FUJITA'S BAR
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2016-10-16

mother

テーマ:酒&タバコ

糸井重里のゲームではありません。

 

長渕剛の、名曲です。

 

 

お袋の四十九日の法要が、先月にあって、

 

妻と娘が、何とか都合をつけて、行ってくれました。

 

行方不明だった兄も、帰って来ていたらしくて、

 

ちゃんと、接客をしていたそうです。

 

 

それがよかったのか、悪かったのか、俺にはわかりません。

 

ただ、それを聞いた瞬間、体の力が抜けたのをよく覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと、

 

ここ最近、

 

自分の愚痴ばかり書いて、

 

読者の皆様は、さぞドン引きしたことでしょう。

 

 

でも、

 

書かずに、いられなかったんです。

 

 

誰でもいいから、

 

俺の話を、聞いて欲しかったんです。

 

 

そうしないと、死んでしまうから。

 

 

死にたがりのくせに、

 

まだ、生きることに何かを見出そうとする、

 

哀れな49歳の醜いオヤジを、嘲笑して下さい。

 

 

 

その夜は、月が、おぼろげな姿で、ぼんやり見えていました。

 

 

俺は、じっとしていられなくて、外に出ました。

 

土曜日の夜は、大抵、どこの飲み屋も混んでいるので、

 

店の入り口まで行って、賑やかな声が聞こえたら、入るのをやめました。

 

 

そうやって、しばらく歩いて、40分くらい経った頃、

 

俺は、ふだんあまり行かない、フィリピン人のスナックに入りました。

 

 

静かだったので、扉を開くと、

 

ママさんと、年配のお客が1人いました。

 

よかった、空いてる~

 

(それは、よくないことなんだろうけど)

 

 

このお店は、椅子の座り心地がいい。

 

歩き疲れた下半身を沈めるのに、ちょうどいい。

 

俺は、そこにいられるだけで、充分でした。

 

 

キープしてあるボトルで、ロックを頼んで、大きく、溜め息をひとつ。

 

お二人の邪魔をしないように、大人しく飲んでいました。

 

 

その“お兄さん”は、ただの酔っ払いおやじではなく、

 

どことなく、品性がある人でした。

 

カラオケが途切れたので、ママさんが、桑ちゃん、何か歌ってよ、と。

 

フィリピン系のお店では、洋楽を思いっきり歌えるので、

 

俺は、映画「明日に向かって撃て」の主題歌、「雨にぬれても」を選曲。

 

 

そしたら、その“お兄さん”が、食いついてきたんですね~(笑)

 

映画の話ができる人って、そうそう出会えるもんじゃないから、

 

何だか嬉しくて、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの話をして…

 

彼はすでに出来上がっていたので、俺が来てから1時間後に、帰りました。

 

いい時間が過ごせて、俺はすでに、その時点で満足でした。

 

 

 

彼がタクシーに乗って、ママと俺だけになって、

 

久しぶりですね、なんて話をしていたら、俺、思わず、言っちゃった。

 

 

実は、8月に母親が死んでね…

 

 

ママさんは、真摯な表情になって、俺に言いました。

 

…桑ちゃん、歌いなよ!

 

 

ビリー・ジョエル、エリック・クラプトン、ボズ・スキャッグス、シカゴ、

 

ホール&オーツ、ワム、エルヴィス・プレスリー、メリサ・マンチェスター、

 

ホイットニー・ヒューストン、ビートルズ、プラターズ…

 

 

あらゆるレパートリーを歌った後で、

 

どうしても、歌いたい歌があった。

 

それが、長渕剛の「MOTHER」。

 

 

俺は、歌詞を、少し変えて、歌いました。

 

「笑ってばかりいる」を、

 

「謝ってばかりいる」と…

 

 

親父が、怒鳴る。

 

お袋が、謝る。

 

子供には、余計な発言を許さない。

 

何か言えば、火に油を注ぐだけだから…

 

 

お袋のお見舞いには、2回しか行けなかったけど、

 

誰を見ても、謝ってばかりいる、お袋の姿がありました。

 

何か、悪いことが起こると、全部自分のせいにしてしまう。

 

お父さんを怒らせてしまった私が悪い、と。

 

お母さんがバカだから、みんなに迷惑をかけてばっかりで…と。

 

 

それは、違う。

 

俺は、ずっとずっと、そう言い続けてきた。

 

お袋と二人になると、お袋の愚痴を聞いてた。

 

お袋という存在がいないと、家庭が崩壊するのがわかっていたから。

 

でも、俺がしたことは、焼石に水だった。

 

 

兄は、肝心な時に、逃げてばかりいる男になってしまった。

 

幼い頃に、俺をさんざん奴隷のようにいじめたくせに。

 

俺は、家族の中で一番弱い立場だったけど、

 

自分のできることを、一生懸命やったつもりだった。

 

でも、俺が何かいいことをすればするほど、兄の株が下がってしまう。

 

そのことに気づいた頃には、俺は、行動不能になるほど、蝕まれていた…

 

 

 

俺は、無力な男。

 

がんばって、よかれと思ってしたことも、全部、裏目に出てしまった。

 

親父は、俺がいいことをすると、そのぶんだけ、兄を罵った。

 

娘が幼い頃は、かわいがってくれたけど、

 

孫がかわいいぶんだけ、兄とお袋が責められた。

 

 

親父は、常に誰かをいじめていないと、気が済まない人間だった。

 

祖父と、おんなじ。

 

いや、祖父よりも、たちが悪い。

 

 

そんな家に嫁入りして、病気になって、何度も手術するような痛い目に遭って、

 

どうして別れないんだろう、って、不思議に思ったものです。

 

病気になってしまったから、負い目があったのかもしれません。

 

でも、その原因を作ったのは、祖父と親父に間違いないんだから。

 

 

 

あんな親父でも、やっぱり、愛していたんだろうか。

 

今となっては、もう、聞くこともできません。

 

 

兄は、溺愛されて育ったような気もしますが、俺には、わかりません。

 

少なくとも俺は、「手のかからない子」として、放置されていたのはわかります。

 

兄は、病弱でした。

 

2番目と3番目の子供は、流産したそうです。

 

俺は、正確には、4番目の子供。

 

この子がダメだったら、もう子供はいらない、と親父は言ったそうです。

 

 

 

しかし、俺は、3900グラムで、この世に生まれました。

 

ついでに生まれた、余計な子供だったのか。

 

3人分の命を受け継いで生まれた、貴重な命なのか。

 

(まあ、実際、弱虫でダメな人間ですが)

 

 

親父の口癖は、

 

ウチの子供は、ロクなのがいねえ、でした。

 

 

生まれたこと自体を、最初から否定していたのか。

 

もともと、子供なんて欲しくなかったのか。

 

 

怒鳴ってばかりの、父親。

 

謝ってばかりの、母親。

 

 

その母が、親父に逆らったことが、何度かある。

 

最後の記憶は、去年の今頃でした。

 

あの時から、すでに、崩壊していたんだと思います。

 

その時、兄が必死で止めたらしい。

 

でも、俺が駆けつけた時は、逃げて、いなくなっていた…

 

 

俺が、何とかしてくれると思ったらしい。

 

…この、バカ野郎。

 

 

長男がそんなんだから、次男がうつ病になるまで苦しんだんじゃねえか。

 

 

母が死んだ日に、兄が行方不明になり、

 

四十九日の法要の直前になって、帰って来たそうな。

 

というか、兄が帰って来たから、四十九日の法要が決まったのか。

 

 

兄は、お通夜も葬式も、俺がうまく立ち回って何とかしたと思っていたらしい。

 

俺が、こんな状態で苦しんでいると妻が伝えると、愕然としたという。

 

俺もいつしか、兄を甘やかしている一人になっていたんですね…

 

 

 

俺はもう、彼らと家族でいることに、疲れてしまいました。

 

7月のあの日に、自殺しておけばよかった、と何度も後悔し、

 

去年のあの日に自殺しておけばもっとよかった、と後悔、後悔、後悔!

