2010-11-08 16:49:13

洛式の誕生

テーマ:洛式とは
囲碁と京都の伝統工芸がコラボレートし、プレミアムな囲碁セットが完成しました。
場所は、本因坊発祥の地、二世本因坊算悦生誕400年を来年に控えた京都。

新デザイン囲碁セット開発のきっかけは、株式会社きっずファイブ(囲碁×ITをキーワードに2002年創業)の政光が京都の町家で開く囲碁教室での、京都市産業技術研究所・デザインチームの竹浪祐介研究員との出会いでした。

竹浪氏が「かつて貴族のたしなみでもあった囲碁を打つことは, 豊かさやゆとりのある生活のあらわれ。だからこそ,その道具には 美術的な工芸がふさわしい」と語ると、かねて囲碁道具のバリエーションの乏しさを残念に思っていた政光も共感。

寺社などに遺る囲碁道具は工芸的な工夫を凝らしたものが多くあるのですが、近代以降、「木目が綺麗で厚ければ高級」という素材至上主義一辺倒となってしまっています。



百花繚乱ともいえる茶道具の世界と比べてみても、あるいは同じボードゲームである西洋のチェスの用具のバリエーション(象牙細工のアンティークなものからガラスやメタルのモダンなものまで)に目をやってみても少し寂しい。

囲碁は千変万化の盤上の玄妙なるところこそ素晴らしさがある、ということもあるのでしょうが、その世界を必ずしも堪能しきれないアマチュア愛好家にしてみれば、道具の楽しみがもっとあってもいいのではないでしょうか。

洋室・椅子とテーブルが主流になる中、高級脚付き碁盤は飾る場所さえなくなってきています。
「厚ければ高級」の価値観の中、テーブル用の碁盤で10万円を超えるようなものは事実上、存在すらしていません。



京都市産業技術研究所に正式に依頼をし、竹浪氏自身がデザインを手掛けることになりました。

二人の思いに、気鋭の漆工芸家三木啓樂(けいご)氏と、清水焼伝統工芸士・伊藤南山氏が応えてくださり、恊働開発作品が完成しました。意匠は京都市が共同で出願しています。

21世紀の新しい工芸品として京都の地から世界に発信をしていきます。

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