ビバ!アジアン映画好きな日々

好きなアジアン映画(主に香港・台湾映画)をメインに時々邦画洋画をだらだらネタバレ込みでレビューするブログです。
一応キョンシー系サイトを共同で開いています。
興味がありましたらお立ち寄りください。
http://www35.tok2.com/home/kyonsy/


テーマ:
!梅雨も空けてクソ暑い今日この頃。

暑い夏と言えば納涼と言う事でお化け屋敷とか紹介しているTV番組もあるが、映画としては「シン・ゴジラ」の話題が凄い。

…が、それはそれとしておいて、折角の夏なのと、以前に紹介した「降頭(07)」と同じタイトルを冠した本作をレビューしようと思います。

メインの妖術師
本作は1975年の香港映画。

元々香港ホラーと言えば、キョンシーのイメージが強かったんだけど、その前はキョンシー程の規模は無かったものの、「南洋邪術片」という東南アジアの黒魔術を主体としたホラーがブームとなった時期があった(もちろん香港でね)。

内容はエロとグロで女性の裸体やエロティックなシーンとゾンビ映画ばりに内臓やら蟲やらがどばどば出てくる作品がウケたみたい。

で、この「降頭」もその内の一つで監督は何夢華(ホー・メンホァ)で、同年に陳觀泰(チェン・カンタイ)主演の「空飛ぶギロチン」や翌年には「液体人間オイルマン」など製作した監督さんなんだよねぇ。

※日本語字幕が無い作品なので正確でない部分があります

ストーリー
妖術師の谷峰
魔術師のシャン(演:谷峰(クー・フェン))は金をもらっては対象者を呪い殺す商売をしていた。

今回もあるカップルを呪殺したのだが、同じく魔術師のフー(演:顧文宗)によって邪魔をされ、這う這うの体で逃げ出す。

主人公の狄龍
場所は変わってとある工事現場で働くのは作業員のクー(演:狄龍(ティ・ロン))。


現場指揮として皆から頼られ、恋人のチュウ(演:李麗麗)とも上手くいって時期に結婚する約束もしており、幸せまっしぐらだった。

悪女な恬妮
そこへ毎度やってきては色目を使うのが未亡人のルオ(演:恬妮(タニー・ティエン))。

金持ちでルックスも何もかも自信があるのに振り向いてくれないクーにいら立ちが隠せない。

まるでダメ男な羅烈
でもって、そのルオに惚れているのがリャン(演:羅烈(ロー・リエ))なんだが、こちらは相手にされない上に車まで傷つけられてしまう始末。

諦めきれないリャンは知り合いから魔術の存在を聞き、シャンの元へ向かう。

依頼に来た羅烈
リャンはシャンから薬を作る為に材料を集めさせられ、集めた材料から作り上げられた薬を受け取る。

その薬をあるパーティで使い、効果が表れてリャンはルオと一晩共にする。

が、薬は一晩で切れてしまい、目が覚めたルオは怒り狂ってリャンをボコボコに。

リャンから魔術の存在を聞いたルオは、リャンを介してシャンを紹介してもらう。

恬妮からも依頼を受ける谷峰
ルオの話を聞いたシャンは同じく薬を作る為に材料をかき集める。

その間にシャンはクーに呪いをかけ、一方のリャンは一晩しか薬が効かなかった事から金を支払わなかったため、呪いによって死んでしまった。

クーとチュウの結婚式当日、ルオは密かに薬を混ぜた酒をクーに飲ませることに成功する。

発狂する狄龍
薬が効いてきたクーは幻覚が見え始め、参列者が化物に見えてしまい錯乱してどこか行ってしまう。

クーはルオの屋敷に現れ、ルオは二人の時間を過ごす。

一方、チュウと友人のウェイ(演:林偉圖)がクーの居場所を探している事を知ったルオはシャンに殺害依頼をする。

罠にかかる李麗麗
シャンはチュウに近づき、血液を手に入れそれを使って呪いをかける。

呪いの影響で発狂するチュウだが、傍から見れば原因が分からないので病院で治療すらできない。
呪いの話を聞いたウェイは噂を聞いてフーの下へと向かう。

果たしてクーとチュウの呪いを解くことはできるのか―




これで物語が後半に差し掛かったあたりかな。

とにかく本作の肝は幽霊や妖怪のような不気味な存在、では無くとにかく「蟲」なんだな。

妖術はそれらのついでって位、メインは蟲。

後は人を含めた動物の死体か。

その死体も蘇らせるのだとか生き返るのだとかではなく、単純に妖術の道具としか使われない。

墓暴き
もっと言い換えれば強烈な惚れ薬を作るのに人の墓暴いて死体を焼いて油を取り出すとか。

術を使う為に人の死体を使うって辺は「降頭(07)」と似通ってはいるんだが。

元々この手の南洋邪術(所謂東南アジア産の黒魔術)が題材の作品は、最初に書いた通りメインはエロとグロ。

もう一つメインの蟲
グロに関しては作品によってさまざまだが本作ではほぼ蟲。

とにかく蛆とミミズのオンパレード。

それでも本作はまだ描写としてはぬるい部類と思うけどね。

これが後年によりエスカレートし「魔 デビルズ・オーメン」や「種鬼」、ショウブラではないが「死霊の受胎」、「養鬼 悪魔の胎児」とかになる訳だ。

一応、冒頭では死体の頭部を斬りおとしたり、人肉を裂いたりしているが、まぁそこまでショッキングじゃないと思う(あくまで個人的感想)

で対してエロの部分だが、まぁこれは相応に濡れ場が用意されているって感じかな。

ここらへんは恬妮が体張っているんだけど、この人は毎回邪な企みを考えては足元救われて殺されるor自滅するって悪女なパターンなんだよなぁ。

ここまで書いていて主役に関して全く触れてなかったな。

主人公だけど扱い酷い
今回の主役はあくまで狄龍。

…なんだが、なんせ呪われて意識失って、坊主になって、狂ってとまぁひどい扱い。

ヒロインだけど(以下略
ヒロインの李麗麗もヒロインらしくかわいいが、これもまた呪われてひきつった形相で後半絶叫するんだからすごい。

メインの妖術師
その妖術を使っている張本人が谷峰であり、したたかでダンディな妖術師を演じている。

書いていて思ったが、意外と妖術師の割にはアクが強くないような気がする。

これが「鬼打鬼」の陳龍(チン・ロン)とか「鬼喰う鬼」の黄哈(ウォン・ハー)とかだと一癖も二癖もあるんだけど正統派な悪役と言うか、スマートな感じがするね。

こう見ると、正統派で二枚目な狄龍とヒロインな李麗麗、対して策略を練りまくるしたたかな谷峰と恬妮って構図が面白い。

で、肝心の妖術合戦に関しては完全に特殊効果オンリーだな。

後年の霊幻道士以降みたいに道士と妖術師がガチの肉弾戦を行ったりはしない。

今となっては中々手に入りにくい作品かもだが、「魔 デビルズ・オーメン」ほど毒々しくもなく、陽気なBGMも手伝って南洋邪術片の入門としては良い作品なんじゃないかと思う。
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