 

 

でも、死ねなかった。

 

それは、お袋が、まだ生きていたから。

 

 

俺が死ぬと、お袋の心が、壊れてしまうのがわかっていたから。

 

 

 

親父は、あの日の残酷な会話を、お袋に言ってないと思います。

 

自分にとって都合の悪い事実は、なかったことにしてしまうんです。

 

だから母は、

 

俺がどうして、実家に行かなくなったかも、知らないまま、あの世に行きました。

 

 

 

長渕剛の「MOTHER」に、こんな歌詞があります。

 

 

俺の机の引き出しには まともな字を書けた頃の

 

大きな人の手紙がしまってある

 

 

 

お袋の最後の文字は、今年届いた年賀状に添え書きした、たった一言。

 

 

元気になったら、また顔を見せて下さい

 

 

俺は、元気になれなかったけど、顔を見せたよ。2回も。

 

ものすごく、勇気を出して、行ったんだよ…

 

 

 

 

 

病院のベッドで、お袋は死んだように、眠っていた。

 

まともに会話できるうちに、会えてよかったと思う。

 

 

1回目に行った時は、まだ大丈夫だと思ったけど、

 

2回目に行った時は、もうダメかもしれないと思った。

 

 

俺の悪い予感は、的中することが多いんです。

 

 

最後に、手を握った時の感触が、まだ残っています。

 

 

ありがとね。

 

心配かけて、ごめんね。

 

 

お袋は、俺に、謝ることなんて何もないのに。

 

親父にだって、病院の職員にだって、何にも、謝ることなんてないのに。

 

 

弱く、それでいて、力強い感触が、俺の右手に、ずっと残っている。

 

 

 

Oh,MOTHR Oh,MOTHER Oh,MOTHER

 

謝ってばかりいる

 

 

だから俺は 何故謝っているんだいって 聞くと

 

また遠くを見て ただ 謝っているだけ

 

 

 

ママさんと2人きりのカウンターで、俺は、熱唱しました。

 

ママさんは、しっかりと、聴いてくれました。

 

 

…桑ちゃん、あたし、泣きそうだわ~

 

そう言って俺を見た彼女は、俺を見て、笑いました。

 

 

…桑ちゃんの方が、泣いてるじゃん(笑)

 

 

 

彼女も、色々あった女だと思います。

 

だからこそ、ここ一番という時に、強い。

 

 

俺にとって、忘れられない夜になりました。

 

 

 

 

 

この店は、いずれ、なくなると思う。

 

でも、俺は、この店のあたたかさを、忘れない。

 

 

俺が生きている限り、

 

俺の命が残っている限り、

 

この夜のありがたさを、語り継いでいきたいと思う。

 

 

可能なら。

 

俺が、明日も生きている保証なんて、どこにもないけど。

 

 

生きている限り、

 

俺によくしてくれた人たちのことは、ずっと忘れない。

 

 

読者の皆様、こんな記事を書いて、ごめんなさい。

 

書かずには、いられなかったんです。

 

どうか、許して下さい。

 

 

明日から、また、仕事をがんばります。

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2016-07-29

大人の、落ち着いた時間

テーマ:酒&タバコ
気がついたら、1ヶ月も映画に行ってませんでした。


これは、ブログを始めてから、初めてのことかもしれません。

そのくらい、精神的なレベルが低下しているんですね。


療養中の時を思い出すなあ…


人間、何かしら、楽しみがあるからこそ、生きていけるものなんですよね。


悪いことは、全部自分のせい。

いいことは、全部誰かのおかげ。


そういう姿勢でいれば、確かに、波風は立ちません。

しかし、つけこまれると、どんどん立場が悪くなっていきます。


自分なりに、処世術を学んだつもりで、生きてきたんです。

でもそれは、大きな誤りでした。とんだ思い上がりでした。



10代の頃から心をやんだ男の、妄想に過ぎなかったのです。


50間近になって、初めてそのことに気がつきました。

読者の皆様は、俺みたいにならないように、反面教師として捉えて下さい。




さて、6月後半から崩れてしまって、

死の淵をさまよっている状態が続いていますが、

それでも、何かしらの、小さな喜びがあったから、死なずに済んでいます。


それは、運転中にたまたまいい曲がFMで流れたり、

仕事の最中に、面白いことが起きたり、

誰かに、あたたかい言葉をかけてもらったり…


ちょっとしたことで、救われる時があります。

深刻な思考状態を、一時だけ、忘れる時があります。



それは、いいことだろう…

(井上陽水の「傘がない」の歌詞にこんなフレーズがありました)





