「私の中の天使」




私の中の私。

ずっと前から、私の中には

白い羽をもった天使がいます。

でも、その天使はまだ目を閉じていて

眠ったまま。


両の膝を抱えて、頭を膝に押し付けて

じっと眠っている。


いつの頃からか、

その天使は、少しずつ動き出しました。


はじめは、もたげていた頭を少しずつ上げて、

まっすぐに上に向かって、顔を上げることもありました。

でも、まだ目は開きません。

ずっと、閉じたままです。


いつか天使の君が、その目を開けた時が来たら

私はどうなってしまうのだろう?


でも、その天使は私。

私なのです。



天使はこう言いました。


「あなたは、私。

私はあなた。

私は待っている。

あなたが私に気づいてくれるのを。

ずっと待っている。

この中で。

そして、信じている。

確信をもって。


なぜならば、

あなたは私で、私はあなただから・・・」


不思議な声、でもあれ以来聞こえない声。

私はあなたになれるのかしら?

それとも、あなたはずっと

私の中で眠り続ける、眠りの天使となるのでしょうか?


いつかあなたが目を開けるとき、

私はそこに居れるのかな?



今もまだ、

私の天使は眠り続けている。


ずっと目を閉じて・・・。

ずっと私を信じて・・・。








ショートストーリー「私の中の天使」


* * * * * * *

こんにちは。

ショートストーリーをまた、書いてみました。


えっと、私は絵があまり得意ではないです。

でも、それなりに描いたりしてはいます。


私はいつもイラストを描くとき、

どうしても、目を閉じた人を描いてしまいます。

心理的に見たら、どうなのかはわからないのですが、

たぶん、人の目を見るのが苦手なせいもあるのかと思います。


でも、時々想像するんです。

閉じている目が、少しずつ開いてゆく様を・・・。

そう考えるとドキドキします。

今はまだ閉じたままだけれども、いつかこの目が開くとき

世界はどう変わって見えるのだろう?

そんな想像しながら、いつか来る未来に思いをはせています。


そんな未来が来ることを夢見ながら、今後も色んなことに頑張っていきたいです。


いつも、来て下さってありがとうございます♪

すべての人に感謝です。




ではでは、

お仕事の方、いってらっしゃい!!

今日も素敵な一日を・・・黄色い花

きゅりあ雪の結晶