「窓に行って美しい地球を見ると、本当に生きているんだな、素晴らしい生命体だなと感じます」。国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の野口聡一さん(45)が22日夜、日本各地の6会場に集まった小中学生らの質問に答え、宇宙での暮らしぶりを語った。
 このイベントは、宇宙航空研究開発機構の施設がある北海道大樹町、岩手県大船渡市、秋田県能代市、神奈川県相模原市、長野県佐久市、鹿児島県肝付町の各「共和国」で構成する「銀河連邦」が開くという設定で行われた。
 野口さんは人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の乗員制服に似たシャツ姿。寝る時は電話ボックスほどの小さな個室で眠り、食事は北海道のウニやお好み焼き、ウーロン茶もあると話した。実験が忙しくても、無重力状態で骨や筋肉が弱らないよう毎日約2時間は運動。日曜は家族と電子メールや電話で連絡を取り、窓から地球の写真をたくさん撮るのがストレス解消になっているという。
 「宇宙人に会ったことは」との質問には、「残念ながら見たことはないが、広い宇宙のどこかに地球と同じ美しい惑星があり、人間と似た生命体がいたら楽しい」と笑顔で語った。 

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