ビバ!アジアン映画好きな日々

好きなアジアン映画(主に香港・台湾映画)をメインに時々邦画洋画をだらだらネタバレ込みでレビューするブログです。
一応キョンシー系サイトを共同で開いています。
興味がありましたらお立ち寄りください。
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テーマ:
さて、前回「降頭」を書いてからそのまま夏のグロホラーとか考えていたらあっちゅう間に秋に差し掛かろうとしていて時の流れの速さを痛感する今日この頃です。

今回も主役の狄龍
本作は前回の「降頭」とほぼ同じキャストで制作された作品で、前作から谷峰(クー・フェン)以外がほぼ続投している。

やはり舞台は南洋で、そこに向かった若者たちが黒魔術に巻き込まれるという話なのだが…


ストーリー

到着した二人
医者である齊中平(演:狄龍(ティ・ロン))、李翠玲(演:恬妮(タニー・ティエン))夫妻は同じく医師である友人の時振聲(演:林偉圖)、マーガレット(演:李麗麗)夫妻に南洋に招待される。

目をつける羅烈
招待された夜、バーで時振聲は齊中平に酒を振る舞うが、そこでマーガレットは謎の男に目をかけられる。

悩む三人
翌日、病院へ向かった齊中平は時振聲の案内で患者を診察するが、身体に出来ている腫瘍はまさしく原因不明だった。

下準備する羅烈
丁度その頃、自宅にいたマーガレットは花屋から薔薇を届けられるが、棘に触れてしまい出血する。

慌てて花屋は止血して一礼して去っていった。

羅烈の正体
その花屋の正体は昨日マーガレットに目をかけた男であり、南洋で活動する邪術師"康冲"(演:羅烈(ロー・リエ))だった。

マーガレットの血を手に入れた康冲は早速法術を使い始める。

術を受けたマーガレットは様子がおかしくなるも、齊中平は脈を診て特に問題ないと考え休ませる。

その後、齊中平達3人は噂が流れている邪術について調べるが、その過程で康冲の存在を知る。

術をかける羅烈
しかし時すでに遅くマーガレットは康冲の術により夢遊病の如く呼び寄せられてしまう。

遅れて齊中平達はマーガレットが姿を消した事に気づき探し回っていたが、李翠玲がマーガレットを見つけベッドに寝かしつける。

が、時振聲が異変に気づき身体を調べるとマーガレットは妊娠をしていた。

すぐに齊中平達は治療室にマーガレットを運び開腹手術を行うと中から奇形児が現れ、意味が解らず混乱する3人。

依頼をする韋弘
一方、康冲の下にチャン(演:韋弘)という男が現れる。

バーの踊り子に夢中のチャンは康冲の妖術で惚れさせるように頼み込む。

そのバーの踊り子は康冲によって操られていた死体であり、妖術の力により若々しい肉体を維持していた。

願いがかなう韋弘
約束通り康冲は術によって踊り子をチャンの下に向かわせ、上機嫌のチャンはそのままホテルにしけこむが、チャンが身に着けていたお守りのネックレスの効力により術の効果が切れてしまい踊り子は老婆のような姿になって動かなくなってしまった。

チャンは康冲にクレームをつけに行ったが、逆に術をかけられてしまい帰り道に術の力で身体が腐敗して死んでしまった。

韋弘の成れの果てを見た二人
たまたま通りがかった齊中平と時振聲はその様子から妖術の存在を認めざるを得なかった。

妖術の正体を探る為にチャンの墓を暴いた齊中平達はチャンの遺体を解剖すると夥しい数の蟲が蠢いていた。

偽の依頼をする林偉圖

更に妖術を突き止めるために李翠玲は自ら囮になる事を提案、時振聲が李翠玲を惚れていると康冲に依頼する。

ほどなくして李翠玲は妖術にかかり、時振聲にしか目が行かなくなり、時振聲自身もおかしくなってしまう。

二人は車で一目散に駆け出し、齊中平は二人を追いかける。
ホテルで追いついた齊中平は二人を引きはがすが、李翠玲は様子がおかしいまま。

時振聲は自力で病院に戻り鎮静剤を打つが、今度はマーガレットが姿を消していた。

マーガレットは再び康冲の屋敷に来ていたが、たまたまネズミが妖術をかけた人形に蝋燭を倒してしまった事で燃え上がり、効力が切れてしまった。

術にやられる二人
我に返ったマーガレットは屋敷を逃げだし、屋敷にやってきた時振聲と合流するが、康冲の術により二人は命を落としてしまう。

一方、妖術がかかったままの李翠玲は姿をけし、後を追う齊中平は森の中で李翠玲に襲われてしまう。

本作はあまり役に立たない楊志卿
そこを助けに入ったのが年老いた降頭師(演:楊志卿)だった―




この作品は「降頭」の2作目ではあるが、続編と言うよりは1作目の焼き直しに近い。
善と悪の妖術師がいて、それに関わるカップル、妖術で無理やり意中の相手を自分に振り向かせる等等。

