何故

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最近調子が悪い

とても心がバランスを崩している

真っ直ぐに自分の中心で立っていられなくて

でも今は立ち続けなくてはいけなくて

今座ったら

もう立ちあがれない気がするから

そして今はある目標の為に歯を食いしばってでも堪えなくてはいけない時だから


自分の生活の中でも色々と変わって

ずっとバイトもろくにしないで親のスネをかじってきた自分がバイトを始めた

週に3日学校に行って残りの4日をバイトで過ごす

毎日がすごい勢いですり抜けていく

一瞬でも気を抜けば自分だけ取り残されて世界はすごい速さで回っていく

やらなければならない事が目の前にたくさんあって

でもそれは自分の目標の為でもあって

必死に自分を奮い立たせて立ち続けている

あくせく働く事が自分の性に合わない事くらいわかってるけれど


最近は本当にバランスが悪くて不安定な状況になってた

バイト先で褒められても、誰かが自分に何かを言ってくれても

自分という体の容器から抜け出して少し上からそれを見下ろしているような

そんな寂しさがあった

本当は誰にも自分は見えていなくて

皆自分が抜けたあとの抜け殻になって動き続ける自分の容器しか見えず

でもそれでも世界は何も変わらず動いていく

そんな感覚をずっと味わっていた

誰かにちゃんと見えているよ、君はここにいるよって言って抱きしめてほしかった

そうでもしないと自分が本当にここにいるのかわからなくなりそうだった

不安とか悲しみと言うよりは恐怖だった

自分だけ自分の体からも引き離されてどこか遠い所に連れて行かれるような

でも自分のがいた体は何事もなかったかのように動き続け

世界は変わらずに回っていく

そして自分ヒトリで

どんなに叫んでも、手を伸ばしても誰にも届かないような真っ暗なところで

自分の存在すら確かめることもできないような

絶対の孤独

深い地中か遥か宇宙のどこかでたったヒトリ取り残されるような

そこから自分の抜け去った自分の容器が動き続けるのをただ眺める

そんな恐怖に押しつぶされそうになった


自分を見つけて欲しかった

真っ直ぐに自分を見つめて欲しかった

必死に叫んで

必死に呼んで

必死に走って

必死に手を伸ばして

でも最近はずっと誰にも見えていない気がしていた

自分の体の少し上を透明になって、まるで蒸発した水蒸気のように漂って見ているような

そんな感覚で

すぐ傍で見ているようで

とても遠い所から望遠鏡を覗いて眺めているようで

自分なのか自分じゃないのかもわからずに


そうだ

ずっと感じていたんだ

小さい頃からずっと

ごめんね

気づかなかったよ

寂しかったんだね

わかってるよ

ヒトリになんてしないから

大切なたくさんのコト

皆から教わった大切なコト

すっかり忘れていたんだね

忙しくて、一生懸命走っているうちに

そうだね

懐かしい苦しみ

懐かしい悲しみ

懐かしい寂しさ

懐かしいココロ


誰か聞こえますか?

誰か見えますか?

