FUJITA'S BAR
2017-02-25

映画 「愚行録」

テーマ:洋画

人はみな、自分独自の世界で生きている。

 

 

先日紹介した小説「微笑む人」が原作であると知って、

 

どうしても見たくなり、新潟で唯一上映している映画館まで行きました。

 

 

なるほど、これは、一般の人には絶対ウケませんなあ。

 

 

俺にとっては、ある意味、癒し効果がありました。

 

人間、きれいごとばかりでは、生き残っていけないから。

 

 

 

いじめも虐待も、嫌がらせも争い事も、決してなくなることはない。

 

そんなこと、みんな薄々わかっているんだけど、

 

それを認めてしまうと、殺伐とした世の中になっちゃう。

 

だから、正しい行いと、愚かな行いを、どこかで区別しないといけないのだ。

 

 

この映画で語られるのは、人の心の「闇」である。

 

 

誰もが、間違った生き方はしたくない、と思うもの。

 

誰も傷つけたくないし、誰からも傷つけられたくない。

 

人に優しくありたいと思うし、人からも優しくされたい。

 

 

「いい関係」は、自分を守ることにもつながっていくから。

 

 

 

さて、本作は、静かに、物語が進んでいきます。

 

淡々と、冷たい空気が、流れていきます。

 

 

おどろおどろしいホラー的な描写も、時折出ますが、

 

全体の空気からすれば、まだ手ぬるいと思えるほどです。

 

 

見る者の感性によって、ヒットする心の場所が、違う気がするんですよね。

 

 

 

はっきり言って、深いです。

 

深く考えれば考えるほど、暗い闇の領域。

 

光が届かない、屈折した、ブラックホールのような世界。

 

 

だから、簡単には表現できない。

 

 

俺の思考力と感性では、まだ探求が不充分ですが、

 

時間をかけて熟成させて、ずっと考え続けたいテーマです。

 

 

 

「愚行」を、広辞苑で調べると、

 

「おろかしい行為。ばかげた行為。」とあります。

 

じゃあ、どういう行為が「おろかしい」んでしょうね。

 

 

自分では「正しい」と思うことが、人によっては「間違い」だったりする。

 

「小さな親切」は、「大きなお世話」になり、

 

せっかくの「好意」は、あからさまな「嫌味」と受け取られる。

 

 

 

似たような言葉で、「愚痴」があります。ついでに調べましょうか。

 

「言っても仕方のないことを、言って嘆くこと。」だそうです。

 

 

なるほど、これは、「答え」がみつからない、エンドレスな憂鬱。

 

ただ、聞いて欲しいだけなのに、無理矢理「答え」を出そうとするから、

 

かえってこじれて、しまいには「説教タイム」になってしまうんですね。

 

 

「愚行」は、実際行っている時は、正しいと思っているんだろうか。

 

俺は、そうは思いません。

 

もし、本気で正しいと思って、それが裏目に出たら、

 

怒るなり、反省するなりの「感覚的な反応」があるでしょう。

 

 

しかし、この物語に出てくる彼らの「行い」は、

 

「無意識」「何となく」であるような印象が強いのです。

 

 

それは、「別にそんなに深く考えてやっていない」ということ。

 

だから、「軽い気持ちでやっただけ」。

 

そこには、「罪悪感」もなければ、「反省点」もない。

 

 

傷ついた相手が、「被害者意識が強い」だけ。

 

心をつぶされた相手が「ひ弱」なだけ。

 

冗談が通じない、面倒くさい人間。

 

 

「悪気がない」から、「自分は間違っていない」と思う。

 

いちいち気にしていたら、生き残っていけない世の中だから。

 

 

この映画を見ていると、だんだんと気分が暗くなっていくかもしれません。

 

見終わった後の印象も、あまりよくないでしょう。

 

 

でも俺は、こういうスタイル、ありだと思います。

 

 

大事なことだから、簡単にきれいに片づけて欲しくない。

 

肝心な部分に蓋をして、隠そうとして欲しくない。

 

 

だから、固唾を飲んで、最後まで、しっかりと見ました。

 

 

不思議なことなんですが、

 

気が滅入るような場面の奥に、

 

何か、心を熱くさせるものを感じるんです。

 

 

精神が冷えていくような描写の隙間から、

 

何かが、燃えたぎった塊りが吹き出てくるような、

 

火傷しそうな感覚にとらわれるのです。

 

 

その正体が、自分でも、よくわからない。

 

 

 

優位に立っている者は、いずれ、そこから転落する時が来る。

 

何をもって「勝ち」「負け」とするかは、ものさしが変われば、全部違う。

 

蹴落とす。足を引っ張る。自慢する。けなす。貶める。

 

人の不幸を笑い、自分が少しでも幸福だと思いたがる。

 

人を馬鹿にして、自分は優秀であると思いたがる。

 

「あの人よりはまし」と、自分に言い聞かせて、生きる力にしていく。

 

 

そうしないと、やっていられないのかもしれない。

 

 

俺の心は、醜いところだらけなので、

 

彼らが、実に自然に、「愚行」を重ねていくのが、何だかすごいと思いました。

 

