。
●足サイズ※:3E(EEE)より少し大きめ
●希望価格: 44,100円
※足サイズ(足幅、ワイズ)は下記から。
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=200362810
2位 ハンワグ フェラータコンビ GTX (FERRATA COMBI)
ライトアルパインブーツとしてヨーロッパの数多くのアウトドア賞を受賞した実績を持つ、厳冬期を除く4シーズンに対応する超軽量ライトアルパインブーツです。
今回、試し履きで、足全体でのフィット感がすばらしく、踵のホールドもいい方でした。靴内部も確認したところ、他の靴に比べ、クッションが厚めでしっかりしていて、その割に重量もそれほど多くなっていないところもいいと思いました。
hanwag(ハンワグ) フェラータ コンビ GTX 11076 ルビン UK7.0/hanwag(ハンワグ)
- ¥48,600
●重量(片足):750g
●素材
アッパー:ベルグリンドレザー/コーデュラナイロン+ゴアテックス
ライニング : ゴアテックス
●ソール:ビブラムクライミングソール
●機能・特長
①シューレースシステム
足の甲全体を締め上げ踵の浮きを防ぐ。
②クリック クランプ
シューレースをワンタッチで固定できるフックにより、つま先から甲・くるぶしから頸骨(すね)の2ゾーンを独立して締めることが可能。
●足サイズ:3E(EEE)
●希望価格: 40,950円
3位 ガルモント タワープラス GTX(Tower Plus)
テクニカルなクライミングからライトウィンターまで対応するオールラウンドモデルです。
アッパーは1.8mmスエードレザーとケミカル素材を組み合わせて軽さと耐摩耗性を両立。高硬度のフレームフレックスファイバーグラスを採用し、アイゼンの装着が可能な剛性を実現しています。
また、クッション性を高める2.5mmマイクロポーラスラバーや、密度の異なる3層のミッドソールが、きわめて軽量ながら快適な歩行性と安定性、耐久性を実現。履き口の柔らかさと高いクッション性により、重いバックパックを背負っての長時間の縦走にも優れた歩行性能を発揮します。
前モデルのタワーGTXは820gで、740gに軽量化され、踵のホールドは今回、試し履きした中でもトップクラスで、前モデルのタワーと比較して格段にレベルアップしてるように感じました。
この登山靴は踵のホールド感とコストパフォーマンスがよいということで、私はこれを購入しました。
●重量(片足):740g
●素材
アッパー:1.8mmスエードレザー・ナイロン
ライニング : ゴアテックス
●ソール:ビブラム ティタス
●機能・特長
①超軽量586g
②硬度の異なるEVAミッドソールによるクッション性と剛性のバランスを両立
●足サイズ:3E(EEE)
●希望価格: 37,800円
★ランキング対象靴(試し履きした靴)
◎SCAPA
スカルパ シャルモ GTX
スカルパ クリスタロ GTX
スカルパ トリオレプロ GTX
スカルパ ゼログラビティー10 GTX
◎LA SPORTIVA
スポルティバ トランゴS EVO GTX
スポルティバ トランゴガイド GTX
スポルティバ トランゴアルプ GTX
◎HANWAG
ハンワグ クラックセフティ
ハンワグ クラックGTX
ハンワグ フェラータコンビ GTX
◎ガルモント
ガルモント タワープラス GTX
ガルモント タワー GTX
ガルモント エルモ GTX
◎LOWA
ローバー バイオレ GTX
ローバー タホープロ GTX
◎Zamberlan
ザンバラン ヴィオーズ・プラス GT
ザンバラン フジヤマ
◎NORTH FACE
ノースフェイス ヴェルト S4K GTX
ノースフェイス ジャヌー2 GTX
◎SIRIO
シリオ 611 GTX
◎AKU
アク CONERO IMS GTX
◎MILLET
ミレー シャプアGTX
◎KEEN
キーン オレゴン PCT
◎MEINDL
マインドル アルパイントレック GTX
◎Grandking
グランドキング GK-69
◎mont-bell
モンベル アルパインクルーザー2500
◎KAYLAND
ケイランド アペックス デュアル
■ご参考
ちなみに私の足サイズは3E(EEE)で登山靴主流のサイズのため、対象靴が豊富にありました。
■よければ次もみてくださいm(_ _ )m
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