FUJITA'S BAR
2017-04-21

映画 「月光」

テーマ:洋画

行き場をなくした魂は、ひたすら、彷徨うしかない。

 

 

「ムーンライト」と同じタイトルですが、

 

こちらの方が、かなり強烈です。

 

どれくらいかというと、「淵に立つ」「そこのみにて光輝く」のレベル。

 

だから、軽い気持ちでは見ない方がよろしいかと。

 

 

テーマは、性的虐待。

 

韓国映画「トガニ」は、なかなかの秀作でしたが、

 

日本も、こういう映画をどんどん作って欲しいと思いました。

 

 

 

ピアノ教室を開いている、若い女性が主人公。

 

彼女のもとには、“何か”を抱えた生徒がやって来ます。

 

そしてまた、彼女自身も、人に言えない“闇”を抱えて生きています。

 

 

う~ん、これくらいしか書けませんな。

 

内容をできるだけ知らせない方が、先入観なく見られると思いますので。

 

 

 

強者が弱者を一方的に踏みつける行為は、昔からあります。

 

いじめも虐待も、心の暴力も肉体的な暴力も、なくなりません。

 

条件さえ揃えば、誰でも加害者になり得るから。

 

 

 

俺は、この世に“普通の人”なんていないと思っています。

 

誰でも、残虐性は心に秘めているし、人を攻撃する可能性はある。

 

一番たちが悪いのは、自分が“普通”だと思い込んでいることかもしれない。

 

一番始末が悪いのは、自分が“正しい”と思い込んでいることかもしれない。

 

 

権力者がイライラすると、弱い立場の者に八つ当たりすることはよくある。

 

それがさらに下の者に連鎖して、いじめが蔓延していく。

 

最下層に達する頃には、憎悪が雪だるま式に増幅されてしまう。

 

 

猛毒をぶつけられ、逃げ場もない者たちの、魂の叫び。

 

 

 

本作には、性的虐待を受けた女性が、何人出てくるのだろう。

 

ちょっとした言動やしぐさに、深い悲しみを感じてしまう。

 

あの人も、この人も、もしかして…と思ってしまう。

 

 

しかしまあ、ロクな男がいませんな(笑)

 

ここまで徹底すると、大したもんだ。

 

 

これはぜひ、女性の意見を聞いてみたいものです。

 

 

 

被害に遭った女性も、ひとりの人間。

 

心が崩壊しないように、必死でバランスを取ろうとします。

 

そこが、痛々しい。

 

 

タイトルの意味は、映画を見ると、わかると思います。

 

月光。

 

激昂。

 

狼男。

 

 

月明りというのは、基本、ロマンチックなイメージなんですが、

 

気分とか、精神状態で、受ける影響って違うんじゃないかと。

 

 

…ていうか、月のせいにするんじゃねえっ!

 

 

 

あなたの美しさが、僕をそうさせてしまうんです、なんて、

 

歯が浮きまくって、宇宙空間弾道ミサイルみたいにすっ飛ぶウスラバカ野郎である。

 

 

…人の心は、暴力で開くことはできないんだよ!

 

 

女なんて、こうすれば簡単に落とせる、なんて吹聴する奴って、

 

飲み屋のカウンターでもよく見かけるけど、

 

大抵は、ただのバカである。

 

(そういう男に限って、イケメンだったりするから、面倒くさい)

 

 

俺は、フェミニストではないので、女性の気持ちを理解できる男ではありませんが、

 

何をしたら相手が不快になるかくらいは、わかっているつもりです。

 

(逆に、女性にこう言われたら男はムカつく、っていうのもわかります)

 

 

 

やっぱり、相手の人格を無視した行為は、

 

年齢や性別を問わず、許されないものですな。

 

 

 

ああ、人間って、面倒くさい。

 

 

 

嫌な男と付き合ってしまった自分を呪い、

 

嫌な親のもとに生まれた自分を呪い、

 

自分のせいで、とか、

 

自分が悪いから、とか、

 

そんな風に考えてしまう女性たち。

 

 

もう、たまらない気持ちになってしまいます。

 

 

 

 

俺は、この映画の中で、立ち位置があるだろうか。

 

あるとしたら、たぶん、ああいう立場で、こういうことをするだろう。

 

 

 

そうやって、自分の心を、映画に添わせるのです。

 

そこから、自分のこれからの生き方が、見えてくるから。

 

 

 

映画は、人生を学ぶ上での、優れた教材です。

 

体験していないこと、これから体験することを、シミュレーションできるのです。

 

 

自分だったら、どうするか。

 

 

 

俺は男なので、女のつらさはわかりません。

 

ただ、50年間、心の暴力による虐待を受け続けた、ひとりの人間として、

 

15年間、パワハラに耐えて精神が崩壊した、ひとりの人間として、

 

一方的に凌辱される苦しさや悔しさは、人一倍理解しているつもりです。

 

 

 

一生残らない、心の傷。

 

忘れたくても忘れられない、憎悪の対象。

 

相手はきっと、何の罪悪感もない、ウスラバカ。

 

 

殺してやりたいほど憎いけど、

 

八つ裂きにしてやりたいほど恨めしいけど、

 

それをやったら、奴と同じ人間になってしまう。

 

 

自分なりの解決法を、己の心の中から、見出すべし。

 

 

ただし、怒りは、忘れるべからず。

 

その怒りを、弱者たちを救う優しさに変換せよ。

 

いつか、きっと、

 

笑える瞬間が、来ると信じて。

 

 

 

…月光のもとで、激昂して、己の本能を呼び覚ませ!

 

 

AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

桑畑 五十郎さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。