ずっと親友の過去話でネタを稼がせてもらっていたので

今回は自分の話を。


はじめての不思議世界体験は

おそらく3歳の時。



その年の夏、俺は母親の実家である青森県に

母親と一緒に遊びに来ていて

その時は従姉妹達と母親の実家近くの海に

遊びに行っていたらしい



ふと母親が気づくと、俺の姿がない。





え?どこ

と見渡した母親の目に飛び込んできたのは








数メートル先の海上に

水中に顔をつけたうつぶせの状態で

木の葉のようにプカーと浮かぶエドワウの姿

=□○_ ~~~






助けを呼ぼうと思っても

そういう時に限って声が出なくなってしまうらしく

母親はとにかく急いで俺のもとへと走り寄ったらしい。




もう少しで俺に手が届く、というところで



ぴょこん

□ ~~~~~



と水面に上半身を出す形で俺が起き上ったらしい。

まるで誰かに抱きあげられたかのように。




周りを見ても誰もいなくて

水深は大人の胸くらいまであるので

俺自身が立ち上がってそういう状態になれる深さでもなく。



不可解さを感じながらも母親は俺を抱き上げて

事なきを得たようです。




で、実家に戻って落ち着いてから

俺にその時のことを覚えているか聞いたそうで。

その時に俺は

「じいちゃんが助けてくれた」

と言っていたそうで




そのじいちゃんは、その前の年に亡くなっていて。

俺自身は写真でしかじいちゃんを知らない状態でしたが

仏壇間に飾ってあるじいちゃんの写真をさして

「じいちゃんが助けてくれた」と言っていたらしい




そんな、じいちゃんの新盆見舞いに行ったときのお話。





ちなみに、俺自身はこのことは全く記憶にないのだが、

小学校3年生になるまで水が怖くて

プールに入るのは恐怖の対象以外の何物でもないし

洗面器に顔をつけることすらできなかったのは

おそらくこの時に溺れかけた体験を

体が覚えていたからだろうと思う。



そんなちょっと不思議世界の体験



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