今回はその度合いが前作よりパワーアップしているのは間違いない。

今回の妖術師は前作ではあっさり殺された羅烈が担当。
谷峰とは違う、濃いさと言うか怪しさを滲ませている。

前作の谷峰は黒魔術師という怪しい存在なのに一種のダンディズムと言うか、渋い雰囲気が出ていた。

しかるに今回の羅烈はどこか胡散臭さがあるという感じか。

後は前作以上に色っぽい場面が多い所か。

前作は精々母乳を取るくらいしかなかったが、まぁ今回は母乳やら毛やら色々出てくる出てくる。

また、前作では基本妖術師は一人行動だったが、今回は部下としてゾンビを使役しているのでちょっとした組織の首領みたいな感じになっているか。

ゾンビの軍団
ちなみに、この金持ちでゾンビを使役するという一連のプロットはオリジナルではないっポイ。

「ゾンビ映画大辞典」から情報を拝借するが、本作はハマープロが製作した「吸血ゾンビ」と話の流れが似ている。

「吸血ゾンビ」もある村で働く医者から依頼を受けた先生が調査に乗り出したところ死者が動いていた―から始まり、実はその村の金持ちが死体を使役していたという話で、操っている人形を燃やす事で死体が連動して燃えるという流れはほぼ同じ。

更にそれが結果的に屋敷を全焼させてしまうのも同じだったりする。
(ただ、屋敷が焼け落ちる事で張本人が助かるか助からないかの違いはある。)

五寸釘
違う点は本作におけるゾンビの使役するアイテムとして五寸釘を頭に打ちこんでいるという点か。

ハマーとは「ドラゴンvs7人の吸血鬼」で仕事しているから何かしら情報を得ていたのかも?

一方で主人公サイドはほぼ前作と同じ。

違う点は恬妮が悪女じゃなく普通に狄龍の嫁さんだったってところか。

どこかでのレビューでも書いたが、基本的に出演作は悪女のイメージが強い。
(しかも最後は殺されるパターンも多い)

なので、ここまで普通にヒロインなのは初めてかも。
(悪女では無いという意味ではチョイ役だが「霊幻追鬼」もそうだけど)

また、前作での狄龍の役割が現場監督だったのが今回は医者と言うのも、科学と妖術の対比なのかもしれない。

ただ、インパクトは強いが作品としてどうなのよって時に逆に弱く感じるんだな。

前作は妖術師に絡もうとするメンツがそれぞれの欲望に満ちていて、妖術師自身も便乗する形で欲望に塗れていた。
つまり横恋慕しようとする恬妮であったり羅烈であったり、恬妮を手籠めにしようとする谷峰であったり。

今回は欲望に塗れているのが結局羅烈だけなんだよな。

一応、前作と同じ立ち位置でダンサーに一目ぼれしている韋弘って存在もあるが、そのダンサー自体も結局は羅烈が操る死体だった訳で、韋弘の死亡した場面をたまたま通りがかって見かけてしまう狄龍の構図もあってかなんか取って付けた感があるような気もする。

エライ合成
取って付けた感と言う所でアクションシーンも増えてはいるがこれも中途半端な気がするんだな。

特にラストでの屋敷におけるゾンビとのバトルは設定上仕方ないのかもしれないが基本的には逃げ腰でのバトルだから爽快感が無い。
どうせなら「ドラゴンvs7人の吸血鬼」みたいにもうちょい頑張ってほしかった感じがする。

前作では頼りになった楊志卿演じる妖術師も本作では意味ありげに出てきた割にはあっさりと倒されて狄龍に任せて退場と言う酷い扱い。

本作は香港ではDVD化されておらず、アメリカ盤でのみDVDが出ているというレア度自体は満点なんだが、如何せん全体的に観ると前作の方が綺麗に纏まっていた気がする。

下地は仕方ないとしてももうちょっと改変しても良かったんじゃないかなぁって作品でした。
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