誰にも届かなくてもいい

自分にも届かない声でも

この腕をどんなに伸ばしても誰にも届かなくても


涙を流して

声を出して

小さな子どものように泣いて

そしてまた笑え

今はできなくても

その涙流しつくしても

決して涙は枯れない

涙は無理に押し殺して

ココロが死んだ時に枯れる

お前はそれを知っているから

お前の心は死なない

お前はお前で

お前が全てだ


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星を作る

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ねぇ、僕はそれでも歩き続けたんだ

ずっとずっと歩き続けたんだ

たくさんの出会いや、別れ

色んな事があった

嬉しい事、悲しい事、切ない事、楽しい事…数えあげたらキリがないよ

でも僕は歩き続けたんだ

僕は砂浜に座って海を見ていた

すると少し離れた所でおじさんがなにかを拾っては投げているんだ

僕はおじさんに近寄って話しかけた

「なにをしているの?」

するとおじさんは投げている物を僕に見せてくれた

それはヒトデだった

おじさんは優しく「浜に打ち上げられたヒトデの中からね、まだ生きている者を見つけて海に返してあげているんだよ」と言った

僕はおじさんの後ろに座っておじさんがヒトデを拾って海に投げ返すのをただ眺めていたんだ

どれくらい眺めていただろう、夕日が沈み辺りが薄暗くなってきてもおじさんはヒトデを海に向かって投げ続けていた

おじさんの後ろでその姿をずっと眺めていたけれど僕は気づいたんだ

辺りが暗くなってくるとおじさんの投げたヒトデは空を舞い、海に落ちる事なく空に張り付いたんだ

僕はびっくりしてよく見ていた

おじさんが次に投げるヒトデもその次も

するとヒトデはどんどん空に張り付いて、空で光っているんだ

おじさんの投げたヒトデはたくさんの星になって空で輝いていた

おじさんは空が星でいっぱいになると「ふぅ」とため息をひとつついて僕の隣に座った

そして「ずっと見ていたんだね、お腹が空いたろう」と言って鞄からパンとチーズを出して僕にくれた

僕はそれを食べながらさっきまではヒトデだったハズの星達を見つめていたんだ

僕はパンを頬張りながらおじさんに「どうしておじさんはあんな事ができるの?」と尋ねた

するとおじさんは少し悲しそうに笑ってから

「この辺りはずっと星が見えなくてね、それでは夜が寂しいだろう?だから私は空に星をプレゼントしているのさ」と言った

僕は「僕にもできるかな?」と言って海辺に走って落ちていたヒトデを握り空に投げた

でも僕の投げたヒトデは星になる事なく遠い闇の中に消えて微かに波の音の中でポチャンと海に落ちたのを聴いた

僕はなんだか悲しくなっておじさんの隣に座った

するとおじさんは優しく僕の肩を抱いてこんな話をしてくれた

「いいかね?よくお聞き、君の手のひらを自分と平行になるように自分の前に出してごらん、そうだ。そしてその手からこっちは側がここなんだ、そしてその手の向こう側はあっち側なんだ。皆こちら側で暮らしている。こちらから向こうに行くのは容易い事なんだ。ほんの一歩前に進めば向こうにいける。だけど向こうに行った者はもう帰ってくる事はできないんだ。でもいずれは皆向こう側に行くんだ。だから焦らずに自分の暮らしをしてこちら側で暮らせばいい。向こう側に行くだけの勇気があればきっとこちら側ではなんでもできるからね。だけれど私はこちら側から逃げ出して向こう側に行こうとしたんだ。それは本当はいけない事なんだ。多くの悲しみや苦しみが残るからね。だけれど私は向こう側に行こうとした。でも私は運良くこちら側に転がり落ちてね、それから僕はどうしたらいいかわからなかった。それから40年ここで夜まで打ち上げられたヒトデを海に返し続けた。するとね、いつからかヒトデが星に変わったんだ。」と

でも僕には全然意味がわからなかった

向こう側がどこなのかもこっち側がどこなのかも

どうして向こう側におじさんが行こうとしたのかも

どうして星に変える事ができるようになったのかも僕にはわからなかった

でもおじさんがとても悲しそうな辛そうな顔をしていたので僕はそれを尋ねる事ができずにただおじさんの胸に耳をあてておじさんの心臓の音を聞いていたんだ

コトンコトンと静かになり続ける音の中で僕はいつしか眠っていた

夢の中で僕はヒトデの夢を見た

目が覚めると僕は泣いていた

おじさんはずっと優しく僕を抱きしめていてくれた

僕はおじさんを見てもう大丈夫と言って海辺に歩いていった

そしてまだ生きているヒトデをひとつ手に持って空に向かって投げた

するとそのヒトデは空に張り付いて星になった

振り返るとおじさんは微笑んで僕を見ていた

でもおじさんの顔はやっぱりどこか悲しそうで僕はおじさんの隣にしゃがみこんでおじさんを抱きしめた

僕の心臓の音が聞こえるように優しく強くおじさんを抱きしめた

おじさんは「ありがとう、やっと赦された気がするよ」と小さく言った

おじさんの頬に月明かりで輝く小さな星が一粒こぼれ落ちた


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君のためにできること

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君が悲しそうな顔をしていると僕の心はまるで重たい雲がかかったように沈んでいくんだ