今月に入って、自分ルールを破っていることがあります。

それは、週イチの休肝日を、守らなくなったこと。



薬の力だけでは、治まらない感情があります。


肉体を酷使する仕事をしていると、

家に帰って、酒を飲むと、ようやくオフモードになります。


俺にとっては、何よりの、安定剤。


酒は、百薬の長と言われますが、

飲み過ぎれば、毒になります。



なまじ、休肝日を守っていると、その前後に飲み過ぎちゃう。

毎日飲んでいる方が、適量でやめられるような気もするんですね。




そんなわけで、映画館にも行かず、DVDさえレンタルしない日々が続きました。



心に栄養が行かなければ、衰弱してしまう。

このままの状態は、よくない。











ここからが、本題です。



2月に開拓したお店「CLUB-R」で、月イチのジャズライブがあります。

じつはこれ、ずっと行っていたんですよね。

毎月、第4水曜に開催されるスケジュールになっていて、覚えやすい。

今月はどうしようかと思ったんですが、やっぱり行って来ました。



バンドリーダーは、アルトサックスのAさん。

ギターのOさん、ドラムのUさん、オルガンのMさんで構成される、カルテット。



6回連続で聴きに行くと、もう「常連」扱いになっちゃうもんですね。


Aさんは、スコッチウイスキーがお好きで、毎回一緒に酌み交わします。

俺より5つ上なので、色々と教えてくれます。

彼もまた、俺に色々と聞いてくれます。


このお店での、俺の立ち位置は、「映画のサントラに詳しい男」。

マスターが、勝手にどんどん宣伝しちゃっているらしい。


だから、この店のカウンターで飲んでいると、

色んな人を紹介されます。



自分の好きな話題で楽しめるのは、幸せなこと。

自分の乏しい知識や経験が、人の役に立つのも、幸せなこと。



映画が好きな人は、基本、音楽が好きです。


俺にとっては、まだジャズは、ほんの初心者レベル。

知らないことがたくさんあるって、きっと、幸せなこと。

教わるのも、教えるのも、

一緒に考えて、新しい領域を開拓するのも、俺は好きです。



きっと、このジャズライブの夜が、

毎月の、俺の密かな楽しみになっているんだと思います。



1ヶ月、映画館に行きませんでした。

でも、ジャズライブは、行きました。

バチは、当たるでしょうか。

楽しんだために、残酷な仕打ちを受けるでしょうか。



楽しむのは、「権利」であると、俺は思います。

妻や娘を見ていると、人生をしっかり楽しんでいるなあ、と感じます。

俺なんかより、楽しむ「才能」があるんですね。



妻は、決して恵まれた境遇ではありませんでしたが、

自由に意見を言うことが許される環境で、たくましく育ちました。


娘が生まれて、まず考えたことは、

俺のような苦しみを、この子に味わせたくない…



俺は、父親としては、世の中的に失格ですが、

可能な限り、娘の心に、いいものを残してあげたいと思っています。

娘はもうすぐ、17歳になります。

俺が17歳だった頃に比べたら、ずっと大人です。

俺はもう、彼女に教えることは、何もありません。

ただ、好きな勉強をさせてあげて、好きな道に行かせてあげたいです。


その一心で、今を生きています。




毎日を、必死で生きて、くたくたになって、

命を削って、見えない恐怖に怯え、死の誘惑と戦って、

今日を生き抜いた褒美として、酒をあおる。



月に一度の、楽しいひととき。


アルトサックスの、メロウな響き。

ギターが冴える、サンタナの「哀愁のヨーロッパ」が絶品。


今月は、新しいレパートリーを演奏して下さいました。


『…桑ちゃんがいつも聴いてくれるから、やってみたよ。』

何て、嬉しいお言葉。



彼らの演奏を聴く時間。

演奏後に、アイラモルトを酌み交わして、語り合う時間。

今回は、ラガブーリンの16年モノ。

常連の、酒屋の店長Tさんが、俺らのために入れてくれたボトルです。



うめえ~




ずっと、

ずっと、

ずっと…


苦しい時間ばっかりだったから。





俺は、

きっと、

どこかで、




生きる理由を、探していたのかもしれない。





早く、命を終わらせてしまいたいという気持ちは変わらないけど、

もう少しだけ、生きるのも悪くないかな…って。



長く生きたいなんて、絶対に思わない。


だけど、

あと数日でいい。


できれば、来月のライブの日まで、

もし許されるなら、

生き残ってみるのも、悪くない。



そう思える、楽しいひとときでした。

もう、味わえないかもしれないけど、

来月まで生き延びたら、

また、彼らに会えるでしょう。




今夜の晩酌は、「フェイマスグラウス」をロックで。

娘さんが描いた雷鳥の絵が、何ともかわいいボトル。


バーボンの「ワイルドターキー」は七面鳥ですが、

個人的には、こっちの雷鳥の方が、俺の好み。



娘が、バイトで悪戦苦闘している話に耳を傾けながら、

静かに飲むのに、ちょうどいいウイスキーです。



熟成されて、味わいが深くなっていく。



音楽も、

映画も、

芸術も、


自分の感性が豊かになっていけば、感じ方が変わる。




がんばって、

もう少し生き延びれば、

新しい世界に、出会うことができる。



俺には、あとどのくらい、時間が残されているんだろうか。

きっと、わからないから、いいんでしょうね。



大人の時間は、至福のひととき。


深く、

静かに、

ゆっくりと、


味わうべし。











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2016-03-04

日本アカデミー賞、安藤サクラ最優秀主演女優賞受賞!

テーマ:酒&タバコ
おめでとうございます!

今、酔っ払いながら、この記事を書いています。

映画熱イチオシの「百円の恋」が、

最優秀主演女優賞と、最優秀脚本賞を受賞しました。


感無量です~


これまで、この映画の真価を理解できる人は少ないと思っていたので、

あえて、読者の皆様にオススメしませんでしたが、

この瞬間から、解禁します。


もし、興味がおありでしたら、DVDレンタルで借りて見て下さい。


もし、何か感じるところがありましたら、俺が書いた記事にコメントして下さい。






今日も、色んなことがあって、くじけそうになったけど、

サクラちゃんの、たどたどしいコメントを聞いて、全部吹っ飛びました。



この映画は、挫折を味わった人に、見て欲しい。

この映画は、コンプレックスの塊を抱える人に、見て欲しい。

この映画は、世の中に絶望した人に、見て欲しい。



今、本気でそう思います。




今日まで、生きててよかった。

自分の感性を、信じてよかった。


この映画の素晴らしさを理解できる人がたくさんいて、よかった。



明日、親友と飲む予定です。

きっと、クリープハイプを、喉から血が出るほど歌うことになるでしょう。



命を削って、1本でも多くの映画を見てから死にたい、と思いました。




サクラちゃん、おめでとう!

自信を持って、これからも、胸を張って、いい仕事して下さい♪



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2015-12-16

電柱に激突。

テーマ:酒&タバコ
月曜の夜に、電柱にぶつかりました。

あ、車じゃないですよ。歩いててゴチンしたんです。


俺は、「歩きスマホ」はしたことがないんですが、

「歩きガラケー」は、酔っ払って歩いている時に、たまにします。

やっぱり、危ないですね~




体調が少しずつ、いい感じになってきたので、久しぶりに飲みに出たんです。

月曜は代休で、夕方に映画館に行って気分がアゲアゲになったので、

最近新しく開拓した、ホルモン焼きのお店に行きました。


初めて入った時は、友達と一緒だったので、今回は、ひとりで。

カウンターに座って、「晩酌セット」をオーダー。

寒いから、熱燗にしようと思ったんだけど、メニューに書いてない…

勝手がわからないので、とりあえず生ビールで飲み始めました。


で、1杯飲んだ後で、一応聞いてみました。

『…ここって、日本酒ってないんですか?』

『…あ、ありますよ。今は久保田と朝日山しかないけど。』

『…あ、あるんだ。メニューに書いてなかったから。』


すると、左側に座っていた常連さんと思われる兄さんが、

『…ほら、こっちに書いてあるよ。』と、別のメニューを。


A4のクリアファイルにコピーした紙が入っている、手作りメニューですが、

俺の目の前にあったメニューには、日本酒と焼酎のページが抜けていたんです。


『…こういういいかげんな店だから、すまんな、兄ちゃん。』

『…あ、いえいえ。教えて下さってありがとうございます。』


で、2杯目に熱燗(2合)をもらいました。

うめえ~ あったまる~

もつ鍋に、よく合いますね☆


お客も少なかったので、お店の人やお客さんと、色々話しました。

うんうん、新鮮な刺激が心地いい。


常連さん2人と仲良くなれたので、出だしとしては上々でしょう。


生ビールを最初に飲んだので、1合徳利を追加。

ししゃもと、豚バラも追加。


お値段もリーズナブルで、懐にやさしい、良心的なお店ですね。

また、時間と心の余裕がある時に、寄ってみようと思います。



いい気分で酔っ払って、いい感じでお店を出ました。


で、1分後にゴチン。



かがんで歩いていたので、前傾姿勢で、おでこをぶつけてしまいました。

やっぱり、歩き慣れない場所は、気をつけた方がいいですね。



俺は、老眼が始まっているので、飲みに出る時は、眼鏡をかけています。

カラオケのデンモクの文字が、見えにくくなってきたもんで(笑)


何となく、眼鏡がずり下がっているような気がする…

う~ん、これは、フレームがおかしくなっちゃったかな。


友達が経営している、最近オープンしたスナックに顔を出して、帰りました。



翌朝、鏡を見てびっくり。

鼻の骨の部分に、真横に傷が残っていました。


うわ~ なんてやんちゃな傷… ガキじゃあるまいし。

ここに絆創膏を貼ったら、余計にマヌケだよなあ。


さわると、痛い。


眼鏡屋の友達に電話して、この終末に見てもらうことにしました。

彼が言うには、眼鏡をしていたから、かえって助かったのかも、と。

ちょうど、眼鏡のつなぎ目の部分が当たったようにも見えるもんね。



おでこをぶつけたのに、傷が残ったのは、鼻。

やっぱり、歩きながらケータイをいじくるのは、やめた方がいいよなあ。




読者の皆様も、どうか気をつけて下さいね。


あ~ 鼻痛てえ…



誰かに会う度に、ケンカしたんですか?なんて言われそうだなあ。


…もう、そんな年頃じゃねえって。









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2015-12-05

大人のコラム 「そして、ひとりで飲みに行く。」

テーマ:酒&タバコ
さて、あれからしばらくの間、こんこんと眠りました。



7時くらいによろよろと起き上がり、コーヒーを入れて、

ゆっくりと、

ゆっくりと、

喉の奥の奥に、流し込む…


今日のCDは、セロニアス・モンク。





何気に、見慣れた映画DVDを画面に流しながら、ぼんやりと過ごす。


今日も、風が冷たい。

時たま、アラレが窓ガラスにぶつかる音がする。



新潟の冬も、本格的になってきたなあ。







熱燗を妻に頼むと、卵焼きと一緒に出てきました。

娘は、日本酒の匂いが嫌いだったけど、最近は慣れたようです。

俺は、しょう油をかけるのが好きなので、わざと薄味にしてもらいます。



今宵は、

黄桜が、

いつもより、しみるなあ…



戦闘が、

健常者にとっては、何でもないちょっとした戦いが、

俺にとっては、死を覚悟した壮絶な戦いが、

とりあえず、

いったん、

終わりました。






…生き残った。



俺は、呼吸をしている。

手足も、ちゃんと動く。


妻と娘が、何やら、楽しそうに笑っている。

笑っている内容はさっぱりわからないけど、家族の笑顔は、美しい情景。



まだ、生きろと言われているような、

死ぬには早い、と言われているような、

不思議な気分。






少しだけ、

ほんの少しだけ、外の空気を吸いたくなりました。



今夜は荒れていますが、

数時間だけ、歩いて来ようと思います。


お金もないから、1軒だけ、ちょっとだけ、どこかに顔を出して来ようかと。

今夜くらいは、いいよね…




出かける前に、ほろ酔い気分の、おっさんの戯言を聞いてもらっていいですか?