俺だったら、きっと、耐えられない…

 

 

 

仕方のないこと。

 

他に、方法がなかった。

 

あの時は、そうするのが当たり前だった。

 

そういう雰囲気だった。

 

常識。

 

暗黙のルール。

 

仲間内の、掟。

 

 

思考、停止。

 

感覚、麻痺。

 

罪悪感、欠如。

 

 

 

無邪気に、

 

悪ふざけで、

 

面白がって、

 

遊び半分に、

 

人の心を、少しずつ、殺していく。

 

 

 

俺には、そういう生き方、できるだろうか。

 

もしかしたら、自分でも気がつかないうちに、

 

そういう生き方を、してしまっているんだろうか。

 

 

 

人はみな、

 

自分の見たいものを、見たいように見て、

 

自分の聞きたいことを、聞きたいように聞いて、

 

自分がそう思いたいことを、理由をつけて思い込む。

 

 

そういう「固定された考え」が変わるのは、

 

そうした方が、「自分に利益がある」と思った時だけ。

 

 

一度イメージができてしまったものは、簡単に変わらない。

 

自分のことで忙しいから、いちいち考えていられない。

 

 

 

 

それは、自分で作り上げた世界の中でしか、生きられないからだろうか?

 

いや、違う。

 

そういう生き方の方が、「楽で簡単」だからからじゃないのか。

 

 

 

 

人の話を、よく聞く。

 

人の気持ちを、理解する。

 

人の立場になって、考える。

 

 

子供の頃から教わってきたはずのことが、

 

今の自分に、どれだけできているだろうか。

 

 

「行い」で、人の価値が判断される。

 

「言動」は、その人の心がそのまま出る。

 

 

子供は、大人の真似をする。

 

大人の行為は、子供に反映する。

 

若者たちは、社会の鏡。

 

 

 

賢い者は、上手に生き残る。

 

愚か者は、押し潰されていく。

 

強い者が勝ち、弱い者は負ける。

 

 

しかし、生きていると、色んなことがある。

 

何事も「うまく」いっていた人ほど、いざとなった時に「脆弱」になる。

 

ひどい目にばかり遭っていた人ほど、ここ一番という時に強くなれる。

 

 

誰かの力を利用する能力と、

 

自分自身の底力で、人の心を動かす能力は、根本が違う。

 

 

 

この映画は、

 

人の「弱さ」と「強さ」を、同時並行で学ぶことができる教材です。

 

 

…色眼鏡を外して、心の目で、しっかりとご覧下さい。

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2017-02-21

映画 「パコ・デ・ルシア」

テーマ:洋画

ギターの音色が、心地いい。

 

 

スペインのフラメンコギタリストの、ドキュメンタリー映画。

 

この映画、気持ちいいですね~

 

先日ご紹介した、ヨガナンダと同じくらい、エネルギーが湧いてきます。

 

やっぱり、才能がある人って、独特のオーラがあんですよね。

 

 

いちいち文章で説明するのが、面倒くさくなってしまいます。

 

これは、感覚で味わう、極上のエンターテイメント。

 

(もちろん、音楽は生演奏で聴くのがベストですが)

 

 

音楽には、好みというものが、どうしてもある。

 

音を楽しむのだから、好きなジャンルを、好きなように楽しめばよろしい。

 

俺は一時期、ピアノの音色が心地よくて、

 

うつで療養している時は、ピアノのCDばっかり聴いていました。

 

 

でも最近は、ギターの音色も好きになってきたんですね。

 

特に、スライドギターは、何だかハマりました。

 

内田勘太郎のボトルネックギターのCDは、車に常備してあります。

 

(カルピスの瓶で弾いている、貴重な音源)

 

 

ラテン系の音楽は、いい感じのリズムで、ノリやすい。

 

エンリケ・イグレシアスの「バイラモス」は、カラオケでよく歌います。

 

あのイントロが、ほろ酔いにちょうどいいんですなあ。

 

「マイアミ・バイス」に登場した「アランカ」もいいし、

 

「デスペラード」で使われた「マリアッチの歌」も好きです。

 

 

で、パコ・デ・ルシアを初めて聴きました。

 

しかも、映画館で!

 

 

これはもう、たまりませんなあ。

 

アマゾンで、「二筋の川」を探して買ってしまいました。

 

 

音楽って、読書とは違う領域を、刺激してくれます。

 

楽器の演奏が、彼らにとって共鳴し合う「言葉」なんですね。

 

 

音色は、生み出されて進化していくもの。

 

その時にしか、聴くことができない、唯一絶対の、至福のひととき。

 

 

耳をすませて、

 

心を研ぎ澄まして、

 

魂の鼓動を、体感してみて下さい。

 

 

…新鮮な感覚こそが、生きる喜びの原点となりますから。

 

 

 

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2017-02-21

映画 「LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五エ門」

テーマ:アニメ・特撮

肉を斬らせて、骨を断つ!

