FUJITA'S BAR
2017-07-15

U-NOTE Ⅱ 「楽しむ、ということ」

テーマ:ケガ・病気

こんばんは。桑畑です。

 

一応、ちゃんと生きております。

 

 

たまっていた映画記事を、ここ数日で一気にアップさせて、ちょっとスッキリ。

 

やっぱり、鮮度が落ちると、文章のノリが悪いもんですな。

 

 

先週は、精神的に追い詰められて、どんどん深みにはまって、

 

悪いパターンに陥ってしまったのですが、

 

今週は、失敗はあるけれど、先週ほど死にかけておりません。

 

 

そんな中で迎えた今日という休日が、とてもありがたい時間になりました。

 

 

 

がんばって働いたら、仕事の後に、おいしいビールをキュウッと。

 

それが、働く男としてのアイデンティティといいますか、モチベーションだったんですね。

 

 

しかし、精神を病んで、療養生活を経て、社会復帰してからの自分は、

 

今までの能天気な生き方に、罪悪感を覚えるようになったような気がします。

 

 

それは、ブラック企業であった職場のストレス以上に、

 

育った環境で植え付けられた「初期設定」が原因であったことに、ようやく気づいたから。

 

 

 

俺は、純粋に物事を楽しんではいけない子供だったんです。

 

無邪気に、感情を自由に表現することを許されない存在だったのです。

 

 

だから今でも、

 

楽しもうとする心に、ブレーキがかかってしまうんですね。

 

 

 

 

先週、体が突然動かなくなるという事態になって、

 

2日間、家で横になって過ごして、

 

DVDを見たりする元気もなく、好きな音楽を聴く余裕もなく、

 

昔読んだ本を、数ページずつ、パラパラ読んでいたのです。

 

 

太宰治の「人間失格」を、久しぶりに読みました。

 

俺が購読している「ビッグコミックオリジナル」に、伊藤潤二のマンガが連載中ということもあって、

 

読み返してみたいなあ、と思っていたんですね。

 

手に取って開くと、黄色いラインマーカーがびっしり(笑)

 

赤の油性ペンで囲っていた箇所もあって、

 

ああ、20代の頃の俺にとって、この本はバイブルだったんだなあ、って思いました。

 

 

この本の主人公もまた、生きづらい人生を送った男。

 

金持ちのぼっちゃんだから、俺とは違う世界の人だけど、

 

金持ちには金持ちの、貧乏人には貧乏人の苦悩があるので、そこはどうでもいい。

 

 

俺が共感したのは、「道化」になることで、生きる術を体得したということ。

 

それはまさに、俺の実体験でもあるのです。

 

 

 

俺は、何をしても怒られる子供だったので、親から嫌われているのはわかっていました。

 

特に、祖父(故人)と父親、兄からは激しいいじめを受け、

 

母親(故人)からも、面倒くさい子供だと嘆かれていたのを、子供心ながらによく覚えています。

 

 

だから、俺が笑ったり、楽しんだりすると、家庭の空気がおかしくなるのです。

 

しかし、俺以外の人が楽しむ時に一緒に笑うのは、問題なし。

 

むしろ、一緒に笑わないと、かえってひんしゅく…(汗)

 

 

感情を、自由に出せない環境で育ったんですね。

 

 

だから、俺は、考えました。

 

「笑う」のはダメでも、「笑わせる」のなら、いいんじゃないか。

 

太宰が言うところの、「道化」ですね。

 

 

面白いことをやって、突拍子もないことをやって、人を笑わせるのなら、問題ないかも。

 

そうやって、俺は、冗談ばかり言って、人を楽しませようキャラになろうとしたんですね。

 

 

 

で、小学6年生の時に、先生に作文力を誉められ、

 

高校生の時に、角川書店主催の読書感想文コンクールで、校内優秀賞を受賞。

 

小学校の先生に、お礼の手紙を書きました。

 

 

ものをはっきり言えない子供だったから、

 

あいさつが、きちんとできない子供だったから、

 

心に秘めた思いを、文章で吐き出していい、ということを肯定してくれた、最初の大人だったから。

 

今思うと、T先生は、恩人ですね。

 

 

俺の文章は、個性的というか、好き嫌いが分かれるシロモノらしくて、

 

先生によっては、酷評されるか。、絶賛されるかのどっちか(笑)

 

 

だから俺は、自信を持ったり、自信をなくしたりの繰り返しでしたね。

 

 

 

高校を卒業して、東京に就職した話は、何度もしましたが、

 