今夜は、「大人のコラム」で、語ってみましょう。









(ここからが本題です)




俺は、基本、単独行動が好きです。



映画はもちろん、飲みに行くのも、圧倒的にひとりが多い。

入ったことのない扉を開けるのは、ワクワクして面白い。


人は、安心できる空間を好むもの。

居心地のいい場所からは、動きたくないと思うもの。


普通の人はそうなんでしょうが、俺の場合は、ちょっと違う。




子供の頃からずっと、居心地の悪い場所で、我慢する時間が長かったので、

いつも、「ここから抜け出して、違うところに行きたい」という思いが強かった。



争いの絶えない家族のもとを離れ、遠いところへ旅立ちたい。

同級生たちの仲間に入れなくて、また入るのもしんどくて、

入ったら入ったで、その関係を「維持」するのがしんどくて…


そんなんだから、「暗い奴」と思われていたんだと思います。

屈託のない笑顔で話せる人が羨ましいけど、何だか、世界観が違う。


無理してあいつらと仲良くする必要もないな、と思ったものです。


かといって、友達が全くいなかったわけじゃありません。

中学生の時は、他のクラスに、趣味の合った友達がいました。

ただ、自分のクラスに、仲良くしたくなる人がひとりもいなかっただけ。


煩わしくて疲れる「馴れ合い」よりも、「孤独」であることを楽しんだ。

それが、俺の思春期であり、今でも、生き方の根本にあります。



人は、環境がよければ、表情も行動も、素直になれるものです。

抑圧された環境や、ギスギスした空気感があると、強張ってしまうもの。





初めての人と話す時に、まず、「手がかり」を探すでしょう。

年齢、性別、出身地、職業、家柄、学歴、趣味、年収、貯金、家族構成…

そういうものがわからない人とは、怖くて話せないのかもしれませんね。



だから俺は、身内や友達が経営しているお店には、あまり興味がないんです。

俺のことを知っている人との会話は、範囲が限定されてしまうから。



俺は、何かしら、軽い取っ掛かりがあれば、初対面でも楽しく話せます。

相手の個人情報をむやみに聞かないから、相手も、俺について詮索しない。

外的な知識だけで会話するのは、虚しい。

内的なキャラ同士で会話する方が、ワクワクして楽しい。


知らない人の方が、話しやすいこともあるから。

それを楽しむことができる特殊な空間が、飲み屋のカウンターなんですね。



家飲みも、いいでしょう。

仲のいい友達同士で、家族ぐるみの付き合いをして、居酒屋で延々と話すのもいいでしょう。

カラオケボックスで、自分たちだけの空間を確保して、歌いまくるのもいいでしょう。



でも、俺、それだけだと、寂しいんです。



みんなで飲んだ後も、ほんの少しだけ、「自分の時間」を過ごしてから帰る時があります。

そうしないと、心が酸欠になっちゃうから。



いつも同じ人とばかり話していると、脳が成長しなくなるんです。

新しい風を入れて換気をしないと、空気が淀んでしまうんです。



俺と一緒に飲んだことのある人はわかると思いますが、

飲み屋にいる時の俺は、普段の俺とは、ちょっと違うんです。


それは、「その場所にふさわしい自分になる」ということ。



俺は、行きつけのお店の数だけ、顔を持っている。

そう言っても、過言ではない気がします。



それって、すごく楽しいこと。



行く場所が増えれば、引き出しも増える。

色んな人と出会い、色んな話をした分だけ、深みのある男になれる。


俺は、おっさんですが、学習能力は、未だに健在です。

刺激され、活性化して、相乗効果を生み、結果、盛り上がっていく。



人間観察はもちろん、人のいい面も、悪い面も、自然と見えてくる。



俺には、20年以上付き合っている、古い飲み友達もいれば、

ついこの間知り合ったばかりの、新しい飲み友達もいます。


短い付き合いで終わる人。

長く、付き合える人。



人同士というのは、相手がいるわけだから、

自分さえよければ…では成り立たないし、その逆でも成り立たないもの。



ちょうどいい距離感で、ちょうどいい頻度で。


俺は、個性が強い男なので、

たまに話すぶんには、面白いのかもしれないけど、

ずっと一緒にいると、ウザいんだと思う。

急激に仲良くなった人ほど、あっという間に、俺のもとを離れていく(笑)


俺は一見、人当たりがよくて優しい人間に見えるみたいだから、

ダークな発言をすると、「そんな人だと思わなかった!」なんて言われちゃう。


勝手に人のイメージを決め付けんじゃねえよ。




ごくたまに、昔の知り合いに、お店で会うことがあります。

俺のカラオケの歌声って、特徴があるみたいで(笑)


顔を見ても、パッと思い出せないけど、

話しているうちに、そういえば、前にもこんな話をしたっけな…と記憶がよみがえる。


会って1時間くらいしてから、思い出すこともありました。

何だか、ちょっとした推理サスペンスですね☆



俺はきっと、忘れかけた頃に現れると、楽しい男なんでしょうね。



俺との出会いがきっかけで、友達になる人がいたり、カップルが誕生したり…

仲直りさせたり、世話のやける酔っ払い担当にされたり…




そんな風に、色んな駆け引きがあって、ひとり飲みは盛り上がっていくんです。


俺が、どんな男に見えるのかは、相手の勝手。

いちいち、こう思ってくれ、なんて言う方が野暮ってもんでしょう。



今は、稼ぎが少ないし、借金を返して、娘の学費を工面するために、

飲みに行く回数は、かつての5分の1くらいになっています。

でも、飲みに行くのは、やめない。

映画館に行くのと、ひとり飲みするのは、俺のライフワークだから。



いつも、楽しい時間を過ごせるとは限らないけど、

楽しい時間を過ごすための技術は、人一倍持っているつもりです。





ひとり飲みは、自分と静かに向き合う時間。

俺が、俺らしく生きるための、貴重な時間。



琥珀色のグラスをかざして、自分に乾杯。


酔いがまわって、嫌なことを一瞬だけ忘れられて、


生きていることを、ひしひしと実感できる、幸せなひととき。





月が、きれいだから。

夜風が、気持ちいいから。


出かける理由は、何だっていい。



天候が悪けりゃ悪いで、それはそれ。

空にだって、泣きたい時があるさ。




桑ちゃんは、夜の街を、ふらふらと歩いて参ります。
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2015-11-27

大人のコラム 「何でも人括りにするんじゃねえ」

テーマ:酒&タバコ
今週は、大人のコラム週間になってしまいました、

たまには、こんなスタイルもいいもんです。


オヤジというのは、気がつくと、愚痴ばっかりこぼす存在だと思います。

まあ、オバチャンも似たようなもんだと思いますが(笑)


言いたくなる気持ちもわかるし、

言いたくても言えない気持ちも、よくわかる。


だから、上手に小出ししましょうね。




明日の夜は、飲み仲間の忘年会なので、ブログは休みます。

そんなわけで、今夜は、もう一発かまします。





最近は、情報がやたらとあふれているので、取捨選択が大変でございます。

映画ブログを書いている人の記事をたまに読むと、

みんな同じようなことが書いてある…


公式ホームページとか、ウィキペディアとか、大手サイトの紹介文とか…


なるほど、これって、本のあとがきを読んで、読書感想文を書くようなもんですな。



…ただのカンニングじゃん!



俺は、人の文章をブログに引用する時は、「○○より」と、ことわりを入れます。

ギャグで書く場合は、ネタとして黙って利用することもありますが、

基本、できるだけ、自分の言葉で表現するようにしています。



…だって、人の真似ばっかりして、楽しいか?