 
 
「次元大介の墓標」に続いて、大人の「ルパン三世」が再び登場。
 
前編・後編で、トータル1時間くらいなので、見やすいし、料金も安いです。
 
 
俺は個人的に、銃よりも刀が好きなので、今回は燃えました~
 
 
冒頭で登場する五エ門は、「つば」のついた刀を帯刀しています。
 
おやおや、確か彼は、仕込み杖のような刀を使用していたはず…
 
そうか、これは、若き日の五エ門の物語なのか。
 
 
なるほど、確かに、青くさい。そして、未熟者に見える。
 
「峰不二子という名の女」に初登場した時よりも、何だか初々しい。
 
何だか、ワクワクしますね。
 
 
 
敵役として登場するのが、怪力の金髪外国人。
 
両腕に鉈を持って、自由自在に振り回す、殺人兵器みたいなバケモン。
 
ちょっと「やり過ぎキャラ」みたいな感じがしますが、
 
まあ、これくらいの相手じゃないと、盛り上がらんのでしょう。
 
 
日本のヤクザたちが、すっげえ笑かしてくれます。
 
いいなあ~ 彼らだけで、面白い映画が作れそうですわ。
 
 
ヤクザの用心棒として雇われた五エ門は、肝心な時に失態をしてしまう。
 
その汚名を返上するために、孤独な戦いをすることになります。
 
「修行」という考え方は、西洋人には理解できないかもしれませんが、
 
ある領域まで、自分で自分を追い込むことによって、
 
「開眼」するものが、確かに、ある。
 
 
NHKドラマ「宮本武蔵」で、役所広司が、足に怪我をした状態で、
 
ロッククライミングで崖をよじ登る場面がある。
 
「帰ってきたウルトラマン」で、キングザウルスⅢ世に敗れた郷秀樹が、
 
怪我をした足を酷使して、ジャンプの特訓をする場面がある。
 
 
痛いところをさらに痛めつけるのって、
 
無茶で馬鹿げているように見えるけど、
 
大事なのは、その「精神性」であると、俺は思うんですね。
 
 
俺は最近まで、右肩が痛くて痛くて、動かせなかったけど、
 
動かさずには、生活できないし、働くことができない。
 
だから、無理やり動かして、動かしながら、治しちゃった。
 
 
昨日までの、悪天候の中の9日間勤務も、
 
考えてもわからない領域を、五感で感じ取って仕事していくうちに、
 
ある瞬間、「あ、こういうことなのかも」と思う時がある。
 
 
それは、経験値を積み重ねることによって、洗練されていくものだし、
 
絶えず取捨選択して、最善の方法が編み出されていく性質のものなのだ。
 
 
刀は、侍の魂。
 
武器をどう使いこなすかは、肉体と精神のバランスが大事。
 
いかなる状況でも、最速最強の技を繰り出せるようになるためには、
 
修行という「時間」が必要なんですね。
 
 
苦しい時は、何かを学んでいる時。
 
苦痛に耐えている時は、新しい技が生まれようとしている時。
 
 
 
いや~ 五エ門、カッコいいです。
 
憧れますなあ。
 
 
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2017-02-21

映画 「虐殺器官」

テーマ:アニメ・特撮

人を殺すのには、理由が必要。

 

 

ようやく勤務を終えたので、映画記事再開です。

 
伊藤計劃アニメ三部作の、一番メインな作品。(これがデビュー作だそうな)
 
はっきり言って、すごいです。今までの中で最高の出来でした。
 
 
人が人を殺すのは、古来からよくあることでした。
 
人は、いつか必ず死にます。
 
死ぬ人は死ぬし、生き残る人は生き残る。
 
ただ、それだけのこと。
 
 
映画の内容は、いたってシンプル。
 
ただ、テーマが深いので、台詞がやたら多いです。
 
会話の内容についていけない人は、眠くなっちゃうかもしれませんが、
 
俺は、常に考えていることの領域なので、楽しく見ることができました。
 
 
誰でも、殺したい相手の1人や2人は、いるでしょう。(いないか)
 
俺は、いっぱいいます。10人以上くらい、いますね。
 
筆頭は父親なので、もう会わないことにしました。
 
たぶん、今度顔を合わせたら、確実に血の雨が降るでしょう。
 
 
 
生物は、他者の命を奪って生きる。
 
奪わなければ、すぐに死んでしまうから。
 
食物を断てば、生きられない。
 
襲い掛かって来る者を倒さなければ、生きていけない。
 
 
殺すことは、実に、自然なことなのだ。
 
 
例えば、熊の親子が撃ち殺されたとしましょう。
 
ある人が言います。
 
『…かわいそうに。もっと他に方法はなかったのでしょうか?』
 
でも、その熊が、自分の子供を殺そうとしたら?
 
熊のために、子供の命を喜んで捧げますか?
 
代わりに、自分が進んで殺されますか?
 
逃げるでしょう?
 
逃げても逃げても追って来たら、誰かに助けを求めるでしょう?
 
そんな時に、熊を傷つけないで、自分を助けて欲しいって言う?
 
自分の大切な人が、殺人鬼に襲われたら、戦うでしょう?
 