親元を離れたら、何だか、感情がフリーダムになって、

 

生まれて初めて、感情を自由に出していいんだ、という状況になって、

 

いっぱい失敗したけど、楽しむ自由を得たことが、何よりも嬉しかったんですね。

 

 

 

結局、だまされたこともあって、映画の仕事には就けず、夢破れて帰郷して、

 

実家には3ヶ月しかいないで、すぐにアパートを借りて一人暮らしを始めました。

 

金はなくて貧乏だったけど、心の自由を優先したんですね。

 

 

 

で、がんばって機械を3台同時に扱えるようになって、稼げるようになった頃、

 

結婚して、子供が生まれたんですね。

 

ある意味、無敵で元気があった頃に、娘を育てることができたことが、幸運だったと思います。

 

 

 

今では、見る影もないくらい、情けない父親になってしまいましたが、

 

娘の心を育てる大事な期間には、パワフルでいられてよかった。

 

 

だから、もう少しだけ生きて、娘が社会人になれるまで、ちゃんと仕事していたい。

 

猛暑の中、37度以上ある豚舎の中で、汗だくになって、働きます。

 

俺には、それしか稼ぐ手段はないし、他に、行くところもないから。

 

 

 

再来週には、胃カメラの検査を受ける予定になってます。

 

もし、胃ガンが見つかったら、治療はしないで、寿命を全うしたいです。

 

(死ねば、娘の学費は一気に解決しますから♪)

 

 

明日からの7勤は、過酷を極めるでしょう。

 

気持ちに余裕があれば、平日に飲みに出ようかな。

 

 

飲み会も、あまり企画しなくなりました。

 

みんなの都合を聞いて、調整する元気がないから。

 

 

むしろ、ひとり飲みして、現地で仲間をつかまえる方が楽。

 

二度と会わないかもしれない人と、一緒にカウンターで盛り上がるのが、楽しい。

 

 

 

この記事も、缶ビールと冷凍枝豆で、リラックスして書いています。

 

今、俺は、この時間を楽しんでいる。

 

 

 

楽しむことに、罪悪感。

 

俺ごときが楽しんだら、誰かが、不幸になってしまう。

 

幸せの絶対量ってのは、世界で決まっていて、

 

俺が楽しむと、誰かが機嫌悪くなる。

 

逆を言えば、俺が苦しんだ分だけ、誰かが幸せになれる…

 

 

 

それは、呪縛であって欲しい。

 

幸せな人を見て、こっちもほっこりすることって、確かにある。

 

俺は、楽しそうな人を見ると、ほっとする男でありたい。

 

もし、嫉妬してしまうなら、それは、俺の心に問題があるのだから。

 

 

 

楽しむことは、悪いことじゃない。

 

若者と一緒に飲むと、最近、それを強く感じます。

 

もし彼らが、俺と同じような痛みを感じていたら、何か言ってあげられるかも。

 

 

感情は、可能な限り、抑制しない方がよろしい。

 

もちろん、わがままや、品性を欠いた言動は、よろしくない。

 

 

でも、純粋に、物事を楽しむ権利は、誰にもあっていいし、

 

おかしい時には、心の底から笑ってもいいと思うのです。

 

 

 

だから、楽しめる時に、しっかり楽しんでおけばいい。

 

最近は、そう思ってもいいのかな、なんて時々思います。

 

 

たとえ一瞬でも、短時間でも、穏やかに、ほっこりできる時間。

 

そういうひとときを、大切にしたいですね。

 

 

 

楽しめるうちに、しっかりと、楽しんでおきたい。

 

 

明日から、7日間、がんばります。

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2017-07-15

映画 「夜空はいつでも最高密度の青色だ」

テーマ:邦画

言葉にできない気持ちを、言葉を使って表現しながら、心を探していく。

 

 

詩人、最果タヒの詩集を原作とした、石井裕也監督の最新作。

 

彼女の本は1冊持っているんですが、まだ全部読み終わってないので、記事にしていません。

 

(詩集って、一気読みするようなジャンルじゃないと思っていますので)

 

 

これは、心が痛みます。

 

池松君は、はみ出しブルー青年が、よく似合う。

 

彼の話し方が、とても、痛々しいのです。

 

 

主人公の女の子は、バシッと言ってくれますが、

 

それ、俺自身にもあるところなんですよね。

 

 

だから、ダイレクトに指摘されると、突き刺さっちゃう。

 

あ~ 俺って、ずっとこんな感じで見られてきたんだろうな、って。

 

 

 

 

登場人物がみんな、何だかイライラしている。

 