さて、前置きが長くなりましたが、本題にいきます。


本屋に行くと、「わかりやすい○○」「簡単に覚えられる○○」といったような、

バカ丸出しのようなタイトルの本が、実にたくさんあります。


俺は、中学生の頃、参考書を探す時に、よく騙されたものです。


書籍や文章というものは、著者や編集者のセンスによって、

いくらでも簡単になるし、難解にもなっちゃう。

筆者が「簡単」だと思っても、読み手にとっては決して「簡単」じゃない。



わかりやすく言うと、

簡単にまとめると、

一言で言えば、こうなります…って、なってねえよ!





かつて、黒澤明監督に、インタビューした若い女性記者が、こう質問したそうです。

『…監督にとって映画とは、一言で言うとズバリ、何ですか?』


彼は、こう答えたそうです。

『…君は馬鹿か。人が人生をかけて取り組んでいるものを、

 一言で簡単に言えるわけがないだろう。』



彼の対応は、正しいと思います。

「質問に対しての答えになっていない」と言う人がいるかもしれませんが、

そもそも、質問の仕方がおかしいし、失礼でしょう。



以前、「TVチャンピオン」というバラエティ番組があって、

優勝した人に必ず聞く“お約束”のようなキーワードでした。

あなたにとって、○○とはズバリ、何でしょうか?って。

番組的には、予め答えを用意してもらっているのがミエミエでしたが、

たぶん、その女性も、そのノリで聞いたんでしょうねえ。




地下鉄サリン事件や、阪神淡路大震災が起きた当時、ニュースでよく耳にした言葉。

『…昨日までの動きを、簡単にまとめました。』


俺は、イラッときました。

…人の不幸を、簡単にまとめるな!




個性的な人を見ると、『…ああ、典型的な○○タイプの人ですね。』と言う。

犯罪者に精神科の通院歴があると、必ず結び付けて報道される。

犯罪者がアニメやマンガ、ゲーム好きだと、必ず関連付けて報道されてしまう。


人は、みんな違う生き物なのに。

精神病にも、色々あるのに。基本、大人しくて無害な人が多いのに。

アニメやゲームをすると、自動的に犯罪者になるわけじゃないのに。



あいつは、○○の家系だから、悪い奴に違いない。

あの家は、家柄が悪いから、ろくな連中じゃない。

ウチの子がおかしくなったのは、悪い友達に影響されたからだ、なんて。



老人の犯罪が急増しています、だって?

老人が多いんだから、あたりまえじゃん!

外国人の犯罪が急増しています、だって?

外国人が多いんだから、あたりまえじゃん!

夏になると、水の事故が増えます…って、ああもう!




因果関係というのは、そんなに単純じゃないし、

学問や文化も、簡単に説明できるほど、薄っぺらじゃない。


簡単に覚えたことは、簡単に忘れてしまう。

何となく聞いたことは、右から左に受け流してしまう。

噂がひとり歩きしたり、風評被害が起きる要因は、こういうところにあります。



入り口や、入門は、さらっとでいいでしょう。

ただ、それがすべてだと、思わないで欲しい。


俺だって、豚の仕事をする前と今では、豚に対しての認識が大きく変わりました。


広く浅く、色んなことを知っている人。

一般常識や、流行の世界に明るい人。

世間知らずだけど、一部の領域に関しては、やたらに詳しい人。



俺は、「芸能人の○○に似てる」とか言われるのが、嫌いです。

誰か知らんが、そんな野郎と一緒にするな!と言いたい。



『…お前みたいな変な奴は、見たことがねえ。』


そう言われるのが、一番嬉しいかな。



俺は、誰にも似ていません。

だって、俺は俺以外の何者でもないですから。


「似ている」「おんなじタイプ」と思うのは、その人の勝手。

それを、いちいち否定しません。

勝手に、そう思えばよろしい。



俺は、やたらと群れるのを、嫌います。

基本は、単独行動。

ただ、思考や感覚の幅を広げるのに、人との会話が重要なのです。



たぶん俺は、短い時間だけ一緒にいると、楽しい男なのかもしれません。

だけど、ずっと一緒にいると、たちまちウザがられてしまう自信があります。



「いい人」を演じるのは、基本、疲れるもんだから。



無理してまで、人に合わせる必要はありません。

無理してまで、人が期待する行動をする必要もありません。

無理してまで、相手に好かれようとしても、ボロが出ます。


無理がたたると、俺みたいに、心が崩壊します。




だから俺は、期待を裏切ることに、むしろ快感を覚えるところがあります。

ざまあみろ、勝手に人を決めつけやがって。



貴様らの枠に簡単に収まるほど、俺は単純じゃねえ。




何故なら、人は、変わっていくものだし、成長していくもの。

いつも同じじゃないからこそ、「今」が貴重になる。



感性も、脳細胞も、固定された途端に、退化していく。



だから、目の前にいる大切な人を、よく見つめて欲しい。

自分が思う以上に、相手の心は絶えず変化していくものだから。



今日の幸福は、明日には崩壊するかもしれない。

今日の友情は、明日には崩壊するかもしれない。


簡単にできたものは、簡単に崩壊します。

これは、俺の経験上、間違いないこと。



その反面、今日崩壊したことが、明日には奇跡の復活を遂げる時もあるんです。




苦労して身につけたものほど、いざという時に強固である。

苦悩して理解したことほど、自分の最大の武器になる。




情報や、選択肢が多いと、悩みや迷いも多くなってしまいます。

何が大切か、何が余計か。

やたらと人に聞いても、ググっても、考えない人は、さらに混乱するだけ。


惑わされるな。

心眼で、見極めよ。



今の自分にとって、一番大事なことは何か。

それを常に頭に置いて、混乱した世界を生き抜くべし。



流されてばかりだと、心も思考も漂流してしまうから。






俺にとって、映画とは何か。


そう聞かれたら、今は、こう答えることにしています。


『…俺が、俺らしく生きるための、習い事です。』



この答えは、10年後には、変わるかもしれない。

もしかしたら、明日には、違うことを言っているかもしれない。


次の瞬間には、しなやかに変化していく。

それが、人間という存在の不思議さであり、面白さでもある。



天気と同じように、生き物は、いつも同じじゃない。

それを知っているだけで、人生はどんどんカラフルになっていく。



俺は、どのタイプにも属さない男として、生きていきます。

朱に交わっても、簡単には赤くなりません。

赤くなったふりはしますが、いつでも青になります。


つかみどころのない、うなぎのような男。

自分でも未だに、よくわからない部分が無数にあるんですから。




俺を、「典型的な○○タイプの男」と自信を持って断言できる人は、

いつでも挑戦してきて下さい。お待ちしています。



…すかさず、斬り返してみせますから。











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2015-11-26

大人のコラム 「悪口の境界線」

テーマ:酒&タバコ
昨夜は、中途半端な記事になってしまって、

カテゴリーとしては「メンタルコラム」的な文章になってしまいました。

「大人のコラム」と言うよりは、「酔っ払いオヤジの愚痴」レベルですな(笑)


酔っ払うと、思考の核が、ぼやけちゃうことがあるんですよね…


今週は、映画に行けないと思うので、最新映画記事を読みたい人は、

来週くらいまでお待ち下さい。





そんなわけで、昨日の続きをもう少し、考えてみたいと思います。



「悪口」を広辞苑で引いてみると、「人を悪く言うこと」とあります。

なあんだ、そのまんまじゃん! 大したことねえな、広辞苑。


と言ってしまえば、俺は、広辞苑の悪口を言ったことになるのかな?