力があろうがなかろうが、必死になって立ち向かうものだと思う。
 
 
病原体と戦うための免疫力だって、生命を守るための戦闘システムなんだから。
 
 
 
「殺す」という行為自体は、実に自然なこと。
 
肉を買う時の値段は、「殺し代」が含まれている。
 
野菜だって、果物だって、魚だって、みんな同じ。
 
命をもらうから、いただきます、って言うのです。
 
その命が、自分の生命力というエネルギーに変換されて、生き続けるのだから。
 
 
 
何故、殺すのか。
 
生きていくため。
 
家族を、養うため。
 
 
この映画の中で、印象的な台詞があります。
 
『…仕事だから、仕方がない。』
 
 
これは、便利な言葉だと思う。
 
約束を破った時とか、良心が痛む時とか、理不尽な結果になる時とか、
 
自分に対する言い訳として、実に万能な、魔法の言葉。
 
 
 
先日紹介した本「恋する寄生虫」では、
 
人に寄生する虫が、行動を左右させているという理屈でした。
 
それは、発想としては面白いけど、個人的には、どうも好きじゃない。
 
何もかも、虫のせいにしてしまうのではなく、
 
虫の影響を受けて、そうなってしまうというだけ。
 
そうなってしまう要素が、自分の中にあるから。
 
だから、「蟲師」の物語は好きなんですね。
 
 
俺は、殺したい願望というのは、誰にでもあると思う。
 
殺人犯が、「誰でもいいから殺したかった」というのは、正直な言葉だけど、
 
そういう理由で殺される側は、たまったもんじゃない。
 
人間を襲う熊だって、襲う相手は、誰でもいい。いちいち、選んでなんかいない。
 
ただ、目の前に現れた人間が、不運だったということになる。
 
 
殺される時は、誰でも殺されてしまうし、
 
殺す時は、誰でも殺してしまうのだ。
 
運よく、生き残る者。
 
運悪く、殺されてしまう者。
 
「もっと生きたい」と願う者と、「早く死にたい」と願う者でも、答えは違う。
 
 
 
 
 
映画は、殺す「機能」を持つ「器官」が、もともと人間に備わっているという。
 
それを刺激する「ある方法」を用いて、世界をコントロールできるという。
 
 
俺は、自分自身が、殺人を犯す可能性がある人間であることを、知っている。
 
いつ、どのような状況で、「その機能」が発動するのかは、わからない。
 
 
安全な場所で、安心して暮らせて、健康で長生きできる保証なんて、どこにもない。
 
逃げ場などないし、安住の地もないし、100%信頼できる人間も、皆無。
 
 
自分ですら、信用できないのだから。
 
 
 
この物語は、人類に対する「挑戦状」のように感じます。
 
そこが、面白い。
 
 
普段、こういう領域で思考を巡らせている人には、刺激的な教材となるでしょう。
 
答えは、ありませんから。
 
 
実際に人を殺しても、きっとわからない。
 
実際に殺される状況になっても、わからない。
 
 
ただ、答えに「近づく」ことは、できると思う。
 
生死の現場で働く人には、ぜひ見て欲しい作品です。
 
 
 
「殺したい」という願望は、
 
「助けたい」という願望と、紙一重。
 
 
殺したいから、殺す。
 
殺したいから、殺してもいい理由を探す。
 
殺したくないから、殺さなくてもすむ方法を考える。
 
殺しちゃいけないから、ひたすら我慢して、
 
心が崩壊して、いいように振り回されて、潰される。
 
 
黙って、やられっぱなしになるか。
 
勇気を出して、立ち向かうか。
 
 
 
生きるか、死ぬか。
 
殺すか、殺されるか。
 
 
それは、生き物としての、本能の領域であり、生命の根幹。
 
 
「理由」は、他者に説明するために、必要なだけ。
 
自分が納得したいから、何かのせいにしたいだけ。
 
仕方がなくて殺した、と言わないと、心が崩壊してしまうから。
 
 
野生動物は、腹が減ったら、獲物を襲って、貪る。
 
奴らには、それが自然なこと。
 
 
人間だけが、面倒くさい。
 
 
よほどの理由があって、人を殺す。
 
正当防衛で、人を殺す。
 
恨みをはらすために、人を殺す。
 
ただ、殺したくなったから、人を殺す。
 
 
本能だろうか。
 
能力なんだろうか。
 
反射的な行動プログラムなんだろうか。
 
 
何かで封印されていたものが、突然、動き出すことがある。
 
俺は、自分の中で、そういうことが起きることの怖さを知っている。
 
俺が自殺を考えるのは、
 
殺人をしてしまう自分にブレーキをかけるための、最後の手段だと思うから。
 
(そこの領域は、前作「ハーモニー」で語られています)
 
 
 
人間の能力は、未知数。
 
この映画が切り込んだテーマは、相当奥が深い。
 
だから、永遠に、答えは出ない。
 
 
これを見て、何も感じない人は、幸せなんだろうと思う。
 
でも俺は、この作品に出会えてよかったと思う。
 
得体の知れない、正体不明のモヤモヤが、少し解消された気分だから。
 
 
 
他人事だと思えば、思考は停止。
 
自分のことだと思えば、過剰に反応。
 
 
人間ってやつは、何て難しい生き物なんだろう。
 
 
 
