FUJITA'S BAR
2017-07-13

映画 「ハクソー・リッジ」

テーマ:洋画

自分が自分であり続けるために、失ってはいけないものが、きっとある。

 

 

宣伝の仕方があまりよくなかったので、見に行こうという気持ちは弱かったのですが、

 

せっかくの休日に、どうしても何か見たくて、これしか見る時間がなかったので、映画館へ。

 

 

作品の出来はともかく、

 

内容が、今の俺にすごく突き刺さってしまい、最後まで、固唾を飲んで見守りました。

 

 

人にオススメしていいものかどうか迷うのですが、

 

この映画のおかげで、ダウンした時のダメージが、幾分、少なく済んだのかもしれません。

 

 

 

ネタバレをしない程度の情報を、3つだけ、教えておきましょう。

 

 

①タイトルの意味は、「のこぎり崖」。沖縄の高田高地を、アメリカ視点で名付けた名称。

 

②主人公は、武器を持たずに、衛生兵として戦場に行った青年。

 

③舞台が沖縄戦である以上、日本人としては複雑な心境になる可能性あり。

 

 

以上を踏まえて、覚悟してご覧下さい。

 

ひとりの人間の、尊厳を懸けた戦いのドラマとして、見ていただければOK。

 

 

 

本作を見て、真っ先に思い出すのは、「二百三高地」ですね。

 

あれは、思春期の頃に見たので、強烈に残っています。

 

 

戦争映画というのは、どの視点で描くかで、まるで別世界の生き物になります。

 

俺は、色んな国の映画を見ているので、

 

国益とか、戦意高揚とか、あまりこだわりません。

 

その当時の現地の人たちの目線でとらえるからこそ、心が見えてくるもの。

 

 

日本人が敵役で登場するから、複雑な気分にはなるでしょうが、

 

アメリカが作った映画なんだから、そんなの当たり前じゃん。

 

戦争の悲惨さを描いたとか、あからさまな反戦映画とかではなく、

 

ひとりの人間の、心の戦いの映画として、楽しむべし。

 

 

彼の、意志の強さには、秘密がある。

 

どうしても曲げられないものとか、こだわりとか、

 

我慢できないこととか、許せないこととか、誰にでもあるでしょう。

 

 

 

利害とか、みんながやってるから反射的にそうしていることとかだったら、

 

状況や条件が変われば、コロッと手のひらを返してしまうもの。

 

 

しかし、

 

死んでも譲れないものって、どこかにある。

 

 

 

マーティン・スコセッシ監督の「沈黙」を見た時も、

 

本作と同じことを感じました。

 

(よく見たら、主演がおんなじ兄ちゃんですね)

 

 

 

アンドリュー・ガーフィールドは、人のよさそうな風貌をしています。

 

銃を持って戦う兵士よりは、宣教師の方が、たしかに似合う。

 

 

監督は、メル・ギブソン。

 

「ワンス・アンド・フォーエバー」では、無敵の兵士だったし、

 

「マッドマックス」「リーサル・ウェポン」では、カッコいいヒーロー。

 

「陰謀のセオリー」「マーヴェリック」「身代金」「ペイバック」では、イカレたおっさん。

 

そして監督作「パッション」「アポカリプト」では、想像を絶する戦いを描いた。

 

 

彼は、カトリックだそうで、「サイン」で、苦悩する神父を演じていました。

 

で、プライベートでも過激な言動で、色々問題があったりして、

 

双極性障害だったりとか、イカレた部分をたくさん持ってるおっさんなんですな。

 

 

だからこそ、表現したいネタも、豊富にあるんでしょうな。

 

いいじゃん、どんどんやっちゃって下さい。

 

普通の人が考えた、誰でも感動できるクソ単純な映画なんか、どうでもいいから。

 

ギブソン監督こそ、イカレた映画の巨匠になっていただきたい。

 

 

大体ねえ、面白い戦争映画は、イカレてるもんですから。

 

美化なんか、しなくていい。

 

「ハートロッカー」「アメリカン・スナイパー」「スターリングラード」みたいな映画を、

 

リアル路線の、興奮するようなカタルシスを、どんどん生み出して欲しい。

 

 

 

誰だって、毎日を生き残るのに、必死なのだ。

 

今日を生き残れただけで、奇跡なのだ。

 

 

誰かを守るために、何かの目的を果たすために、

 

命を投げ出して、戦って、今日の糧を得るのだ。

 

 

置かれた状況の中で、

 

自分は今、何をすべきなのか。

 

本当にしたいことは、何なのか。

 

 

 

いくら考えても、わからない時。

 

人は、直感で動く。

 

 

理由なんて、後からいくらでも、くっつければいい。

 

後悔しないために。

 

悔いのない生き方を、選択するために。

 

 

ギリギリの世界で、

 

もがいて、悩んで、苦しんでこそ、

 

感性は、磨かれていく。

 

 

そして、「自分らしさ」を獲得するのだ。

 

 

 

誰に何と言われようが、

 

何にもわからない奴らに、中傷されようが、

 

胸を張って、自分の思うがままに、行動する。

 

 

 

…男が輝く瞬間を、どうかお見逃しなく。

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