「批評」や「批判」は、「感想」や「意見」の中に含まれると思う。

俺の中では、「悪意のある言葉」が、「悪口」にあたるんじゃないかと。



「悪口」を、相手に向かって堂々と言うのは、「罵倒」「非難」になるのかな。

「悪口」を、相手がいないところで言うのは、「陰口」「噂話」になるでしょう。

「悪口」を、独り言でつぶやく分には、「愚痴」なのかな…



俺は、「陰口」や「噂話」を、あまり信用していません。

本人との会話による情報が、一番の判断基準になります。


しかし、相手の「言葉」そのものを、鵜呑みにしたりはしません。

その人の、全身から伝わってくるオーラを、感じ取るのです。



うまく言えないけど、いい印象のある人。

うまく言えないけど、嫌な感じのする人。

うまく言えないけど、謎めいた人…



「何となく」とか、「違和感を覚える」とかって、大事なんです。

俺は、言葉にできない感情を、心の奥にしまっておく能力があります。

すっきりした答えが出ないことを、脳の奥にストックしておく能力があります。


だいぶ経ってから、ある瞬間に、「これだ!」と気づくことがあるんですね。




で、本題に戻ります。



「悪口」というのは、「相手を一方的に攻撃する言葉」と定義したい。


語られる言葉に、「自分の気持ち」が入っていないから、恐ろしいのです。




ああされて、こう思った。

あんなこと言われて、悲しかった。

ひどいことをされて、悔しかった。


あくまでも、「自分」を主役にして、語って欲しいんですね。



何もかも、あいつのせいだ。

あいつが来てから、ろくなことがない。

あんな奴と、仲良くするな。

あんな奴、いなくなってしまえばいい。



それは、「自分」を主役として、言っているのか。

「みんな」という「得体の知れない存在」を主役として、言っているのか。



俺は、そこに、一線を引きたいんですね。



自分にとって「悪人」でも、他の人にとっては「善人」かもしれない。


単に、その人が「嫌い」なら、それはそれで構わない。

だけど、「あいつはみんなに嫌われている」と言うと、話が変わってしまう。


個人的に思うなら、その人の感性の問題で済まされる。

大勢を巻き込んで言うのは、「主役が不在」になってしまうんですね。


「みんなが言っているから」

「それが常識だから」

「みんなやってることだから、問題ない」



いいや、問題ありです。



「悪口を言う」こと自体は、悪いことじゃないのかもしれない。

「言い方」や「視点」によって、凶器にもスパイスにもなる。



人は、人を批判せずには、生きていけない。

人は、人を傷付けずには、生きていけない。


何故なら、人は「比べる」ことによって、思考の領域を広げるからです。



あれはダメ、これはダメだと、何も言えない人間になってしまう。

極度に失敗を恐れるようになり、行動力や会話力が乏しくなってしまう。


失言したっていい。

失敗したっていい。

誤解したっていい。

間違って覚えてしまってもいい。


気づいた時に、ちゃんと謝ればいい。

気づいた時に、原因を学べばいい。

気づいた時に、正しく認識し直せばいい。

気づいた時に、笑い話にすればいい。



自分の過ちを素直に認める潔さがある人なら、

人の間違いを、堂々と指摘することができるはず。


そして、いつまでもネチネチ言わずに、爽やかに処理してしまえばいい。


それが、俺の思考の基本。




ところが、「言ってもわからない人」という輩がいる。

言い方を工夫しても、遠回しに言っても、伝わらない。

その人は、「人の話を聞く能力」が乏しいんだと思う。



一度や二度ならいいけど、理不尽なことを延々とされるのは、やっぱり困る。



そこで、「愚痴を言う」ことをオススメしたい。

「愚痴を聞いてくれる人」がいるのは、幸せなことである。


「愚痴」を広辞苑で引くと、「言っても仕方のないことを言って嘆くこと」とあります。

お、いいじゃん。まさにその通り。さすがは、広辞苑。



嫌なことをされたら、怒っていいし、文句を言っていい。

ただ、「怒り方」や「言い方」に、一工夫あればよし。


その代わり、いい点を見つけたら、ちゃんと褒めてあげて欲しい。



よくて、当たり前。

悪かったら、激怒。


これでは、ギスギスした世の中になってしまうでしょ。



俺は、父親から罵倒ばかりされて育ったから、心が捻くれているのかもしれません。

だけど、人として、何が一番大事かは、少しずつ理解しているつもりです。


48歳にもなって、まだ子供みたいなことで悩んでばかりですが。



でもね、

小さいことをおろそかにしていると、

だんだん、感性が濁っていくのが、わかるんです…



俺は、

どんな小さなことでも、悪いことをしたら、謝るようにしています。

どんな小さなことでも、嬉しかったら、お礼を言います。


「ありがたい」という漢字は、「有り難い」と書きます。


してもらって当たり前、という考えからは、絶対に浮かんでこない気持ちですね。






ありがとう。

ごめんなさい。

いただきます。



俺の好きな言葉の、ベスト3です。




ありがたいと思うから、また、がんばれる。

悪かったなあと思うから、次は優しくしてあげようという気持ちになる。

おいしい食事ができる喜びを実感できるからこそ、この仕事ができる。



不平不満、大いに結構。

愚痴はどんどん、ぶちまけろ。


聞いてもらって、聞いてあげて、

助けてもらって、助けてあげて、



与える方が、先になってもいい。

もらう方が、先になってもいい。


大事なのは、「好循環」させていくこと。

「悪循環」の恐ろしさを人一倍知っている俺だから、力説するのです。




もう、「地獄」はたくさん。

少しでもいいから、「安息」を、味わって欲しい。


俺は、汚れている人間だから、

清らかな心や、健全な感性に触れるだけで、幸福感を得られる。





桑畑は、色んなカラーの人たちに支えられて、何とか生きています。


俺は、みんなが思っているほど、いい人間ではないし、

みんなが思っているほど、極悪人ではないつもりです。




もうダメだ、と思った時に、優しい言葉をかけてくれる人。

暴走してどうにもならない時に、真摯な言葉をかけてくれる人。



俺は、「ダメな人間」の部類に入る男だけど、

「完全なダメ」には、なり切っていないと思っています。


少しでも、人間らしい部分が残っているうちは、まだ大丈夫。



豚の鼻を撫でながら、自分に、「よしよし」とつぶやいています。




大人には、誰でもなれる。

でも、大人でい続けることは、なかなかできないこと。



俺は、「大人の男」になりたい。



倒れそうで、倒れない。

死にそうで、なかなか死なない。


そんな、マカロニウエスタンの主人公みたいな、

一部の人にしか理解できない男を、

一生かけて、演じてみたい。



悪口は、必要悪なんです。

要は、使い方の問題。





すいません、もうすでに、かなり酔っ払っています。


また、戯言を書いてしまった。

不快に感じた人がいたら、ごめんなさい。



しょうもない男は、薬を飲んで、布団に入ります。





おっさんの愚痴に付き合って下さった、心優しい読者の皆様に、感謝です。


今夜も、ありがとう。


おやすみなさい。いい夢を。















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2015-11-25

大人のコラム 「人の悪口と、自分の自慢話」

テーマ:酒&タバコ
これは、俺自身、気をつけなければならないと思っていることです。


俺が嫌いなものは、「陰口」と「弱い者いじめ」。

つまり、「自分は安全な場所にいて、一方的に攻撃する」ことに満足を感じる人。


俺が今、勤務している会社は、7つ目ですが、職種としては、20以上を経験。

どの勤務先にも、それぞれ「独自の暗黙ルール」というものがありました。


これがまあ、ヒドいもんなんですね。



職場には、「威張る順番」というか、「社員格付けランキング」みたいなものがあって、

「この人に逆らっちゃダメ」みたいな、面倒なお約束があったりするんです。


権力を持つ者がこうだと、周りは大変迷惑します。


そういう人の基本思考は、「人の悪口と、自分の自慢話」の場合が多い。




「あいつはダメだ」と決め付けることで、自分を高く見せようとする。

かえって、イメージが悪くなることに、本人は気づいていません。

遠回しに伝えようとしても、感性が鈍感なので、どこ吹く風。

いいなあ、ある意味、羨ましい…


その反面、「過去の栄光」を、何百回と話します。

もう、耳に火星人ができるくらい、クラシカルな話題を、自慢タラタラ話す。

みんなうんざりしていることに、本人は気づいていません。

自分の話に感動していると思い込んでいる、ウルトラ勘違い野郎なんです。



こういう人の脳は、すでに死んでいると思っていい。

新しい刺激や、感性を広げるといったことに、まるで興味がない。


彼らの口癖は、『…昔はよかった。』が圧倒的に多い。

昔がよかったということは、「今はダメだ」とでも言いたいのでしょうか。

それは、「昔の人は立派で、今の人は無能だ」ということ?



