ビバ!アジアン映画好きな日々

好きなアジアン映画(主に香港・台湾映画)をメインに時々邦画洋画をだらだらネタバレ込みでレビューするブログです。
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テーマ:
最近いきなり暑くなってムシムシして嫌になる今日この頃。

夏と言えばホラーってなもんで本当は今回ホラー系作品をピックしようかと思っていたんですが、本日はショウブラザーズの名俳優、傅聲(アレクサンダー・フー・シェン)の
命日と言う事で急遽内容を変えて見ました。

まぁタイトルにある通りなんだけど今回レビューするのは「ヒーロー・オブ・カンフー 蔡李仏拳」。

とりあえず間に合ってよかった^^;


今回の主役
傅聲と言えば本当なら方世玉であり「嵐を呼ぶドラゴン」や「少林寺列伝」とかかと思ったんだが、ありきたりすぎるしそもそも傅聲の作品は魅力的なものが多い。

個人的に言えば日本で未発売の「鬼畫符」か「八道樓子」とかを紹介しようと思ったんだが、前者は自前のサイトでやる予定だし、後者はある意味オールスターなので傅聲一人に焦点を当てるにはちと惜しい作品。

で、選んだのが本作と言う訳。

ヒーロー然とした姿や三枚目やらいろんな演技をする傅聲だが、張徹と組んだ事による散る事への美学が一番現れているのではないかと思う。



ストーリー

ある街に住む若者チョン・チェン(演:傅聲)は正義感が強くチンピラが悪さをすれば得意の拳法をふるっていたが、街の住人からはトラブルメーカーとして迷惑がられていた。

速攻で刺される
今日もチンピラのワン(演:梁家仁(レオン・カーヤン))に襲われていたメイファン(演:甄妮(ジェニー・ツァン))を助けたものの、ナイフで刺されて怪我を負ってしまう。

善人の山茅
その行き過ぎな正義感は親戚からも呆れられ、更に道場へ向かうと師匠のチョウ(演:山茅(サン・マオ))から破門を言い渡される。

純粋故に隠し事を見抜けないチェンではこの先、力をつけたところで返り討ちに遭うと思ったからだ。

それでもチェンは持ち前の正義感でチンピラたちを叩きのめしはしたが、その仕返しで周りの住人が巻き込まれる形となり逆に恨まれてしまう。

毎度おなじみ王龍威
更にチンピラたちを統率しているボスのフォン(演:王龍威(ワン・ロンウェイ))によって痛めつけられてしまうがすんでの所でチョウに助けられる。

二人目の師匠
どうしても力をつけたいチェンの意思を尊重してフォンは蔡李仏拳の使い手ジュー老師(演:陳慧樓)に預けられる。

最初こそは水汲みばかりやらされ不満が溜まっていくチェンだったが、修業をするうちにメキメキと上達し蔡李仏拳を習得する。

一方、フォンに目をつけられたチョウは街を去ろうとしたが、逃れる事が出来ず、フォンに殺されてしまう。

街へ戻ってきたチェンはチョウが死んだ事を知るものの証拠が無く動けなかった。

理解者が叔父とメイファンだけという絶望的な状況の中でチェンは蔡李仏拳を学び続けるのだが―







もうね、この作品はね主人公の立ち位置とラストで持っていかれるんですよ。

傅聲は曲がった事が大嫌いでいつも果敢に悪に立ち向かうマンガでしか見かけないような好青年。

でも実際は良い事ばかりじゃなく、正義感がアダとなって、とばっちりを食らう周りの住民からすればいい迷惑で、厄介ごとに首を突っ込みたがらない住民からは逆に恨まれている。

それでも周りを恨むことなく、師匠の敵討ちと穢された幼馴染の仕返しとはいえ、街を牛耳るフォンに戦いを挑むと。

この儚い最後はいつみても涙腺が緩んでしまうんだ…

(以下、ラストネタバレ)




ラストバトル
チョウの道場で激闘を繰り広げるチェンとフォンだったが、フォンの暗器の爪を食らい致命傷を負う。
しかし、怪我と引き換えに爪をつけていたフォンの腕を斬りおとし、命乞いをするフォンに刀を突きたてて仕留める。

遂に街を牛耳っていたマフィアのボスのフォンは倒れた、が、致命傷を受けたチェンも道場を出たところで力尽きてしまった。

チェンの葬儀がもう一人の師匠、ジュー老師によって行われ、参加した街の人たちは生前に腫れもの扱いしていたことを悔やみ、叔父のチョンやメイファンは涙を流していた。

そこに警官が現れ弔慰金をチョンへ届けに来た。

渡されたお金を見て、生前チェンが仕事を再開するために馬車を買うための金を貸した事を思い出す。

在りし日のやり取り
「安心してくれ、死んでも必ず返す」

そう言って借りていった日の事を思い出していた―




この散る美学は流石張徹と思わざるを得ない。

それまでに住人からも理解を得られなかった描写があったからこそ、このラストが光ったんだと思うんだな。


もちろん、泣かせに来るだけではなく、劇中で披露される蔡李仏拳も中々にカッコイイ!

途中の修業らしくない修業はカンフー映画お馴染みのもの(水汲みの往復とか)で、そこからのパワーアップ劇はまさに正統派。

修業中
傅聲といえば方世玉で優雅な鶴拳なんだが、この独特の蔡李仏拳も実にイイ。

特にラストバトルでは修業中のシーンを部分的に挿入することでどれだけ効果的に戦っているかを魅せてくれる。

絵に書いたような悪役面
キャストも素晴らしく、悪役と言えば例によって王龍威と片腕の部下に梁家仁!

もう鉄板過ぎるわw

意外性のある所で傅聲の師匠として登場するのが王羽(ジミー・ウォング)でお馴染み山茅!

珍しい悪役バトル
珍しくも善人で、王龍威vs山茅という悪人面バトルが拝めるんだな。

ただ、残念なのはヒロインは一人に絞った方が良かったかもって思った所か。

ヒロインその1
傅聲に助けられて、数少ない理解者として登場するのは甄妮で、実は傅聲のリアル嫁。
スペイン人のクォーターらしく、欧州美人を組み合わせたような美しさは流石。

それだけにラストで悲しみにその場を去る姿はリアルに思えてしまった。

ヒロインその2
幼馴染のシャオリーを演じるのは呉小惠。

まぁ傅聲を乏しめるために、好青年の彼氏を演じる葉天行の彼女として設定された訳だが、この葉天行も見た目は好青年で実は博打好きで借金のかたに彼女を差し出してしまう絵に書いたようなクズっぷり。

でも見た目は真面目だから周りはまともと信じて疑わない。

中身が大事
んで、実際に酷い目に遭った呉小惠の台詞が響くんですな。

そう言う描写をつけてしまったせいか、今一甄妮の存在感が薄くなってしまったようで残念。

台詞はある郭振鋒
後は出番は少ないが同門として五毒の郭振鋒が、

鹿峰はここだけ
王龍威の手下として鹿峰が出てたりする。

まぁ好きな作品は人それぞれだと思うけど、個人的には傅聲の作品で一番記憶に残った作品と言う意味ではこれがイチオシかな。
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