JR福知山線脱線事故(05年4月)の遺族でつくる「賠償交渉の会」は27日、兵庫県伊丹市で、JR西日本と集団交渉を行い、逸失利益や慰謝料とは別に、亡くなった家族の「命の代償」として一律額の賠償金を要求する考えを示した。さらにJR西日本の安全対策を監視する第三者機関の設置も求めた。交渉には約30遺族が参加。遺族側の要望に、佐々木隆之社長が「持ち帰って真剣に検討したい」と述べたという。

 交渉後の会見で、同会の浅野弥三一さん(68)=同県宝塚市=は「JRは事故の加害者として責任の重大さに見合った賠償をすべきだ。家族の命を加害企業が勝手に査定するのは絶対に許せない」と訴えた。安全監視の第三者機関には有識者だけでなく、被害者も入れるよう求めていく。

 同会は08年5月に設立され、JR側との交渉は3度目。前回の09年1月までは事故の責任を明らかにするよう要望していた。その後、8月に山崎正夫前社長が「責任は歴代の経営陣にある」と認めたため、今回が初の本格的な賠償交渉となった。【衛藤達生、大沢瑞季】

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