こういう文章を書いていること自体がすでに、悪口なんだと思う。

でも、俺的には、「攻撃」ではなく、「反撃」なんです。

嫌なことをされなければ、俺は、むやみに人を否定したりしません。

あまりにひどいことを言うから、我慢できなくなって、言い返すのです。


それは果たして、「子供っぽい行動」でしょうか。

ひたすら忍耐・我慢・辛抱して、やり過ごすのが「大人の行動」なんでしょうか。



俺は、自分を騙したり、裏切ったりしてまで、迎合しようとは思いません。

男には、絶対に譲れない一線というものがある。

そうしないと、心が歪んでしまうから。

そういうことをおろそかにしていると、感性が雲ってしまうから。



その「歪み」が、「弱い者いじめ」に発展していく。

抑圧された感情が、「妬み」になり、人の成功を喜べない人格を形成していく。


人が褒められると、自分が馬鹿にされた気分になる人、いませんか?

幸福そうな人を見ると、自分が不幸になった気分になる人、いませんか?



そう感じてしまうのは、「視点に柔軟性がない」からです。

いつも、固定した角度でしか、物事を見ていないからです。



「相手の立場になって考えなさい」と、子供の頃に、教わったでしょう。

でもこれって、とても難しくて、高度な思考技術なんです。


頭でわかったつもりになっていても、心で実感する世界は、全く別。

自分の行動を冷静に観察できない人は、人の気持ちが永遠にわからない。



気持ちや感情の本質は、損得とは関係ないところにあるんですから。



自分に利益があるから、あいつと仲良くしよう。

自分にとって不利益だから、あいつは無視しよう。

都合のいい時だけ友達になり、都合が悪ければ、他人になる。


ああ、何て寂しい生き方なんでしょう。




俺の友達には、いい奴もいれば、嫌な奴もいます。

いい人とだけ付き合おうとするから、無理がある。

自分自身が、相手にとって「どんな人」なのか、ちゃんと考えなくちゃ。



理想の異性を見つけたら、相手も理想の人を探していて、アウトだった。

そんなパターンが、昔からありますよね。


自分が相手を好きだからといって、自動的に相手から好かれるはずもない。

相手に好かれるように、愛されるように、努力する姿勢がなくちゃ…ね。



自分独自の感覚を持つこと自体は、大切なことですが、

柔軟性がない「固定観念」では、周囲を振り回すだけ。



俺は今まで、色んな人を見てきました。

修羅場をくぐり抜けた回数も、そこそこあります。



人の振り見て、我が振り直せ。

我が振り見せて、人を正せ。



人を変えたかったら、自分から変わらなくてはならない。

自分が何も努力しないで、相手だけを変えようとするのは、虫がいいというもの。



己が10動いて、相手が1か2動けば、それで奇跡です。



人の悪いところばかり見える人は、いいところも見てあげましょう。

自分の自慢話ばかりする人は、たまには自分を反省しましょう。



弱い立場になったことがない人には、弱い者の気持ちは理解できません。

失敗したことがない人は、成功の価値の本質がわかりません。

殴られれば痛いし、悪口を言われれば、傷つくのが当たり前。



敏感であるべきことに鈍感な、困った人たち。

鈍感でいいようなことに敏感な、困った俺…


ああ、人間って、面倒くさい。



でもきっと、面倒くさいから、面白いのかも。





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2015-11-24

大人のコラム 「秘密」

テーマ:酒&タバコ
飲み屋のカウンターで、初対面の女の子に話しかける時、

いきなり『…何歳?』と聞く男がよくいます。


若い子だと、正直に答えてくれる場合もありますが、

基本、失礼だと思います。


俺流に言えば、「野暮」。



こういう時は大抵、『…何歳に見えます?』なんて答えられて、

しばらくの間、年齢当てクイズが展開することになります。


その次は、かなり高い確率で、『…どこに住んでるの?』になり、

その次は、『…仕事は?』『…彼氏いるの?』


まるで、警察の取調べですな(笑)


しかし、困ったことに、そういう輩は、

せっかく教えてもらった情報を、すぐに忘れちゃうんです。


で、次に会った時に、またおんなじ質問をしちゃうんです…(涙)



こんな調子では、会話が盛り上がるはずがないですよね。





俺は、人の顔と名前を覚えるのが得意ではないので、あえて、聞きません。

だって、名前だって、まずは、自分から名乗るのが筋ってもんでしょ。

人の年齢を聞くのなら、自分の年齢を明かしてからにしなさいって。


与えないで、もらうことばっかり考えている人は、会話の内容が貧しい。

自分がいい思いをすることが優先だから、相手を喜ばせようという発想がない。




俺は、その人をまず、「キャラ」で覚えます。

顔や名前は、とりあえず置いといて、会話した「内容」を記憶しておくんですね。


だから、次に会った時に、顔や名前を忘れていても、大丈夫。

話しているうちに、思い出すもんなんです。


『…そういえば、前に、こんな話で盛り上がったね。』

彼女の表情とか仕草、リアクションなどを、俺はちゃんと覚えているんです。

だから、前回の会話の続きにすぐ突入できます。

会えば会うほど、お互いの理解は深まっていく、というスタイル。



俺は、映画では、「観客のプロ」を自称しますが、

飲み屋では、「酔っ払いのプロ」を目指しています。


お店にとって、「来て欲しいお客」になる努力をする。

それもまた、大人の男のたしなみだと思うんですね。




子供の頃は、何でも正直に話しなさい、と指導されます。

嘘ついてはいけません。隠し事はいけません。


それは、大人が管理するのに、都合がいいから。



俺は、誰でも1つや2つくらい、「人に言えないこと」があるものだと思っています。

誰にも知られたくないこと。

できれば、触れられたくないこと。


それが、当たり前なんです。



「秘密」を持つこと自体は、悪いことじゃない。

そりゃあ、犯罪や、人を貶めたことを隠蔽するのは、ダメでしょう。


でも、誰にも迷惑をかけないレベルの、「小さな秘密」は、問題ないと思うんです。



おしりに吹き出物があるとか、いんきんたむしとか、痔になったとか…

彼氏とうまくいってないとか、最近少し太ったとか…

そんなこと、いちいち公表しなくてよろしい。

俺は、そんなことに全然興味ないから。


それよりも、君が一番話したいこと、聞いて欲しいことを、話題にしようよ。

俺もまた、君が一番元気になる方向へ、話を持っていきたいから。



大人になるということは、「秘密」を持つということ。

「秘密を守れる」人は、「約束を守れる」人になれます。


そういう小さなことから、「信頼」というものが生まれる。



『…誰にも言わないから、こっそり教えて!』

こういう奴は、120%以上の確率で、人に言いふらすもんです。


だから俺は、人の秘密を無理矢理聞き出すのは、大嫌い。

言いたくないことを、無理に話させること自体、心の大きな負担になる。


勇気を出して、話してくれたことは、しっかり胸にしまっておく。

それが、信頼してくれた気持ちに対する、俺の礼儀というもの。



「秘密」を打ち明けても大丈夫な相手なのか、よく考えてから話して欲しい。

みんなにこっそり話しているのなら、すでにそれはもう「秘密」ではないもんね。



真剣に、話してくれたこと。

深刻なことを、打ち明けてくれたこと。

言わずにはいられなかった、つらいこと。


聞いた側にも、「責任」があるんです。



立ち入った話を、気軽に聞いてはいけない。

気安く、人の不幸をネタにしてはいけない。


嘘をついているかどうかは、すぐにわかる。

たとえそれが嘘でも、その先にある気持ちを聞いてみたくなる時もある。


ボロが出たら、容赦なくつっこめばいいんだから(笑)



