航空機などに使われている超々ジュラルミン(アルミ合金)と同等の強度で、重さはアルミ合金の約3分の2というマグネシウム合金の開発に、熊本大の河村能人教授らの研究チームが成功した。自動車や航空機の部品として利用することで車体・機体の大幅な軽量化と低燃費化を実現することが期待される成果で、研究チームは2~3年後の実用化を目指すとしている。

 マグネシウムはアルミニウムより軽い金属で、合金としてすでに自動車部品などでの利用が進められているが、強度の確保が課題だった。

 河村教授らはマグネシウムに「遷移金属」と「希土類金属」を各1種類、数%ずつ加えることで強度を高める方法をすでに開発していたが、今回はそれらの中でニッケルとイットリウムの組み合わせで強度が一番高まることを発見した。さらにそれぞれの金属の割合や加工温度などを調節し、超々ジュラルミン並みの強度をもつマグネシウム合金を実現。製造方法は特殊なものではないため、量産化も可能という。

 すでに関連特許を出願中で、河村教授は「日本発の新材料として、世界的な評価を確立していきたい」と話している。

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