 
殺したかったから、殺した。
 
生きたかったから、生きた。
 
 
…さあ、自分なりの「理由」を考えましょう。
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2017-02-18

U-NOTE Ⅱ 「9日間連続勤務はきつい」

テーマ:洋画
12日から、ずっと仕事しています。
 
明日は、朝7時から出荷で、明後日も出荷があります。
 
日曜から、次の週の月曜まで、連続勤務~
 
 
さすがに、疲れてまいりました。
 
 
ブログはずっと止まったままだし、
 
映画に行っても、きっと寝てしまうだろうし、
 
飲みに出る元気もないしなあ…
 
 
月曜まで働けば、火曜と水曜が連休になる予定なので、
 
とりあえず、ぶっ倒れない程度にがんばろうと思います。
 
 
夜のひとときが、唯一の安らぎの時間。
 
ローソン限定のウイスキー「暦」は、なかなか美味いですね☆
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2017-02-11

U-NOTE Ⅱ 「左目を負傷。」

テーマ:洋画
右肩がやっと治りつつあると思ったら、今度は左目をやっちゃいました。
 
 
以前にお話しした、粉砕機とか、洗浄機で跳ね返った破片ではなく、
 
普通に豚舎の通路を歩いていて、豚が走り回った時にたまたま飛んだ、
 
「ふん」の塊りが、ほぼ真横から左目に命中したのです。
 
 
衝撃は、前の2回ほど強くはなかったし、すぐに水道の水で洗い流したので、
 
痛みはほとんど感じなかったんですが、あの「独特の違和感」が。
 
それが、木曜日の夕方。
 
 
案の定、金曜の朝、痛みが始まりました。
 
まばたきをする度に、ズキーン…
 
あ~ またやられてしまった。
 
 
眼下に行こうかとも思ったんですが、過去2回ほどには、痛くない。
 
見た目も、ほんのり赤いだけで、重症ではなさそう。
 
 
抗菌剤が多く含まれている、例の目薬を、前の日からさしていたので、
 
朝、もう一度さすと、うっは~ しみるしみるしみる!
 
これは、眼球に傷ができちゃったんだなあ、って。
 
しみるってことは、そこに薬がしみ込んで、感覚が反応している証拠。
 
 
痛みとか、かゆみとか、炎症とか、発熱は、
 
体が、侵入してくる敵と戦っているということ。
 
そして、破壊された部分を、自己修復しようとしているということ。
 
 
仕事は、はっきり言って、忙しいです。
 
やることは山ほどあって、かつかつで作業していて、
 
慌てて失敗することも多く、毎日、色んなことで怒られています。
 
 
だから、眼科なんかに行ってる場合じゃねえんだ!
 
 
昨日一日、目薬をさしまくって、豚舎の洗浄を終わらせました。
 
で、今日は、お休み。
 
 
勤務体系が変わって、
 
① 4勤して、1日休み
 
② 7勤して、2日休み
 
の2パターンが交互に繰り返されることに。
 
だから、今日休んだら、明日からは7勤なんですが、
 
19日に出荷予定があるので、8勤してから2連休になりそう。
 
 
今日は、上手に休んでおかなくちゃ。
 
 
目の痛みは、昨日の半分になりましたが、まだちいっと痛い。
 
でもまあ、明日にはもっと回復するでしょう。
 
目がこんなんだと、映画もきっと楽しめないので、行きません。
 
 
あれから3本見たので、記事も早くアップさせたいんですが、
 
目をあまり酷使したくないので、今日は、近況報告だけにしておきます。
 
 
 
しかし、生き物の回復力とか、免疫力って、すごいなあ。
 
外部から侵入する敵のタイプによって、反撃する能力が備わっている。
 
そしてそれは、強い奴らと戦えば戦うほど、レベルアップしていく。
 
 
治す力は、生き物自体の中にある。
 
薬や手当は、それを手助けする、サポート役に過ぎない。
 
 
すぐに治る損傷もあれば、
 
時間をかけて、ゆっくり修復していくダメージも、たしかに、ある。
 
 
 
今日は、天気も荒れているし、ずっと家にこもっています。
 
そういう時間も、大事。
 
 
 
夕方には、友達と会う約束をしています。
 
前の会社で一緒に働いていた、M先輩。
 
「マルドゥック・スクランブル」「宇宙怪獣ギララ」「おっぱいバレー」
 
「ヤッターマン」「ICHI」「スケバン刑事」「女子ーズ」など、
 
マニアックな映画を、たくさん一緒に見に行った仲であり、
 
飲みに行って、カラオケで盛り上がる仲。
 
 
もう、20年くらいの付き合いになるのかな。
 
前の会社はブラックだったけど、
 
彼に出会えたのは、一生の宝物だと思っています。
 
 
辞めた会社の人と、ずっと付き合いがあるっていうのは、
 
「友達」と呼んでもいい関係ですよね。
 
 
彼もまた、胃や心臓の手術をしたらしく、
 
入退院を、繰り返した男。
 
 
会うと、お互いに元気になれるのが、親友。
 
他の人には言えないことも言えるのが、親友。
 
それは、得難い関係だと思うんです。
 
 
最近の休日は、映画館に行ったり、カフェに行ったり、飲み屋に行ったり、
 
とにかく、単独行動ばっかりだった。
 
 
だから、誰かと一緒に過ごす、という楽しみを忘れていたのかも。
 
先週、メールして、なかなか返事が来なかったので、
 
もしかしてまた入院して、意識がないとか…色々考えたんですが、
 
昨日の夜、返信が来て、今夜があいてるから会わないか、と。
 
俺も、明日から仕事だけど、今日は用事を入れていないので、
 
すぐにOK。数回の短いやり取りで、あっさり決まっちゃった(笑)
 
