FUJITA'S BAR
2017-07-14

映画 「メアリと魔女の花」

テーマ:アニメ・特撮

たまたま手に入れた力というのは、ただのきっかけである。

 

 

スタジオポノック第一回作品ということで、米林監督の最新作です。

 

どう考えても、「魔女の宅急便」と比較されそうですが、

 

きっと何か考えがあるんだろうと思って、さっさと見に行きました。

 

 

おお、これはなかなか面白い。

 

そして、出来がいい。

 

 

 

ジブリ映画で育った世代が、もうすっかり大人になってしまったので、

 

やっぱり、子供が楽しめる目線で作られた映画って、大切だな、と。

 

 

 

この映画は、誰がどんな風に批評してもいい。

 

面白い人は、面白いと言えばいいし、

 

つまらんかった人は、つまらんと言えばいい。

 

 

でも、その理由を、よく考えてみて欲しいんですよね。

 

 

 

たとえば、俺の世代で言うと、

 

「となりのトトロ」の前に、「パンダコパンダ」を見てる。

 

俺が好きな「カリ城」の前には、「長靴をはいた猫」がある。

 

 

その題材に出会った最初の作品が、その人にとってのオリジナルになるんですね。

 

歌にしても、初めて聴いた曲がカバーだったら、そっちがオリジナル。

 

後で原曲を聴いても、最初に聴いた方が、やっぱり好きなんです。

 

 

映画も、リメイクの方が面白い作品って、ありますから。

 

そこは、その人がどういう視点で楽しむか、ですね。

 

 

 

そもそも、「ジブリ」は、「砂漠に吹く熱風」を意味する言葉。

 

時代に逆らって、自分たちの信じるいい作品を生み出した、熱い集団。

 

「ポノック」は、「午前0時」という意味なんだそうな。

 

すなわち、「新しい一日の始まり」。

 

 

その第一作が、魔女。

 

「魔女の宅急便」は、見習い魔女。

 

こっちは、たまたま手に入れた花の実の力で、魔法が使えるようになった女の子。

 

(「ワンピース」のゴムゴムの実みたいなもんでしょうか)

 

 

拾った力で、知らない世界へ行く。

 

そこで、色々起こります。

 

 

子供って、こういうジャンルにワクワクするんじゃないのかな。

 

 

 

アリエッティは、小さな体ででっかい態度の少女だった。

 

杏奈は、内気で暗い少女だった。

 

今回は、好奇心旺盛だけど、失敗ばかりしてすぐ落ち込んでしまう少女です。

 

 

3人に共通するのは、“孤独”であるということ。

 

心に秘めた何かがあるからこそ、

 

新しいものに出会った時に、自分の物語が始まるのだ。

 

 

 

これ、けっこう笑えます。

 

情報量を少なめにしてある場面も多く、想像力と思考力を刺激してくれます。

 

 

うん、これは、新しい風が吹いてきたような気がする。

 

 

セカイノオワリが歌うエンディングテーマも、なかなかよいですね。

 

 

 

シンプルで、力強く、新鮮なエネルギーにあふれている。

 

 

少年少女よ、今しか楽しめない状況にのめり込むべし。

 

本気で楽しんだ記憶は、大人になるための推進力であり、

 

大人になって行き詰った時の、命の水になるのだ。

 

 

 

出会えたから、飛ぶことができた。

 

好奇心は、新しい扉を開く。

 

 

…自分の箒で、自分の飛び方を見つけよう!

 

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2017-07-14

映画 「ライフ」

テーマ:アニメ・特撮

ムカつく映画です。 …もうちょい、どうにかならんか。

 

 

「エイリアン」の新作がもうすぐ公開なので、前座といったところでしょうか。

 

ジェイク・ギレンホールと真田広之が共演して、宇宙船が舞台のSF映画。

 

 

さてさて、どんなエイリアンなのかな~?

 

 

うわ、

 

ありゃりゃ、

 

…これはアカン。

 

 

まあ、こういうスタイルは、嫌いじゃないんだけど、

 

現実にこんなのがいたら、こうなるわな、って感じですね。

 

 

これだったら、ヒアリの方が、今どきはコワいのかも。

 

 

 

最初は、刺身です。

 

それが、イカみたいになります。

 

 

ああ、生臭そう。

 

 

 

これを見ると、刺身が食いたくなりますな。

 

わさび醤油で、冷酒をキュウっと。

 

 

 

魅力的な題材なのに、ちょっともったいなかったですね。

 

 

火星の生命体というのが、一番気に食わん。

 

…どうせなら、タコにしろよっ!

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2017-07-14

映画 「人生タクシー」

テーマ:洋画

たまたま乗り合わせて、出会って別れて、あらあら、大変!

 

 

イラン映画を見る機会は、なかなかありませんでした。

 

しかも、タクシーものという題材は好きなので、映画館に行きました。

 

 

これ、よくわからんところが、面白いですね。

 

 

主人公は、タクシードライバー。

 

温厚なようで、問題を色々抱えていて、

 

イライラしながらも、人に対して優しいおっさん。

 

 

う~ん… でもこの男、何だか怪しい。

 

 

 

色んな乗客が登場しますが、みんな平等に変てこな連中で楽しい。

 

イランのタクシーって、相乗りが普通なのかな?

 

人がすでに乗っているのに、じゃんじゃん乗って来る。

 

で、客同士が言い合いをしたりして、やっぱり楽しい。

 

 

イランとイラクって、隣り合っているし、どちらも産油国でイスラム教だから、

 

ごっちゃになりやすいんだけど、

 

個人的には、イラクの方が物騒で、イランは温厚なイメージ。

 

(イランイラク戦争の発端とか、スンニ派とシーア派とか、諸説はあるでしょうが)

 

 

 

この映画の一番面白いところは、“行先がわからない”ということだと思います。

 

観客は、有無を言わせずこの乗り物に乗せられ、どこかに連れて行かれる。

 

 

そう考えると、家庭とか、学校とか、会社とか、飲み屋とかって、

 

たまたま同じ場所にいるってことで、つながっているんですよね。

 

 

そもそも、どうしてこういうスタイルになったのか、考えて見た方が奥深い。

 

国家のせいか、宗教上の理由からか、

 

イランで映画を作って公開するのは、なかなか規制が厳しいらしい。

 

 

だから本作は、映画監督としての“挑戦状”なのかもしれない。

 

 

肩をいからせて、恐い顔をして睨みつけて、暴力をふるう“戦い”ではなく、

 

真面目で大人しい人が、静かに炎を燃やし続ける“戦い”もあるのだ。

 

 

さあ、この映画は、どこに行く?

 

ラストシーンギリギリまで、深読みしてみましょう。

 

 

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