君が嬉しくてニコニコしていると僕の心は躍りだしたいくらいに明るくなるんだ

君が不機嫌な顔をしていると僕はどうしたらいいかわからなくておどけて君を笑わせようとするんだ

君がいつも満ち足りた心で笑っていられるためにはどうしたらいいんだろう

 世界中が平和になれば君は笑うのかな?

 君を悲しませる人が皆いなくなれば君は笑うのかな?

 君の悩みを僕が背負えば君は楽になるのかな?

 君の仕事を全部僕がやってあげたら君は喜んでくれるのかな?

 君に毎日高価なプレゼントをあげたら君は嬉しいのかな?

 でも僕にはそんな事はできないんだ

僕にできる事はあまりにもちっぽけで

それで本当に君が満ち足りた気持ちで笑顔でいられるかも僕にはわからない

でも僕は君の傍にいたい

そして君が苦しい時、辛い時には一緒に泣いて、抱きしめてあげたいんだ

君が嬉しい時、楽しい時には一緒に笑っていたいんだ

心配しなくてもいいよ

僕はいつも君を見てる

僕はいつも君の事を想ってる

君が間違った方向に歩いていきそうな時には僕はそっと道に立て札を立ててあげる

君が何をしたっていいんだ

悲しいけれど君が僕を想ってくれなくたっていいんだ

僕は君を想ってる

君にもそれが届いて、君の心の片隅にでも僕がいられたらすごく嬉しいよ

君が生きている

それだけで僕はすごく嬉しいんだ

ねぇ、僕はいつもここにいるから

そして君を想ってる

もしも疲れたり、苦しくなったり、悲しくなったら僕の所に来て

その背負った荷物をほんの少しでも軽くしていってほしい

君が嬉しくて、楽しくて、幸せで笑っている時できるならば

僕の事が君の頭に浮かんでくれたらって想うよ

僕は君を愛してる

いつでも君を抱きしめてあげるよ

よしよしって頭を撫でて傍にいてあげるから


For all my loves


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迷い

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ここはどこなんだろう

とても寂しくて、悲しくて、切なくて、なにもない

ただひたすらに荒れた土地が広がる

太陽の光すらも屈折してここには届かないようだ

こんな場所が世界にあるなんて

あまりにも悲しくて切ない

ほんの少しでも気を抜けばここに取り込まれどこにも行けず

ただこの土地の砂の一粒として永遠の時に縛り付けられるような気がする

怖い 怖い 怖い

僕はどこをどう歩いてここにやってきたのか

僕はどこに向かうのだろう

地図もコンパスも持たずに

僕は僕が誰だかわからない

どこから来て どこへ向かうのかも

なにもわからないで僕はいるんだ

本当に僕はここにいるんだろうか

もしかしたらこの荒れた土地の砂の一粒が見た夢だったんじゃないだろうか

あぁ僕はどこに行けばいいんだろう

確かにどこかを目指して歩いていた気はするのだけれど

共に歩く友はいなくなった

ここではすれ違う人もいない

僕はどこに向かうのだろう

地図もコンパスもないんだ

僕は誰なんだろう

あぁなんだかとても眠たくなってきた

ここで眠って一粒の砂となるのもいいかもしれない

でも僕は確かにどこかへと向かって歩いていたはずなんだ

とても暖かい場所で、そこにはとても優しく笑う誰かがいるんだ

僕にいつも笑顔を向けてくれる

とても優しくて大きな存在だった

僕を包み込むようにいてくれた

そこにいれば僕はいつも大きな安心と愛に包まれていたんだ