 
明日のことを、思い煩うよりも、
 
今、楽しめることをしっかり楽しんで、元気を取り戻した方がいい。
 
 
痛みから、学べ。
 
体の痛みも、心の痛みも、生き抜くための、スパイス。
 
お互いに、色々あるからこそ、いたわり合えるというもの。
 
 
 
友達って、ありがたいもんですね。
 
夕方6時に合流して、2人で、夜の街に繰り出します。
 
 
目薬を、忘れずに。
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2017-02-05

映画 「沈黙 サイレンス」

テーマ:洋画
「弱さ」は、自分が生き残るための「強さ」の一面である。
 
 
マーティン・スコセッシ監督が、長年あたためてきた企画が、ついに実現。
 
原作は、遠藤周作の小説。
 
キリシタンたちの苦難と絶望の中に垣間見える、人間の姿を描きました。
 
 
以前に何度もお話ししたように、俺には、宗教団体にいた過去があります。
 
だから、伝道や布教の大変さは、身にしみてわかる部分があるのです。
 
 
思い出すのは、ウィレム・デフォーがイエスを演じた「最後の誘惑」。
 
公開当時は、異端だと世界中から叩かれ、衝撃の問題作と言われました。
 
でも、俺にとっては、とても笑える映画だったんですね。
 
ハーヴェイ・カイテル演じるユダが、イエスをばしんばしんぶっ叩く場面は、
 
笑い過ぎて死にそうになったものです。
 
 
物事は、一方向からしか見ないと、思考が固定されてしまう。
 
あらゆる方向から観察できるように、柔軟にしておく必要がある。
 
でないと、やたらと怒りっぽい、気難しい人になってしまうんですな。
 
 
スコセッシ監督はもともと、敬虔なクリスチャン。
 
彼の作品に登場する人物は、みんな、自分の弱さと戦っています。
 
 
 
窪塚洋介の演技が、素晴らしい。
 
「レヴェナント」に出て来た、トム・ハーディほどではありませんが、
 
したたかで、弱虫で、疑り深くて、自分が生き残るためなら何でもやる男。
 
俺が比較したいのは、窪塚君が「東京島」で演じた、アウトロー的な男。
 
あの延長だと思うと、彼のキャラがすっきり見えてきます。
 
 
 
「強さ」と「強がる」ことは、本質が違う。
 
「弱さ」と「弱る」ことは、本質が違う。
 
 
「怒り」を感じるのは、自分の大切なものをないがしろにされた時。
 
「嘆き」を感じるのは、自分の力でどうしようもない状況に遭った時。
 
 
「安心」とか、「自信」なんていうものは、
 
「不安」と「虚栄」の裏返しである。
 
 
物事の表面的な部分しか見ない人には、
 
人の表面的な行動しか見ない人には、
 
自分の立場を、自己中心的にしか理解していない人には、
 
永遠に、理解できない世界があるのだ。
 
 
この物語は、とても深い。
 
自分の心を、自分の考え方を、自分の行動を決めるのは、
 
あくまでも、自分。
 
 
誰かにこう言われたから、というのは、単なる言い訳。
 
自分で決めた以上は、自分で覚悟を決めて、志を貫く。
 
 
これは、美しい映画です。
 
 
生きることを、選択しようが、
 
死を、選択しようが、
 
その人の心が、幸せな方向に行くのなら、
 
俺は、それでいいと思います。
 
 
 
人の心というものは、はかりしれないほどの、奥深さがあるのだから。
 
 
 
 
「弱さ」を、恥じるべからず。
 
「弱さ」を堂々とさらけ出せる「強さ」こそが、人を生かしていくのだ。
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2017-02-05

映画 「ザ・コンサルタント」

テーマ:洋画
心を病んだからこそ、優れた才能が生まれるきっかけになるのだ。
 
 
今年の2本目は、ベン・アフレック主演のサスペンス映画。
 
会計士で、プロの殺し屋というワケわかんない設定ですが、
 
彼が演じるなら、見てみよう。
 
(マット・デイモンの「ジェイソン・ボーン」がコケたこともあって)
 