人と人が出会って、親しくなれる確率は、非常に低いもの。

一時的に仲良くなるのは、誰にでもできるけど、

長期にわたって、いい関係を築くのは、簡単じゃない。



それは、そうしようと思って、しているんじゃない。

気がついたら、それだけ時間が経っていた、というのが理想ですね。




誰にも言えないこと。

でも、誰かに聞いて欲しいこと。



誰もが、1つや2つは、確実に持っているものなんです。


それがわかっている人は、優しくなれる。




昨夜開けたウイスキーは、アイランズ・シングルモルト「タリスカー」。

「レモンハート」の作者、古谷三敏氏の評では、

「ハードボイルドが似合う、男の酒」と言われています。



ロックグラスに丸い氷を入れて、ゆっくりと味わっています。


次に生まれ変わっても、俺はやっぱり、男として生きたい。

そんな思いにさせてくれる、深い味わいのある、いいお酒です☆




では、ほろ酔い気分のところで、おやすみなさい。

明日も、何か書こうと思いますので、よかったらお付き合い下さい。



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2015-11-23

大人のコラム 「接客の本質にあるもの」

テーマ:酒&タバコ
読者の皆様、こんばんは。


桑畑は、今日も汗ビッショリになって働いて参りました。

午前中に、75頭出荷して、午後からは、子豚を130頭ほど移動させました。


今、風呂上がりのビールを味わいながら、この記事を書いています。



「大人のコラム」は、カテゴリーとしては分類していないんですが、

「酒&タバコ」の中に組み込んで、新シリーズとして語るコーナーにしました。


記念すべき第1回は、「接客」について、俺が思うことをお話ししましょう。




現在、俺の行きつけのお店は、スナックが6軒、居酒屋が2軒、焼き鳥屋1軒、

串焼き屋が1軒、ショットバーが1軒、カフェが1軒の、合計12軒です。

あまり稼ぎがないので、以前ほどには行ってませんが、時折、顔を出します。


よく行く店。

たまに、行く店。

めったに、行かない店。

忘れた頃に、行く店。

他に行くところがないから、仕方なく行く店(笑)


そんな風に、状況によって、うまく使い分けるんですね。




さあ、ここからが本題。


俺が、お店を選ぶ基準は、一体何でしょう?

賢明な読者諸君はすでにおわかりのことと思いますが、

「接客がきちんとしているお店」が、俺の中で重要なウエイトを占めるんですね。



俺は別に、グルメ志向でもないし、オシャレにもあまり興味はありません。

だから、いちいち写メ撮ってブログにアップしたりしないですよね。


俺は、「居心地のよさ」を重視する男なんです。





基本的に俺は、単独行動が好きな男。

誰かと一緒にいると、相手の気持ちを考えないといけないので、疲れてしまう。

その時の気分で、あっちへ行ったり、こっちに来たり、というのが楽しい。


たまたま入った店のカウンターで、初対面の人と盛り上がることもあるし、

心地良い「静けさ」を味わって、深い領域に到達することもある。


それは全て、「接客」にかかっているんですね。


「接客」の第一歩は、「共感」だと俺は思います。





俺が困るのは、お客の気持ちを無視して、自分本位に会話する人たち。

敏感な人はすぐにわかると思うけど、会話がすぐに終わっちゃうんですよね。


例えば、『…今日はかなり寒くてね…』と俺が言ったとします。

『…いや、全然寒くなんかないですよ。Tシャツと短パンで充分!』


俺は、養豚場で働いているから、温度変化に敏感なんです。

その日の気温によって、仕事の内容が左右されてしまうと言っていい。


接客のしっかりしたお店の主人なら、そんな応対はしません。


(…あ、桑畑さん、今日は仕事が大変だったんだな)

(…もしかして桑畑さん、風邪でもひいたのかな)

そんな風に感じ取ることができたら、出てくる言葉は違ってくると思いませんか?



これは、「接客マニュアル」に書けないことなんです。

その人の、感性の問題なんですね。



高級ホテルなどで、上得意のお客様にトラブルがあったら、

『…それはお困りでしょう。私どもにおまかせ下さい。』くらいは言うのかも。

でもそれは、お金をたくさん払ってくれるお客だから、かもしれません。


報酬や賃金とは関係なく、本質的なところで反応することが、人として大事なんです。



俺が住んでいる街に、有名な焼き鳥屋があるんですが、

俺、その店が大嫌いなんです。

たしかにおいしいお店なんだろうけど、雰囲気が嫌なんです。

うまいもの出せば文句ねえだろ、という傲慢な態度がどうも…

そこは繁盛しているし、人気もあるんですが、俺は行きません。




俺はたぶん、世の中の人と、味覚がズレているのかもしれません。

でも、それならそれでいいと思っています。


例えば、俺が一番好きなビールは、キリンラガービールですが、

スーパーやコンビにで買うビールと、中身はおんなじ。

でも、行きつけのお店で注いでもらうと、味わいが違うんですね。


それは、ビールと一緒に、「愛情」を注いでもらっているのかもしれない。



『…家飲みの方が、安くていいじゃん。』

『…わざわざ外に出て飲む奴の気が知れない。』

『…何でビール1本がこんなに高いの?』


そんなことをブツブツ言う輩は、家飲みで幸せを感じたらいいでしょう。


俺も、家飲みは好きですが、外飲みが、それ以上に好きなんですね。


お店で飲むお酒の料金には、場所代や、接客の手間が含まれているんです。

それが、いいんです。



いい接客をするお店には、また行きたくなるもの。

居心地がいいから、忘れられない場所になる。

落ち込んでいても、そこに行けば、元気が出るような気がする…


そういうお店が、好きなんです。



俺も、生身の人間。

お店のご主人も、生身の人間。


俺がどんなコンディションであろうが、あたたかく迎えてくれる、セーフティーゾーン。

お店のママやマスターの愚痴を聞いてあげるのも、大人の男のたしなみ。


元気な方が、元気のない方の話を聞いてあげればよろしい。

そういう関係って、すごく大人だって思いませんか?



お店には、色んなお客がやって来ます。

品性のいい人がいれば、お行儀の悪い人もいます。


いつも、いい雰囲気とは限らない。

悪いお客に絡まれて、煮え湯を飲まされることもしばしば。

でもそれは、お店のせいじゃないんです。


俺の一番の行きつけのお店は、そういうお客を実力行使で追い出します。

普段おとなしい人が、すごい迫力で、叩き出すんですね☆


基本的に、「お金をたくさん落としてくれる人がいい客」という認識のお店は、

俺みたいなビンボー人は、優先順位が低いから、ガサツな扱いになりやすいもの。


だけど、本質が優れている人は、立ち振る舞いが違うんですね。




「人の気持ちを大切にするお店」は、長く愛されます。

ズル賢い人の方が、お金儲けは上手かもしれないけど、いずれ、報いを受けるかもしれない。


俺の記憶の中には、人が良過ぎてつぶれたお店もあったけど、

そこで過ごした楽しい時間は、永遠に心に刻まれています。

いつかまたどこかで会えたら、たくさんお礼を言いたい人がたくさんいます。



俺は、人の気持ちを、大切にする男。

結果よりも、過程や動機を重視する男。

お人よしで、だまされてばっかりですが、

面倒くさくてわかりにくい男と言われていますが、

情けないとか女々しいとか、ネット上で悪口を言われ続けていますが、


そういう自分が、嫌いじゃないんです。


そういう風に思われても仕方ないようなキャラなんですから(笑)



男は、カッコよくなりたいと願う生き物。

女は、キレイになりたいと願う生き物。



カッコいいね、と言われれば嬉しいし、カッコ悪いね、と言われれば悔しい。

キレイだね、と言われれば嬉しいし、醜いね、と言われたら、悲しい。


でもそれは、見た目のカッコよさですか?

中身のカッコよさですか?



人と長く付き合うと、色んなものが見えてくる。

人と深く会話すると、新しい発見がたくさんある。



さあ、今夜は、ここまで。

今宵はこれから、新しく買ったウイスキーを開封します。


「共感」に関しては、また改めて語ります。



おやすみなさい。また明日。





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