スウィーニー・トッド。
身体の疲労はかなりピークに達しつつありますが、こんなにやり甲斐のある作品に携われることは心から幸せだって思えます。
こんなにパワフルな作品なのに、その構成は物凄く繊細で緻密。
一人一人が決められたところに決められたプロセスをふまえていかないといけない。
本当に人生ってプロセスが大事なんだなって最近思う。
俺が歩んできた道はある意味でラッキーで固められたようなものが多いけど、でもそれはあくまで20代っていう若さのエネルギーが有り余っている時の話で、一つ一つの人生の動きの中で結果よりもその動作に至る道のりに人の美しさや、ほろ苦さを感じます。
そしてその時間を大切にできる人間になりたい。
そう思わせてくれるこの作品に感謝をしつつ、2007年バージョン公演、150回目をやってきます。