 
最初は、ニコラス・ケイジの「ロード・オブ・ウォー」みたいなもんかと思いましたが、
 
いやいやこれはむしろ、「レインマン」のダスティン・ホフマンとか、
 
浦沢直樹の「MONSTER」みたいなジャンルかもしれません。
 
 
心の闇というものは、抑え込まれていた分だけ、
 
解き放たれた時に、一気に噴き出していくのがコワい。
 
 
ベン・アフレックという俳優は、守備範囲がとても広いと思う。
 
騙されやすいアホな男とか、クールで誠実な男とか、
 
決して完璧ではなく、弱点を抱えているような、不安定な役柄がよく似合う。
 
そこが、人間的な魅力として、キャラに生かされているんでしょうね。
 
 
 
この映画は、面白いと言っていいのかどうかわかりませんが、
 
何だか、とても楽しい気分になります。
 
トム・ハンクスが演じたラングドン教授は、老人のしんどさが際立つし、
 
トム・クルーズのイーサン・ハントみたいな、危険大好き男とも違う。
 
 
映画のベンは、できれば、面倒なことに巻き込まれたくない男。
 
ストイックに、静かに暮らしたいだけの男に見える。
 
だから、女性に対しても、アプローチは控え目。
 
しかし、エンジンがかかると、行動力は抜群で素早い。
 
 
一般的には、わかりにくい男だと思うけど、
 
俺は彼と、友達になれる自信がある。
 
何だか、他人に思えない部分を感じるから。
 
 
俺は、チームワークが苦手なので、
 
ひとりで黙々とやる仕事の方が、性に合っている。
 
人と関わり合うのは、最小限にしたい。
 
 
その反面で、プライベートな時間は、思いっきり社交的になる。
 
そうやって、心のバランスを保っているのだ。
 
 
 
映画の物語は、実際そりゃあ無理だろう、という場面の連続ですが、
 
ある意味、こんな生き方ができたら、最高だろうな、という憧れも感じます。
 
 
心に問題を抱えた者は、同じものを見ても、一般人とは違う感じ方をする。
 
だから、基本、孤独を愛する人間になっていく。
 
しかし、生きるためには、誰かと関わらねばならない。
 
 
一般人でも、器用に生きられる人と、不器用にしか生きられない人がいる。
 
心を病んだ人を理解できないと言う人は、それはそれで、病んでいるのかも。
 
 
心の闇を、堂々とさらけ出せる人。
 
心の闇を、ひたすら隠そうとする人。
 
心の闇を、仕事に生かせる人。
 
心の闇を、人間関係に生かせる人。
 
 
 
自分の能力を、どう使うかは、その人の自由である。
 
俺はできれば、誰かを助ける方向に使えたら、と思っています。
 
 
自分の苦悩が、数々の失敗が、誰かの教材になれたら、そこに意味が生まれる。
 
 
病んだことを、決して恥じずに、プラスのエネルギーに変換できるようになりたい。
 
 
 
…病んだからこそ得られた「何か」を、残りの人生で証明してみせる。
 
 
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2017-02-05

ピアノジャック LIVE (新潟LOTS)

テーマ:ライブ
毎年恒例のライブに、家族3人で行って参りました。
 
 
今回は、映画音楽をアレンジしたニューアルバムを引っ提げてのツアー。
 
俺も少しばかり、胸を躍らせました。
 
 
導入から、2人が笑わせてくれます。
 
映画館で流れるCM「映画泥棒」の仮面を被って、コントパフォーマンス。
 
 
1曲目は、「ゴーストバスターズ」。
 
レイ・パーカーJr.のあまりにも有名な曲ですが、
 
今どきの若者は知らないのかもしれませんね。
 
叫ぶところのタイミングが、いまいちみんなわからないみたい。
 
(俺は正しく言えたけど)
 
仕方がないので、途中からヒロさんが、合いの手を入れてくれて、
 
ようやく会場のみんなが叫べるようになりました。ゴーストバスターズ!
 
 
そして2曲目は、ロイ・オービソンの「プリティ・ウーマン」。
 
ジュリア・ロバーツが着替えをするシーンで流れる、あの曲です。
 
(最近では、ゾンビ映画「ウォーム・ボディーズ」でも使用)
 
 
中でも、一番カッコよかったのは、「ミッション・インポッシブルのテーマ」。
 
これは、鳥肌立っちゃいました。
 
彼らのスタイルに、実に合っている感じがします。
 
 
で、一番イマイチだったのが、エアロスミスの「ミス・ア・シング」。
 
ご存じ「アルマゲドン 土方は地球を救う」の主題歌ですが、
 
何だか、テンションがあがらねえ~
 
やっぱり、ボーカルがないせいでしょうか。
 
で、途中から、サビを無理矢理会場コーラスを延々とさせられたんですが、
 
みんな、わかんないって!
 