何かに対して怒りを感じ、何かに怯えて生きている。

 

「オーバーフェンス」を見た時の感触に似ている。

 

(残念ながら映画館で見られなかったので、ブログ記事にはありません)

 

 

何と言うか、取り残された感というか、置き去り感のようなもの。

 

こういう要素があると、とてもリアルに感じるんですね。

 

 

現実世界では、うまく立ち回ることが難しい。

 

むしろ、失敗とか、スベったりすることの方が多い。

 

だから、人と簡単に意気投合する機会は、少ない。

 

 

 

人と出会い、相手と親しくなろうとすれば、まず、共通点を探す。

 

考え方とか、食べ物の好みとか、笑いのツボとか。

 

 

全く同じ人はいないけど、似通った人は、結構いたりするもの。

 

あんまり似過ぎていると、自分を見ているようでイライラしたりするから、ほどほどがいい。

 

 

 

誰しも、生まれながらに持った資質がある。

 

育った環境とか、出会った人の影響も受けて、性格というものが形成されていく。

 

 

思考パターンとか、悪い癖とか、社交的かとか、明るいとか、暗いとか…

 

 

全員、違う個性を持っていて、違う環境で生きてきたんだから、

 

そう簡単に「一括り」にはできない。

 

 

似た者同士。

 

同じ境遇の仲間。

 

何でも話せる、気の合う相手。

 

 

 

人は、基本、孤独と向き合う生き物だと思う。

 

世間や会社や学校、コミュニティに属していると、やることが多いし、

 

ルールも守らないといけないから、考えているヒマなんかないのかもしれない。

 

 

だけど、俺の場合、しょっちゅうはみ出してばっかりだし、

 

「みんな」にうまく溶け込めない場合も多いから、

 

ひとりで考え込んでしまう機会が多いだけなんだろう、と。

 

 

身近な誰かに相談して、あっさり解決するようなことなら、苦悩したりしない。

 

誰に話しても解決しないってわかっているからこそ、口が重くなる。

 

自分のことをうまく話せないから、どうせ理解してもらえないから、

 

ますます、自分のことを、言わなくなっていく。

 

 

 

しかしながら、

 

ドロドロした膿のような沈殿物は、心の奥底に、何層にも重なっていく。

 

 

毒が回る前に、吐き出さないとマズい。

 

 

だから、話し出すと、止まらなくなってしまう。

 

 

 

笑いが、止まらない。

 

涙か、止まらない。

 

怒りが、おさまらない。

 

寂しさが、埋まらない。

 

 

そこまで心を追い込んでしまった自分自身に復讐するかのように、

 

灼熱の魂が、暴走する。

 

 

 

生きることは、苦しい。

 

痛みに耐えることは、永遠の孤独。

 

 

それを、一瞬でもいいから、忘れたい。

 

 

誰かと理解し合うことで、苦痛がなくなるわけじゃない。

 

誰かと愛し合うことで、孤独から解放されるわけじゃない。

 

 

 

だけど、誰かとつながっていないければ、

 

命は、すぐに消えてしまう。

 

 

 

死を身近に意識すればするほど、

 

自分が生きていることが、とても不思議に感じられる。

 

 

 

言葉が、きちんと伝わった時。

 

自分の気持ちが、うまく言えた時。

 

相手の気持ちが、何となくわかった時。

 

 

心が、ほんの少しだけ、楽になる。

 

 

 

言葉って、難しい。

 

記号や信号ではなく、意思を伝える手段として、無限の組み合わせがある。

 

 

俺のブログのように、ダラダラ書くんじゃなく、

 

短く、シンプルに、綺麗に言い切ってみたい。

 

 

たとえうまく言えなかったとしても、

 

相手が理解してくれたら、それでいいのである。

 

 

 

本作は、一応、恋愛映画ということになっていますが、

 

表現方法やアプローチが、一般的な作品とまるで違います。

 

 

もしカップルで見たのなら、たくさん、お話をしていただきたい。

 

オシャレに話せなくてもいいから、本当に言いたいことを、ストレートに。

 

 

池松君の、絶妙な 『…えっ?』 をうまく使いこなしましょう。

 

 

 

言葉は、気持ちを伝えるためにこそ、ある。

 

発した途端に、色あせてくるから、

 

今、感じたことを、今、言える言葉で伝えるべし。

 

 

 

時間が経つと、鮮度が落ちて、美化されたり風化したりして、歪んでしまうから。

 

 

 

 

 

…感情がほとばしる言葉を、現在進行形で。

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