動物 | kyupinの日記 気が向けば更新

動物

僕は動物と子供がすごく嫌いなのである。触りたくはない。しかし動物や昆虫を殺生することもない。殺すのも嫌いなのである。昨年夏、異常気象のためか蟻が大量発生し、マンションの低層階でもないのにたくさんの蟻が部屋に入ってきた。僕はせっせとベランダに逃がしてやろうとしたが、嫁さんは一網打尽にしないとまたやってくると言う。僕は殺すことはしたくなかった。(彼女によれば絶滅作戦らしい)。

僕が24歳頃、精神科医局に入り研修医をしていた時だが、急に動物舎につれていかれマウスの脳を取る作業をさせられた。まさかそういうことをやらされるとは思わなかったのである。生きたままくるみ割りみたいな器具で?脳を開き脳を取るのである。これは、生き物の殺生をしない主義の僕にとって拷問に等しい。何匹かそういう風に作業をしたが、もうしたくはないと思った。だいたい、ロクな論文にならないのはすぐにわかる。そういう生き物を犠牲にして研究をするのは耐えられないのだ。(人がするのはかまわないが、僕はしたくないだけ)

基礎医学の中では法医学に興味を持った。しかし、殺人や蛆の湧いた遺体などを扱うのもしたくない。それでも、現在、精神科医として医療観察法の鑑定をしているので、なにがしか法医学に関係していることはしている。なんとなく、思っていたことの一部はやれているのである。

僕が結婚する前に、嫁さんの実家に行ったところ座敷ネコがいた。なぜか、最初からいやに僕になついていた。この時に限らず、不思議なことに、動物は嫌いなのに彼らには好かれるのである。特にイヌに。

前世はイヌだったかも・・(嫁さんの証言)