そこはどこなんだろう

僕にはわからない

地図もコンパスもなくてどこから来て

どこへ向かうのかもわからないから

あぁ本当に眠たくなってきたよ

もうこのまま眠ってしまおう

ここで一粒の砂になり永遠の時の中で暖かい夢を見ていればいいじゃないか

そうだ

ここで眠ってしまえばいいんだ

僕はウトウトと眠りに入っていった

まるで深い谷に滑り落ちていくように

とても寒くて悲しくて切なくて虚しくて

でも僕は眠りに落ちていったんだ

その時どこかから声が聞こえた

「起きてください、君の行くべき所はそこではないでしょう?そこがどこかは僕は知っているけれど君に教えてあげる事はできないんです。それは君自信が見つけなくてはいけないから。でもそれはそこではありません、君には行くべき所があるはずです。だからそこで眠って一粒の砂になってはいけないんです。一度引きずり込まれてはもう戻れなくなります。今ならまだ間に合うから、君は行くべきところに行ってください。僕は君の隣を今も歩いているんですから。」と、僕が隣を見るとあの子犬が僕を見つめていた。

でも僕はあまりに眠たくて「でももう眠たいんだ。ずっと歩き続けたけれどどこにもなかった。もう僕は疲れたんだよ。」と答えた。

すると子犬は「でも、君は辿りつけるから」と言ってだんだん見えなくなっていった。

僕はまだ子犬と話したかったので「待って!僕を一人にしないで!」と叫んだが「君は一人じゃない、それは君自身よく知っているはずだよ。だから大丈夫、君は歩ける」という声とともに子犬は完全に消えてしまった。

僕はなんとか目が覚めたけれどどこへ行けばいいのかもわからずただ座っていた。

そして泣いていた

ただずっと泣いていた

それからどれくらい泣き続けていただろうか

気づくと隣に誰かが座っていた

僕は泣くのをやめてその人の事を見ないままにその人に尋ねた

「どうして横に座ったの?」

するとその人は困ったようだったけれど少ししてから「わからない」と答えたそして「どうして泣いていたの?」と僕に尋ねた

僕は少しの間考えたけれどあまりにも色々な事がありすぎてもう何故泣いていたのかもわからなかった

だから「わからない」と答えたんだ

でも僕は彼がどうして隣に座ったのかわかっていた

きっと彼も僕がどうして泣いていたのかわかっていただろう

僕もその人も何も言わずにただ黙って座っていました

でもその人はなにかを思い出して少し考えてから

「僕はもう行くね、あまり長くはここにはいられないから」と言いました、僕はまた一人になるのが寂しくて「そう」とだけ答えました

僕はこれからの事、今までの事、色々と考えました、でもどこにも答えなんてなくてなんだか苦しくて悲しくてただ膝を抱えて座っていました

するとその人は僕の正面に座り僕を優しく抱きしめてくれました、僕は自分が震えていることにその時初めて気がつきました

そうしてその人は僕の目を真っ直ぐに見つめて「大丈夫、心配しなくてもいいよ。君の人生はこれから大きく変わっていく。今の苦しみや悲しみから抜け出すのもそう遠くない、だって夜明け前が一番暗いんだから。」といいました、僕は彼に「どうしてわかるの?」とたずねました

するとその人は少し笑って「だって君は昔の僕だから」と言いました、僕は遠い昔にこれと似た景色を見た気がしてなんだか安心しました、そしてほんの少し笑ったんです

それから彼はどこかへ歩いていってしまいました

僕は考えていました

彼は昔の僕で、僕も昔の彼、彼は未来の僕で、僕も未来の彼、時間は永遠に巡る

僕はそれからゆっくりと立ち上がってまた歩き始めたんだ