(俺は、ちゃんと英語の歌詞で歌ってましたけど)
 
 
でもこの映画、我が家にとっては思い出の映画なんですよね。
 
娘が生まれたのは、1999年7の月。
 
カミさんが身ごもっていた頃に、一緒に映画館で見た映画なんです。
 
 
懐かしいなあ。
 
 
彼らの演奏は、どんどん進化していく。
 
スタイルは、まさに、ジャズ。
 
毎回、新しい音を生み出して、そこでしかできないパフォーマンスを展開。
 
 
毎年、新潟にも来てくれるので、聴いたのは、今年で4回目になりました。
 
最初は、妻に付き合って何となく聴き始めたのですが、
 
2回目からは、娘も一緒に来るようになり、
 
毎年、冬の家族イベントとして定着しました。
 
 
音楽って、やっぱり面白い。
 
来年もまた、聴きに行きたいと思います。
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2017-02-04

映画 「傷物語 Ⅲ 冷血篇」

テーマ:アニメ・特撮
何かを終わらせることによって、新しい何かが始まるのだ。
 
 
今年最初の映画は、娘と一緒に見ている、シリーズ3部作最終章。
 
なるほど、この後に「化物語」につながるわけだから、
 
「SW」のエピソード1~3みたいな位置づけですな。
 
 
相変わらず、駆け引きが面白い。
 
10代の頃って、ずっとこんなこと考えていたっけなあ、と思い出すような、
 
何だか、懐かしい気分になります。
 
 
こんなに深い会話ができる相手がいたら、きっと、生きるのが楽しい。
 
こんなに理解しようとしてくれる相手がいたら、きっと、生きがいを感じる。
 
こんなに気さくに話してくれる大人がいたら、きっと、考える力が育つ。
 
こんなに強い相手と戦えたら、生命力がアップしていく。
 
 
アララギ君が、羨ましいですねえ。
 
 
 
若い世代は、リアルタイムで自分の感性を共鳴させていると思うけど、
 
俺の世代は、やっぱり「デビルマン」を重ねてしまいます。
 
キスショットが翼を広げて飛行するシーンは、おお~っときましたね☆
 
 
 
生まれた理由はわからなくても、
 
生きるためには、目的とか、目標とか、意味が必要になる。
 
何の意味もなく生きるのは、やっぱり虚しいし、
 
何の役にも立たない自分を感じ続けるのは、生きる意欲を失ってしまう。
 
 
存在意義というのは、とても大切なのだ。
 
 
誰かに、必要とされる。
 
誰かの、役に立つ。
 
誰かが、自分の存在を肯定してくれる。
 
誰かが、自分のために戦ってくれる。
 
 
そして自分もまた、誰かのために、血を流して戦う。
 
誰かを生かすことが、自分を生かすことにもつながっていくのだ。
 
 
そんなことを、ずっと考えていた。
 
 
 
現実の世界では、
 
自分が伝えたいことは、なかなか相手に伝わらない。
 
相手を助けようと思っても、相手の望むような形にならない。
 
相手を理解しようと努力しても、とんちんかんな方向に歪んでしまう。
 
お互いの利益になると思って一緒に行動しても、どちらかが損をしてしまう。
 
いい会話ができたと自負していても、
 
いい仕事ができたと自分では思ったとしても、
 
相手は、必ずしもそうは感じていない。
 
 
それは、仕方のないこと。
 
社交辞令もあるし、思いやりもあるし、立場や体裁というものがあるから。
 
 
大人って、面倒くさい。
 
だけど、子供だって、面倒くさい。
 
思考力は、互角。
 
知識や経験は、乏しいかもしれないが、あふれる感受性がある。
 
 
大人と大人の、対話。
 
大人と子供の、対話。
 
子供と子供の、対話。
 
そして、思春期独特の感性を膨らませた、コアな対話。
 
同性間の、ぶつかり合い。
 
異性間の、探り合い。
 
 
自分とは異質な存在であればあるほど、刺激が強いのだ。
 
 
この世の者と、この世の者ではない誰か。
 
異世界の住人であるからこそ、この世の異質な側面がよく見えるのかも。
 
そういう者たちに、遠慮なく意見を言ってもらえるのは、面白いと思う。
 
 
 
傷つきたくないから、誰とも関係を持ちたくない。
 
そういう時も、ある。
 
無理なことを強いても、心身が破綻するだけだから。
 
 
しかし、心の針が、いったん外に向かうと、それは、止まらなくなる。
 
興味と関心が湧き、魅力を感じ、イマジネーションが膨らむ。
 
それは、抑えがたい衝動となり、行動へとかき立てられて行く。
 
 
気がついたら、走り出している。
 
それが、10代の、優れた感受性と瞬発力のなせる技。
 
 
自分の持っている能力は、もしかしたら、無限大かもしれない。
 
それを引き出してくれる誰かが、もしかしたら、傍にいるのかもしれない。
 
 
アンテナを、研ぎ澄ませ。
 
自分が求める「匂い」を発し続けている、パートナーを探せ。
 
きっと相手も、そういう誰かを探し続けているはずだから。
 
 
 
ろくなことばかりしかない人生でも、
 
嫌な目にばかり遭っている人生でも、
 
いい出会いがなくて、騙されてばかりいる人生でも、
 
 
いつかは、終わりが来る。
 
それは、間違いなく、訪れる。
 
 
 
だから、嫌なことは、思い切って終わらせてしまおう。
 
耐え難い苦しみは、バサッと斬り捨ててしまおう。
 
背負いきれない荷物は、潔く降ろしてしまおう。
 
 
そして、自分の中の、本来戦うべき問題に、心を向けるのだ。
 
 
…そこからきっと、新しい何かが見えてくるはずだから。
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